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枕の下に 希望の上に(6)

ハラホロに

鋏で切る

上からと下からの

刃の動き

ナイフで切るよりも

乱暴ではないのは

下から支えるように

刃があたるから




白い紙が切られる

黒い紙が切られる

あの切り取られた物の行き先

ハラホロにハラホロに

地面へと向かう

止まるのは

底が決まっているから

何も無いなら

ハラホロにハラホロに

始まった瞬間から

永遠に続く

地面へと向かう時間




小さな粒が舞う

大きな体積が流れる

あの切り取られた物の行き先

ハラホロにハラホロに

決まっている空間で

ルールを体現している

そこには

あそこまで行けば

跳ね上がるなんていう

願望がある

ハラホロにハラホロに

始まった瞬間から

いくらでも

立ち位置は

変えられる物なのに




ハラホロにハラホロに

音も地面から聞こえる

真っ直ぐに

届く物が無い人間に

真っ直ぐに

投げ掛ける物は無い

ハラホロにハラホロに

あの欠片から繋がる紙

紙に触れている鋏

その鋏を操る者

操る者の目に映る刃先と紙

これが君だとしたら

どうするだろうか

ハラホロにハラホロに

ハラホロにハラホロに


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