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ープロローグーここからはじまる

初投稿です。

不定期になると思います。

よければお気に入りなどにしてください。


なんでこんな場所にいるんだろうと思ったことはあります?


今、とある学園の教室の教壇に立っている。

この教室には30人前後いるのだが

視線が半端じゃない。


自己紹介をしろと言われているが

かなり緊張している。


なんせ貴族などが通う有名なアストリア学園に入学した一般の人は少なく

今いる教室でさえ俺一人しかいないのだから

体がガチガチにもなる。


「では、今日からこのクラスに通うことになったアッシュ・グレイ君です。アッシュ君、自己紹介をお願いします」


先生が言う。


「は、はい!」


さっさと帰りたい

そう思うのは僕だけじゃないだろう


「ア、アッシュ・グレイです。よ、よろしくお願いします!!」


教室から小さいながら拍手がくる


「アッシュ君は一般で入った、特待生なので仲良くしてあげてね?アッシュ君、君の席は一番後ろのところだよ。わからないことがあったら隣の席のクラス委員に訊きなさい,いいね?」




ここアストリア学園は、

世界で有数の精霊魔法を中心とした学園である。

この学園は魔法について学び、将来有望な精霊魔法使いを育成するための場所なのだ。


精霊を使役するものは貴族のものが多く

一般の商人や家庭にはあまり精霊を使うことができない。

精霊の力を借りた道具などもあるが

それはとても高級品なのだ。

例えば、精霊の力を使うランプを一つ買うだけで農民の半年の生活費に匹敵すのだから、とてもじゃないが普通の一般人には手が出せない。


しかし、アッシュはその精霊の力を借りつつも農民として過ごしてきた。

農民の生まれながらにして、精霊と交感できしかも精霊の力を借りることができる。

でもそれだけではこのアストリア学園の特待生にはなれない。

アッシュには精霊の上位種の力を借りることができるのだ。

下位の精霊の力も日常生活でも精霊の力を使っている。

主に土属性の精霊や水属性、火属性、風属性である。


その力を使っているの見たことあるのは、

アッシュのいた村の住民たちとアストリア学園の審査員だ。


基本的にはアッシュは精霊の力を隠しながら使っていた。

親からあまり人目のあるところで使うなと言われていたからである。

ただでさえ農村から精霊使いを生まれることは珍しいのに

上位精霊の力を使うことができるのである。

アッシュもそれを知りながら他人にばれないように精霊と話したり、力を借りたりした。


しかし、その力は他人に隠すには大きすぎたのだ。

アッシュは畑を耕すのに大地の精霊の力を借りた。

その光景を偶然他の大人に見られてしまい、結果アッシュの家族は村人たちに責められた。


「どうしてそのような子を周りに話さなかったのか?」と。


「村長には話をしてどうするかは決めてあるのだ」と言っても信じてはくれない。

なぜなら、

「アッシュという精霊使いの力を使えば自分たちの村は発展し、一生村で過ごす分には問題ないだろう」という意見が村の中で広まり、村長に進言するものもいたくらいなのだ。

だから、アッシュの両親はアッシュを村人の目から離そうとしたのだ。


それでも、アッシュのことを知った村人たちは大騒ぎをした。

しまいにはアッシュの同年代の少年たちに頼み、アッシュに畑を耕してもらったり世話をしてもらおうとするものまでいるしまつだ。

そこで、村長は自分の伝手を使ってアッシュに精霊との正しい関係を知ってもらうため、村人の目から離すため、アストリア学園にて学ばせようとしたのだ。

むろん、アッシュの家族に事情を話して了解を得てからにした。

アッシュは自分の村が好きだったが、精霊が使えると分かっただけでここまで大事になっているのを理解してアストリア学園に通うことを決心したのだ。

アッシュは両親に話し、村長の伝手で来たアストリア学園の審査員とともにアストリア学園へやってきたのだ。


村人たちはとても残念そうな顔をしていたが、村からあの多くの有名な精霊使いを出しているアストリア学園に行くことに決まったことには素直に喜んだ。

ただ、村人たちから

「帰ったらウチに来てくれよ‼」と言われてしまい

村長や両親が苦い顔をしてしまった。




こうして、アッシュは普通の農村から来て特待生でアストリア学園入学することになった。

しかし、今まで農村で暮らしていたアッシュからすればこのアストリア学園は異次元のようだった。

いくらするのかわからないが、先ほど述べた精霊の力を借りるランプがいたるところにあるし、寮には個人個人の部屋があり、食事が自由なのだ。

これだけでも戸惑うのに、多くの貴族がいる中で一人だけの一般人の生徒がいるのだからクラスのみんなは興味津々のものや、気に入らない顔をしているものまで様々だ。

いくつもの視線がある中でアッシュは、オドオドしていた。

それでもアッシュは、自分を奮い立たせ精霊の力をもっと有意義に使えるように訓練するために、アストリア学園に入学した。


アッシュの生活がこれから始まる。

怖いものはたくさんあるが頑張ろうと思ったアッシュだった。



次回はいつになるかわかりませんが少なくとも来月の頭には投稿できるようにしたいです。

応援よろしくです。

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