なぜか殺されかける(なんでこんな目にこんちきしょう)
おれつえええええ展開までもう少しだけかかるかも。
「ふぁっ。」
この起き上がり方は何回目だろうか。どうやら城に着いたようだ。
それより、ふと秀はあることに気がつく。
「体が軽い。」
「そうだろうな秀よ。ほれステータスを見てみろ。」
何故か得意気に言ってくる。その言い方にイラッとしつつも、
(ステータスオープン)と心に思ってみる。
すると、あの時のように、頭のなかに(ステータスオープン)と無機質なボーカロイドのような声が響く。そして
山寺秀 高校2年生 LV12
HP1000
MP3000
AT1100
DF300
MDF159
スキル 龍神の加護 効果 竜神に守られしもの。
???効果 まだこのスキルを扱える技量まで到達していません。
??? まだこのスキルを扱える技量まで到達していません。
「・・・・・・は」
効果竜神に守られしもの?なに?どういう効果ナのWATSUそんなことは今はどうでもいい、
「おい、アユメ、このステータスはどういうことだ。なんだよ?ってよおお !変わったのATとDFだけじゃんしかも微妙なステータスだしよ。お詫びと してチート能力と隠れてもいいじゃねーかよ-。くそーーー。」
このおかしなステータスに嘆く秀を横目にアユメは、
「龍の加護はねすっごく強くなれんだよ。」
と、拳をぐっと握り興奮するアユメ。
「そうなのか。じゃあいいか。それよりアユメ、お前のステータス見せてく れよ。」
と興味深げに秀は聞く。
「もうちょっと興味持ってくれてもいいじゃん。・・はい、ステータス。」
少ししょんぼりしながら俺にステータスを見せる。
ヒューマ=アユメ LV???
HP1000000000~
MP∞
AT5
DF7
MDF5
スキル 龍神 効果 最強になれる
最強の代償 効果 人間に変化するとDFとMDFが弱くなってしまう のと、1日12時間は人間の姿にならないとい けない
失敗を隠しにきたもの 効果 いろんな失敗をうまく隠せる
「失敗を隠しにきたもの?これって・・おい。」
まさかと思いアユメに怒りを込めて聞く。
「ふぇ、あ、こ、これは・・・てへっ」
アユメは笑ってごまかそうとする。
「まあいいか・・とでも言うと思ったか。ちょっとそこに座れ。」
いつにもまして負のオーラとイラツキのオーラをため言葉を発する。
「ひゃ、ひゃい。」
さっとアユメは、正座する。
言っておくがアユメは神様だ。
正座するアユメの胸の谷間が少し大きめの服のせいでもろに見える。
しかしじっと見つめるとこのステータスだ、後で一瞬で灰にされてもおかしくないから余り見るのはやめておこう
そして、おれに女をいじめる趣味はないぞ。けして
「じゃあまず、失敗を隠しにきたものとはなん・・「何をしているんだ山寺 !そんなところで!」
急に怒鳴られ少し驚きつつ振り向くとそこには、わお、まさかの最強メンバーが。
最強メンバーとは、龍助、レーナ、ユリ、マナといういかにもハーレムメンバーが形成されている。
「お前いくら弱いからって、女を襲うとはなんてやつだ。」
と蔑んだ目でしかしキッと敵を倒すと言うような目で秀を見る。
「最低。」
「変態。」
「いくら弱いからってそんなこと・・」
と、その視線はなぜかアユメへ嫉妬するような目でおくられている。
よく考えればそう見られても仕方ない。ここは城の中でも人目につきにくいし、美人のアユメのこの服装はエロスを感じさせるブカブカの服。これだけでも間違われてもおかしくないのに、ご都合正義の強い龍助もいるときた、これはもう・・終わった。
龍助は背中に背負ったいかにも勇者の剣と言わんばかりの、銀色に薄暗い廊下でも光る剣を鞘から抜き、
「お前を倒す。」
といきなり襲いかかってきた。後ろではユリとマナが援護の魔法を唱え始める。
そしてレーナは、龍助と一緒に刀を抜き襲い掛かってくる。
「ちょおれは何も。「問答無用!」
弁明の余地はないようだ。
「秀は何もしてないぞ!。」
とアユメはまえへ出て説得を試みる。
「あいつに何か弱みを握られているのか。でも大丈夫。助けてあげる。君に はこの戦闘は見せていられない眠っていてくれ。「スリーメ」。」
アユメが崩れ落ちる。
そういえば、あいつ魔法耐性が無いんだったな。
て、やばいじゃん、あいつ神だぞ。つかなんでこんな目に・・そう思っていると、そうだ、俺MP多くなったからルーゾ使えんじゃね、と、ある作戦を思いつく・・勇者とレーナの連携攻撃をギリギリで転げまわりよけながら・・てかこれっておれを殺しに来てない?
しっかし俺はなんでこういう急展開で冷静になれんのかね。
作戦とはこうだ
1、なんとか特攻して眠っているアユメのところに行く。
2、アユメに触れた状態でどこかにルーゾでGO!
よしそうと決まったら作戦実行だ。
まず、初級肉体強化魔法シュンを使いスピードを上げる。
そしてぎりぎりで龍助とレーナの攻撃よける。
そしてアユメの手を握り、
「ルー「勇天、高豪斬」「魔天、ユーデイ双」
勇者とレーナの飛ばした斬撃が俺とアユメに牙をむく。
このままでは怪我をしてしまう、いやそれだけでは済まないかもしれない。
大一アユメのこのDFじゃ耐え切れない。かと言ってもうルーゾをとなえるひまもない。
「あーあ。神様を怪我させるわけにゃ行かねーのになー。くっそー痛いのい やなのによー。」
アユメを守るように前に出る。
ザシュッ
秀の肉体を2つの斬撃が嫌な音を立てて切り裂く。ゲームのようにHPが減るだけじゃすまない。血も出れば怪我もする。しかし、秀の防御力のおかげか
死ぬまでには至らない。しかしかれのHPを確実に減らしていき秀の意識は朦朧とする。
くっそー龍の加護とかで強くならないのかよ。そう思いながら最後の力を振り絞り、
「ルー----ゾー!!!。」
と、力の限り魔法を唱える。
すると秀とアユメはその場から消えた。
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取り残された勇者たちはガクリとする。
その理由は、秀がアユメをかばったわけではなく、その場から消えたわけでもない。勇者とレーナの現時点での最強技を上級肉体強化魔法でパワーアップして放ったのに、粉々になるわけでもなく、死んだわけでもなく、意識がある状態で立っていたからだ。
バトル展開だと想像が膨らみますね-。
今はまだ微チート状態です。