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無限の旅人  作者: 叶瀬囲炉裏
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プロローグ

初めての投稿です。よろしお願いします

我は長く永遠ノ時を生き、そして死ぬ無限の旅人。

生を受け生涯を全うする事を一つの世界で十繰り返し、その後また別の世界で繰り返す。


他人は無限を生きる事を羨むが、我にとってこれは呪いとしか思わない。

例え無限を生きるがどのような人生になるのか分からないからないのだ。


我の数々の生涯の中には王族になり、王にまで上り詰めたこともあるが、反乱を起こされ処刑されたこともある。

だが、これはまだマシな方だ。

何せ生まれた時から奴隷であり生涯の全てを縛られる事もあるし、生まれた直ぐに死んだこともある。時には肉食の獣に食われることもざらでは無かった。

まあ、それもだいたい2000回目辺りで無くなりはしたが。


そして、また一つの世界で生涯を十回終え、新たな世界へと旅に出る。


次はどのような世界になるのやら



◇◆◇◆◇◆◇◆



「おめでとうございます男の子ですよ」


「あぁ、生まれてきてくれてありがとう、本当にありがとう」


母親の中から生まれると直ぐにこのような声が聴こえる。そして我は、こう思う。


申し訳ない、本当に申し訳ない


何せ、身体は赤子だが中身は自身より年老いた人間なのだ。

我自身でも正直もう気色悪いし、そんな子供の親にはあまりなりたくない。

それに、こんなに感謝されるほどの母親になると本当に申し訳なく思い、心が痛む。


決めた、今回の人生は親に不自由を与えない様に生きよう

その為にも、まずはこの世界の情報を調べるとしよう。


永遠の時を生きる我はこの呪いを持つが故なのかはわからないが、我は十の力を持ち、そしてそれをどの世界でも使える事ができ、さらにそれは誰にも阻止する事は出来ない。

ちなみに、生まれて直ぐに母親と医者の言葉が聞けたのは我の持つ力の一つである全ての言語が理解出来るという力だ。

これにより、例えどの世界のどの国に生まれても余り苦労はせず、さらに翻訳や通訳の仕事を楽に就ける。


そして、この世界の情報を調べる為にある力を使うのだが、まだ自身の周囲には少ないが人がいる。その為、夜になり人がいなくなるのを待ち、明かりが消え人がいなくなった隙を狙い、我の力の一つ、宝物庫を使う。


この力は名の通り物をしまう事が出来る。

容量は無制限であり、時間操作など様々な機能が付いている我が一番愛用している力だ。

これのおかげで我は例え、生まれながらに奴隷や大変な環境であっても、宝物庫の中にある物を使い解除して逃げたり、自身の現状に抗う事が出来る。


まあ、それはあれを手に入れたあとの話だが…


縛られていた前世を思い出すがもう終わった事だ。そう割り切り宝物庫から、一冊の本を取り出す。


この本の名は叡智の書。


この本は宝物庫に貯蔵されている数少ない莫大な力をもつ神具であり、未来から過去までにあった全ての情報が書き記された本である。と言っても、過去や未来が分かるのはこの本が存在した世界の事である。

だが、現時点でこの世界の情報は全て記録され始める。


この叡智の書には権能が三つあり、その内の一つにこの本は情報を常に欲し、この本は宝物庫から出された途端、その時点から現在起きている事を全て記録し書き記している。

そして、これは我がこの本を得たあと旅人をして来た世界全ての情報が常に記録し続けている知識欲の化け物だ。


叡智の書を出して一時間ほど待った後、二つ目の権能である、転写を使用し、必要な情報を脳に転写して情報を手に入れる。

通常この権能は白紙の本に転写し、それを読み覚えるのだが直接脳に転写する方が楽なのだ。

勿論、並のものでは廃人になるが


ふむふむ、なるほど、おー


どうやら、以前にいた世界と似ており、宇宙にあまたに存在する銀河。その中にさらにある星。その内の一つの惑星にある縦長い

大地にある国に我は生まれたらしい

そしてこの星には人種、それも猿から進化した通常の人間しか高位の生命が存在しない。

更に、猫型の肉食獣など危険な生物もいるが魔物などの生命を脅かす脅かす、生物もこの星には居ない。


どうやら、今回の世界は当たりを引いたらしい


その後、我はこの世界で七度の生涯を全うする。



そして現在



「りゅうと、早くしないと遅刻しますよ!」


「はーい」


仙都木瑠人として八度目の生涯を日本で送っていた

誤字脱字がありましたらお伝えください

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