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◇VSゴーラ




「くっ・・・!貴方は何が目的でわたしを襲ってくるんですか!」

「簡単だ。お前達が神の愛し子であるからだ」


私は短剣を日本刀に当てて軌道を逸らしながら問いかける。お互いにバックステップで距離をとっている最中に答えが返ってきた。


私がこうして戦うことになったわけはを少し遡れば分かります。




私達、5年生を除いた4人は前日に神託のことを聞きすぐさま行動しました。私達は神託を聞いた翌日、急いで学校近くの空港から国内線で島根県まで飛んできました。


そうして私達は神威くん達が来るまでにそれぞれが別れて情報収集に務めることにしました。すると、狙ったかのようなタイミングで襲われました。場所も人通りが少ない場所だったため襲うのには打ってつけだったのでしょう。私は咄嗟に短剣を顕現させて受け流しましたが。

そうして今に至ります。


「だとしたらどうするんですか?」

「簡単な事だ。ここでくたばってもらうだけだ!」


相手はクロスボウを打ち、それと同時にわたしの方へと走って来ています。わたしは迫ってくる矢を顔を逸らすだけで躱して日本刀の剣先に当てる。


キンッ!と音が鳴った後、わたしは反対の手に持っている短剣でクロスボウを持っている左の手を斬ろうと横に振る。相手はわたしの攻撃を防ぐ事が出来ずに攻撃を与えれました。しかし、ここはやっぱり女子だからなのか斬るつもりだったのに傷をつけた程度になりました。それでも、クロスボウを落とすことは出来ました。


「流石神の愛し子ということか」

「何者なんですか、貴方は」

「何者か・・・だって?それは言えないが、名前だけなら教えてあげよう。我が名はゴーラだ」


敵は・・・ゴーラはわたしにそう告げてきた。今のわたし達は一度距離を取っており、そんな会話が行えるくらいには落ち着いていた。わたしは息を落ち着かせて、お互い同時に距離を詰める。


私が短剣、二刀で翻弄しながら戦うのに対してゴーラは基本的にわたしの攻撃を受け流しては、時々蹴りや殴りといった攻撃方法で攻めてきます。


基本的にわたしはヒットアンドアウェイで攻撃しては下がる。攻撃しては下がるというように動いています。しかし、短剣と日本刀というリーチが違う武器なので必然的に近づいてしまうわたしの方が攻撃を当てられます。


「案外大したことないんだな。神の愛し子も」

「・・・どうしてですか?」

「そうだろう。簡単に対処されているのだからな」


わたしはそれに対して静かな怒りが湧いてきます。確かにわたしは弱いとは思っています。けれど、それでも!わたしだって神の愛し子です。こんなところでつまづいているわけにはいきません!


「・・・雰囲気が変わった?」

「舐めないでください・・・!これでもわたしだって・・・強くなっているんですから!」


わたしは気付かれないように身体強化を行う。わたしの戦法は基本的にヒットアンドアウェイだから速さに重点をおいて身体強化をかけた。そうすることで、さっきの倍以上の速度でわたしは攻撃回数が大幅に増える。

ゴーラはそれを見て口元を三日月のように歪ませた。


「そう来なくてはな!」

「強がっていられるのも今のうちです!」


わたしの戦法は変わらず同じように縦横無尽に駆け回りながら攻撃を当てては下がります。しかし、1回の攻撃回数を増やしゴーラとの距離を詰める回数も多くします。


もちろん、ゴーラも簡単にやられることはなくすぐに対応してきましたが、速度に慣れていないのか先程とは桁違いに攻撃を加えることが出来ています。


しかし、何度も何度も続けていると目が慣れてしまうようで度々攻撃を防がれるようになりました。


「いい・・・!いいぞ!神の愛し子!」

「うるさいです!大人しくやられてくださいよ!」

「そういうわけにはいかないんだよ!」


攻撃するタイミングを合わせられて少しの間鍔迫り合いになりました。その際にお互いが至近距離でそんな会話をすることになりました。


お互いに力をぶつけ合ったためか、お互いに弾かれて後ろに体を引っ張られる。わたしは反動により空に浮いて、半回転し地面とぶつかりそうだったので手をついてバク転をして着地しました。


