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九曜の気持ちが通じたのか、後に九門から聞いた情報はこうだった。


「どうやら盗んだのは外国の窃盗団みたいです。目撃者が証言したそうですが足取りが掴めず、もう日本を出た可能性もあるらしいと警察の人が言ってきたみたいですよ」


「そう、ですか…」


神社の本殿に呼び出された九曜は俯いた。


「…怖いですか? 封印が解かれてしまうかもしれないことが」


「お祖父さまは…怖くないのですか?」


九門にも異形のモノを視る力はある。


ゆえに魔鬼をその眼で見ているはずなのに、冷静な態度を崩さない。


「怖いですよ? しかし怖がったからと言って、何かが変わるわけではありませんから」


「…あの神社、今後どうなるんですか?」


鏡のことも気がかりだったが、神社の存続も気になっていた。


「とりあえず管理は続けるみたいです。ですがご神体が戻ることを、彼は望んでいないでしょうね」


そう言って九門は深く息を吐いた。


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