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チャウチャウちゃう?
半分投げやり
邪神「チャウチャウ?チャウチャウちゃう?」
女神「チャウチャウ?ーちゃうちゃう、チャウチャウちゃう。」
邪神「ちゃう?チャウチャウちゃう?」
女神「ちゃうちゃう、チャウチャウちゃう。ポメラニアンや。」
魔王「何やってるんですか・・・」
とある世界の伝説、英雄伝、逸話など、その存在を知らない者はいないと言われるほど有名な女神、邪神、初代勇者、魔王。
彼らはコタツのある謎の一室で言葉遊びをしていた。
「異世界にチャウチャウって種類の犬がいてさー、『違う』って意味で『ちゃう』って言葉を使う言語がその世界の言語にあったから組み合わせて遊んでた」
「・・・変な遊び覚えたんですね」
「はっはっは、やってみると意外とムズイぞ、魔王もやるか?」
「遠慮しておきます。」
なんだよ連れねぇなぁーと、邪神が唇を尖らせる。
「じゃあ魔王、お前何かやりたいことないのかー?」
「えっと、そうですね・・・」
この後始まったしりとりは、1人目の敗北者が出るのに一ヶ月かかった。