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0-1 魔法の歴史

少しでも続きが読みたいと思ってもらえる様な作品にしたいと思います!


よろしくお願いします!!



魔法。その言葉が存在し始めたのは今からおよそ500年前。領地争いに暮れていた各国は自分達だけの兵力が欲しかった。


そこに現れたのが魔法の祖と呼ばれた人物。


その者が操る摩訶不思議は他国も当然の様に欲しがり、真似をするかの様に魔法の開発に取り掛かり始めた。


だが、結果は誰1人魔法を使う人物は誕生しなかった。最終的にはその魔法を使う者が仕えていた国が日本を治める形となる。


国主はその者に褒美を山の様に与えた。それと同時に魔法の存在は一瞬にして世に知られ、崇められる様になったーーーが、ここから魔法は思わぬ道を歩むことになる。


争いが収まってから100年間で魔法を使う者は30を超え始めていた。同時期に民達は魔法を使う人間を「魔導士」と呼ぶようになる。また、当時魔法を使う人間には条件がある事が発見された。


それは必ず魔導士の血が流れている事だった。


だが当時、約100年で最初の魔法の祖の子孫が30を超えるのは少し疑問視されていた。

それに関しては、この条件以外にも魔導士が存在する事が更に数十年後の事案で判明する事になる。


それはとある農村の娘が突如、魔法を使うという事件。それは同時に必ずしも魔導士の血が流れている必要は無いという結果を裏付ける事になった。そして研究者はこの現象を「魔生」と呼び始めた。


そこから更に100年が経つと、魔生による増加で魔導士の数は人口の0.5%を占める様になった。それと同時に文明開化が起こり、火、水、雷、風などの魔法を使った都市化が進み、その頃には人々の生活には魔法という存在が当たり前と化し始めていた。


そんな時に魔導士達はある思想に辿り着くことになる。


【我々、魔導士こそが人類の頂点。それ以外は全て無力な庶民】


そこから、魔導士による独裁政治が始まる様になった。今まで共に過ごしていた市民達を駒の様に扱い始めた魔導士達を人々は次第に恨む様になっていった。


しかし、その政治も長く続かなかった。魔導士全員が思想に賛同していた訳ではなかった事から、思想賛成派と反対派での争いが起こった。この戦いを「魔導戦争」と呼ぶ。


結果は反対派の勝利に終わった。勝利した魔導士達は直ぐさま独裁を廃止し、共存の道を歩む事にしたが、人々の心には魔導士を良く想う心は既に無くなっており、彼等を差別化する様になり始める。


今までの様に対等な立場では居られなくなった魔導士達は二度とあの様な下劣な魔導士が現れない様に優秀で人の為に尽力出来る魔導士を育てる修行所を作った。


それがーー仙石魔導院(せんごくまどういん)の始まりである。


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