ゴーラも反動によって弾かれていたのか、片膝をついて刀を地面に突き立てています。


わたし達はお互いにすぐに起き上がって再び距離を詰めます。先に攻撃を仕掛けてきたのはリーチがあるゴーラの方でわたしは遅れて短剣を振りかざします。ゴーラはわたしの腕を斬ろうとしたのか、わたしの攻撃が当たる前に腕にあたりそうになる。


「なっ!?」


しかし、その攻撃はゴーラの声とともに当たることはありませんでした。なぜなら、私が魔法を使って鎖を出しては、攻撃しようと刀を振ってきているゴーラの腕に絡めたからです。


それによりゴーラは多少なりとも驚いており、その間にわたしはゴーラの右脇腹に深い傷を負わせました。


「くっ・・・・・・!やられた・・・!」

「舐めてるからこうなるんですよ!」


わたしは距離を取って短剣をゴーラに向けながら言いました。ゴーラは油断したと顔にありありと書かれていました。


「けどな・・・。オレの武器だって1つじゃない!」

「いつの間に!?」


ゴーラはいつの間にか回収していたクロスボウをこちらに向けてきました。そこには既に装填が完了している矢があり、わたしに向けて打ってきました。


「しかし、それは・・・見切ってます!」


しかし、矢は真っ直ぐにしか進んでこないため、わたしは軽々と躱してゴーラとの距離を詰めます。ゴーラもそれに気付いているので、強引に鎖を引きちぎってわたしに刀を降ってきます。わたしはそれをしっかりと見ながら左の短剣で受け流そうと構えて対処しようとします。


しかし、それを行うことができませんでした。


「ッ〜〜!?」


なぜなら、右足から急激な痛みに襲われたからです。わたしは目でチラッと見てみると矢が足に刺さっていました。ゴーラはそんなわたしのことを見て口元を歪ませて、わたしの左肩に傷を負わせました。


そのあと、わたしが痛みに耐えているなかゴーラはわたしのことを蹴ってきました。わたしはそれに耐えれるわけもなく蹴り飛ばされて地面を転がっては壁にぶつかりました。その際にわたしは痛みからの吐血がでました。


ゴーラは横になったわたしのことを見下ろしながら刀を振り下ろしてきました。わたしはそこで死を覚悟しましたが、その攻撃は寸前のところで止まりました。


「・・・・・・チッ。分かったよ。退くんだな?」

「なに・・・を・・・!」

「・・・命拾いしたな。強くならないと次はないと思え」


ゴーラはそう言ってわたしに背を向けて去っていきました。わたしはボヤける視界でその背中を負っているとどこからゴーラ目掛けて槍が向かってきました。ゴーラは日本刀でその槍を弾き飛ばして何事も無かったかのように進んでいきます。そして、途中でとまり右手を左から右へと振り、黒い穴を生成してその中に消えていきました。


そのあとから入れ違うようにしてわたしの元にトアが駆けてきました。


「ミーヤ!?大丈夫か!?」

「トア・・・?」

「喋るな!回復させるから黙ってろ!」

「負け・・・ちゃった・・・」


トアがわたしに回復魔法を行いながらわたしの言葉に耳を傾けてくれる。トアに悔しいと言った感情も込めて言えばトアは・・・


「次勝てばいいだろ」


と、わたしに言ってくれた。


「ありがとう・・・」

「別に・・・」


トアはわたしのことを回復させながらも会話してくれる。わたしはトアにお礼を言って、トアの返事を聞いたら意識が完全にフェードアウトした。





本日も数あるWeb小説の中から私の作品を読んでくれてありがとうございます!これからも週2投稿を掲げて頑張っていきますので応援のほどよろしくお願いします!




よろしければ是非、下の評価マークを☆☆☆☆☆➞★★★★★にしてください!




では次回の話しでお会いしましょう!

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