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豪華な添え物

  ダンスは体にたたき込む物だとは、オディールの言葉だ。

 曰く、頭を使って踊っているうちは踊っているとは言えませんわ、とのこと。

 シャルマンのエスコートがすばらしいこともあり、ダンスをする足下に危なげはない。連続で踊ることは難しいかも知れないが、すぐに倒れる虚弱令嬢にしては上々だろう。

 体力作りをかねてオディールと日々励んだ甲斐があるというものだ。

 おかげさまで、出て行ってしまったオディールや、会場の会話を気にかける余裕がある。

 それはすなわちパートナーに集中していないということなのだけれど。


「お前の妹が見たら肩を怒らせて憤慨しそうだ」

「私たちに真心がないことは誰よりも殿下がご存じじゃありませんか」


 せっかくのチャンスを無駄にするなんて、と青筋を立てて怒るオディールが目に浮かぶようだったので思わずため息が漏れた。

 頬を寄せて声を落とす。恋人同士の囁きのふりをした不毛な会話がステップに踏み潰される。


「恋に落ちるにはおあつらえのシチュエーションじゃないか。敵地で背中を守り合ううち芽生える恋もあるだろう?」

「殿下は実利のない恋なんか、なさらないでしょう」

「ジゼル嬢は何故か私のことをよく知っているらしい。姉妹揃って本当に可愛らしいご令嬢達だ」


 相も変わらず目の笑っていない笑顔で、シャルマンが一歩大きく引いてリードする手を引いた。

 女性側を大きく回す振り付けだ。シャルマンの体幹のしっかりしたリードに不安はないが、男性側にぴったりと寄り添っていないと本当に振り回されているように見えてしまう。

 振り落とされないよう腹筋に力を込めてシャルマンに寄り添うと、ドレスが花のように広がってシャンデリアに煌めいた。

 ぐっと奥歯に込めていた力をゆるめると、ぷは、と息が漏れる。

 優雅なダンスは体力と筋力に支えられている。


「から回っていると思うことは?」

「え」


 不意に、シャルマンの声が低くなった。

 思わず顔を上げると、シャルマンは会場の反対側にいるユーグ達を見ていた。

 ユーグとソフィアと目が合って、その景色はすぐにシャルマンのエスコートに取って代わられる。


「『よかれとおもって』、『貴方はまだ子供だから』、『私がなんとかしてあげる』」

「何のお話ですか?」

「お前を見ていると、私の母を思い出すよ」

「それは、光栄ですね」


 シャルマンの母である側妃は存命だ。唯一の妃として、王太子の母として、この社交界で大きな影響力を持っている。

 たった一人の王子を、公爵家出身の王妃から守り切ったサバイバー。

 口うるさい母親と言いたげな年相応の評価に、苦笑するほかない。

 それに似た言葉は日々オディールと私の間で交わされていて、あるいは口に出さずとも私が動き回っている現実だ。

 

「私の可愛い共犯者、その献身に免じてひとつアドバイスをあげよう。お前の独善はきっと報われないよ」

「独善でも、何でも」


 いけない、流さなくては、そう思う前に口答えしてしまった。


「あの子が無事なら、かまいません」


(図星をつかれて、出てくる言葉がこれなんて、情けない)

 自覚があるからこそ余計に気分が沈んだ。

 私だけが知っていて、私だけが心配して、私だけが走り回って、でも。

(私にしかできないことなのに)

 どうしてこんなに無力な気持ちになるのだろう。


「それをお前の妹が望んでいるとは思えないのだけどね」


 まるで慰めのような言葉を口にして、シャルマンの体がゆっくりと離れる。

 体重がヒールに載るのを確認して、シャルマンの手を離した。  

 会場を振り返ってもユーグ達の姿は見えず、シャルマンには我先にと令嬢が群がってくる。

「素晴らしいダンスでしたわ。息がぴったりでいらっしