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異世界への旅立ち

まだあと1ー2話くらい説明回だと思う(グッテリ)




「では皆さん、無事に職業を得ることができましたね〜。」



メリアムがそう言うとクラスの全員が頷いた。


「これが…。」とか「ついに…。」とか呟いて、感極まっている一部の男子が話を聞いていないようだが、メリアムは話を続ける。


「では、皆さんには、これから異世界に行ってもらいます。


あちらの言語は皆さんが得た職業によって翻訳されますので問題はありません。



そして、ここで改めてお願いします。


この世界を支配しようと企む者、魔王の討伐を、どうかよろしくお願いします。」



そう言ってメリアムは丁寧に頭を下げた。


「「「「「「「はいっ‼︎‼︎」」」」」」」


その女神からの切実な願いに生徒達は全力で返事をした。


「ありがとうございます。


では、このゲートをお潜りください。」



そう言って手を横に突き出すと、そこから魔法陣が現れた。


初めて見る魔法に、生徒達は興奮を隠せないようだった。



やがて、その魔法陣が消え、メアリムが現れたときと同じゲートが出現すると、



「この先はあちらの世界で最大の王国、ワルシャワード王国の王宮の王の間に通じております。


あちらの世界の者達には神託としてあなた達のことは伝えてあります。


きっとよい待遇をしてくれるでしょう。


では、ご武運を祈っております。」



「はい!


よし、みんな行くぞ‼︎」


そう言いながら職業『勇者』を得たショータはゲートを潜った。



それに続いて続々と生徒たちはゲートへと足を踏み出した。


そんな景色をメリアムは微笑ましそうに見ていた。



遂に最後の生徒、ハルトがゲートを潜っているときだった。



ーパシィー



ゲートに電流の様なものが流れた。


(なっ!?)



それを見たメリアムは慌ててハルトを連れ戻そうと手を伸ばすも、


ーヴォンー


SFちっくな音を立てて、無情にもゲートは消え去り、メリアムの伸ばした手は虚しく空を切った。






「‥‥‥‥………………………くっ、クッソオオオガアアアァァァァァアアアア‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎」



メリアムの顔には、先程まで浮かべていたまさに女神のような慈しみ溢れた笑顔は無くなり、代わりに苛立ちと憤怒に塗れた顔をしていた。


その頭の中には、先程ゲートが消えるほんの寸前、



ーメアリムに向かっていつもの顔で微笑むハルトの姿があった。







ーワルシャワード王国 リベルヒ城 王の間(マサハル視点)ー



ゲートを抜けると女神様の言っていた通り、城についたみたいだ。


中世ヨーロッパ風の内装がしてある。

中世ヨーロッパの建物なんか見たことないが。


目の前の階段の上には王と思われる人が豪華そうな衣装に身を包み、これまた豪華な椅子に座っていた。


見た感じ50代くらいではないだろうか。

顔は厳つく、覇気がものすごい。

うちの起こった時の母ちゃんぐらいありそうだ。


そんなことを考えていると、



「異世界勇者様のご登場〜〜〜〜〜‼︎」



そう段下の大臣らしき人が声を上げると、左右からファンファーレが大爆音で鳴った。


耳潰れるわ‼︎


みんなも少しびびっていた。


それが鳴り終わると、



「この方はワルシャワード王国代121代目国王ワルシャワード=ルペウス=ドレ=ジガルド国王である。」



そう大臣が告げる。


そう紹介されると国王はその威圧感満載の顔で



「まずは、この世界の危機に駆けつけてくれたこと、感謝する。異界の勇者殿とそのご一行よ。


私達、ワルシャワード王国は貴殿らを心より歓迎する。」


そう言った。


マジこの爺さん威圧で人一人くらい殺してそうなくらい威圧感半端ないんですけど。


威圧感が起こったときの母ちゃんと同レベルなんですけど。



そんなことを思いながら色々と話を聞いていた。



それにしても、あの爺さんの奥さんと娘さん、すげー美人だったな。


今度話でもしてみたいな。



話を聞いていると、どうやらこれから歓迎会という名のパーティーがあるらしい。


こっちの飯ってどんな味がするんだろう。


そんなことを思っていると、男子達はみんなメイドさん達に連れていかれ、衣装室にパーティー用の衣装を着替えに行った。



リアルメイドさんにみんな興奮していたものの、そのメイドさんに着替えさせてもらうと言うことを聞いて、みんな顔を真っ赤にさせていた。



そりゃ、この世界の文化とは言え、お年頃である男子高校生が美人なメイドさんに着替えさせられるというのは羞恥心がオーバーフローするぐらい恥ずかしいものである。


結局メイドさん達には部屋から出て行ってもらい、自分たちで何とか着替えた。



出て行ってもらうとき、メイドさん達が凄く不満そうにこちらを見てきたが、あそこではあの選択肢しか無かったと思う…。



パーティーはディ○ニー映画とかでよく見るタイプのものだった。



男子達は女子達のドレス姿に見惚れており、女子達は岡山のタキシード姿に見惚れていた。


イケメンが、その顔面潰れてしまえばいいのに…



そして、俺にとってのこの世界最大の不安要素、飯の味だが…


これがかなり、いやものすごくうまかった。


ついつい取りすぎてハルから軽いお説教をくらうハメになってしまったが、その位うまかったっていうのは分かって貰えるだろう。


俺はこの世界について安心した。



なお、このパーティーはダンスパーティーだったのだが、ダンスはどうだったかと言うと…


…いや、まぁうん…。




パーティーが終わった後、俺達は二人一組の寝室をあてがわれた。


勿論、俺はハルとだ。



岡山の奴は誰が相部屋になるかで、主に女子と揉めていた。


イケメンなんて滅べばいいのに。



俺達に貸し与えられた部屋は意外と広くて意外と綺麗だった。


最初は明かりのスイッチを探していたが、見つからず、城の人に聞いてみると、なんと明かりは魔法でつけるものらしい。


脳内にそれっぽいものを探してみると、あった。


灯り(ライト)

・周辺を明るくする光の球体を出す。

・攻撃能力は0


早速唱えてみよう‼︎



灯り(ライト)‼︎」



そう唱えると、手のひらに魔法陣が浮かび上がった。


その魔法陣の中心部分から「ポンッ!」と音を立てて、直径1cm程の小さな球体が飛び出した。



「オーーー‼︎スゲーー‼︎」



俺は年甲斐もなく興奮した。


だって魔法だぜ⁉︎

全世界の男の子なら一度は夢見るアレだせ⁉︎



「おい、ハル‼︎見てみろよ‼︎

魔法、魔法だ‼︎」


「落ち着き、マサ。見えとる、見えとるから。」


「これ、他の魔法とかも使ってみようぜ‼︎」


「例えば?」


「一番派手そうなのは…火球(ファイヤーボール)‼︎」


「アホか。部屋でそないな物騒なもん出すな。」


「えー、いいじゃん。ハルのケチ。」


「ケチで結構や〜」



そう言いながらハルは二つあるうちの一つのベットに寝転んだ。



「なんだよ〜。魔法だぞ。男の子なら興奮するとこだろ〜?」


「今日はなんやかんやあって疲れたさかい、僕はもう寝させてもらいます〜。zzzz」


「チェ、しゃーねー。」



そう言いながら、俺は『灯り』で出た球体を握り潰した。


そうすると、光の球は消え、部屋は一瞬で暗くなった。


俺は自分のベットを見失わないうちにベットに潜り込むと、目を瞑った。



そして暫くして微睡の世界に落ちていった。




ー恐らく朝4時頃だろうか、俺は目を覚ました。


元の世界では修行のためにいつも、これくらいに起きていた。


隣のベットを見ると、どうやらハルはもう起きているようだ。


取り敢えず、顔を洗おうとトイレの部屋の洗面台の所まで行くと、




キャァァァァーーーー‼︎



悲鳴が聞こえてきた。


あの声は確か、同じクラスの伊藤真希(いとうまき)じゃなかったか?


俺は声が聞こえて来た方向へ急いで走って行った。



そこは女子トイレの前だったそこに伊藤はへたり込んでいた。


「どうした⁉︎」


「あ…西河くん…。」


声を掛けたタイミングで生徒のみんなや、城の衛兵も続々と集まって来た。



「で…出たの…。」


「出た?出たって何が?」


「く…蜘蛛…。」


「…ヘ?く、蜘蛛?蜘蛛ってあの蜘蛛か?8本脚の?」


「そうか、なんだ。びっくりした。ただの蜘蛛か。」



生徒のみんなもただの蜘蛛と知って安心したようだ。



「でもでも、ただの蜘蛛じゃなくってね、すっごいおっきかったの!」


「分かった分かった。俺が取ってやるから。」


「違う‼︎違うの‼︎その蜘蛛、()()()()()()大きかったの‼︎」



その瞬間、生徒達は青ざめ、衛兵の人達は驚きの表情を浮かべた。



だが、クラス一の、いや、多分全国一のお調子者、

田中達也(たなかたつや)



「そんな蜘蛛いる訳ないだろ?どうせ伊藤が見間違えたんだろうよ!」



そう言って女子トイレのドアの取っ手に手を掛けた。


そうすると、慌てて衛兵さん達が



「や、止めなさい‼︎」



と、田中を抑えようとしたが、田中は女子トイレの扉を開けてしまった。



その中には-





ー何もいなかった。


「ヘ?」


そう言って伊藤は呆けた顔をし、


「そら見ろ、やっぱりいなかったじゃんか!」


そう言いながら田中は伊藤を指差しながらケラケラしていた。



念のためと言うことで女子トイレの個室を調べている最中、



「どしたん?マサ」



そう言いながらハルがいつも通りのニヤニヤ顔で廊下から姿を現した。



「あぁ、ハル。実はー」



その状況を説明し終わった時には既に女子トイレ調査は終わっていた。


結局、女子トイレからは何も見つかってはいないようだった。




======================

・登場人物紹介


・岡山翔太

・性別:男

・身長:179cm

・体重:56.3kg

・血液型:A型

・誕生日:1月1日

・好きな物:読書、バレー


・職業:勇者

 LV1 体力:D 魔力:D 攻撃力:C 防御力:D

   魔攻撃力:E 魔耐久:F スピード:D

*魔攻撃力、魔耐久…魔法の威力、また魔法に

             対する防御力


・常時展開スキル

・ステータス強化(大)

・全属性適性

・全属性耐性

・パーティーメンバーの獲得経験値補正(大)


・使用可能スキル

・オーバーフォース

 …自分のステータスを一定時間ステータス大幅アップ

  効果が切れると一定時間ステータス大幅ダウン


紹介文


成績優秀、スポーツ万能な上、容姿が特に優れている。

性格も爽やかな好青年。

いつもみんなの中心にいる。

リーダーシップもあり、学校の生徒会長を任されている。

もちろん女子からはすごいモテており、月2回は絶対に告られる。

本人非公認のファンクラブまであり、その勢力は隣の県まで行き届いている。

将来は、医者を目指している。

こんなスーパー超人が現実にいてたまるか





まだまだ書き足りないし、何より主人公が全くフォーカス当てれてない‼︎次こそは当たると思う…多分…きっと…。


最後に見てくださってありがとうございます。

是非、応援に関するアレコレよろしくお願い致します。

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