第一章登場人物紹介
文才が無さ過ぎてこういったコーナーでも設けないとキャラの特徴把握してもらえない(´・ω・`)
■ シセロ
本作の主人公。現在十六歳。身長は百六十センチ程。
前世では才能に溢れ、やれば出来る子であったが性格に難があり人間関係はメチャクチャであった。
家族を失ってから自分が恩を仇で返すような振る舞いをしていたことを悔い、それと同時に自分を支えていた物を喪失したことによるショックに耐え切れず自殺してしまう。
その後マナ適正が異常なほどに高いエルフの少女として前世の記憶を持ったまま転生し、前世での過ちを悔い改め恩人には恩を必ず返すことを信条として生きてゆく。
しかし、マナを暴走させてしまったことがきっかけで村人達から恐れられ、村を追放されてしまう。
学習能力や戦闘センスには目を見張るものがあり、その才能は千年以上の修練を積み重ねていたメイズをたったの十年で追い抜くほど。
また、掃除洗濯、料理に裁縫はお手の物、と女子力も高い。
■ メイズ
人攫いに襲われていたシセロを助けたエルフの老人。サミュエルに殺害された。
顔には大きな裂傷があり、顎は砕かれて歪になっている。それを気にしてか、人前では必ず仮面を着用している。
千年前、彼は勇者一行として魔王討伐の旅をしていたが、その技量と戦闘センスは勇者を凌駕していたため、異世界召還で俺TUEEEしたかった勇者の邪魔になり、魔王戦直前に勇者とその取り巻きによる一対多数の物量戦に持ち込まれ敗北し、川へ捨てられる。
体調が回復する頃には魔王は封印され、勇者は死亡していた。死因は腹上死だったらしい。
なお、メイズは勇者によって旅の途中で戦死したとされていた。
■ グレゴリウス
銀髪で浅黒い肌の大柄な鬼人男性。年齢は二十歳。
メイズの最初の弟子であり、愛称はグレゴ。
鬼人特有の屈強な体を持ち、純粋な剣技であればシセロやメイズを抜く実力の持ち主。
頭に血が上りやすく、やや短気な性格ではあるが人並み以上に正義感が強い。
メイズ曰く、昔はダントーレの路地裏でスリを働いていたらしい。
自分の腕に自信があったのか、財布を盗られたことに気付いたメイズに捕まってしまった際に彼は自分の技を見抜いたメイズを尊敬し、自ら弟子入りを懇願した。
これによってメイズは身寄りの無い子供を見つけると自分の弟子にする悪癖がついてしまったのである。
■ サミュエル
栗色の癖っ毛を持つ獣人の少年。十五歳。
ダントーレの路地裏でスリを働いていたが、財布を盗られたことに気付いた数人の男達にリンチされている所をグレゴ達に救出され、メイズに弟子入りする。
人懐っこい性格でシセロを姉のように慕っており、格闘術に優れるが獣人であるが故にマナで剣を作り出す事が精一杯であり、攻撃魔法はほぼ使えない。
しかし、ある日突然変貌。メイズを殺し、魔王の封印を解いてしまう。
不意を取ったとはいえメイズを無傷で殺すほどの実力を持ち、メイズの傷跡が炭化していたことから元々使えないはずであった攻撃魔法が使えると推測される。
なぜ突然変貌し、使えないはずであった攻撃魔法を使えるようになったのかは謎に包まれている。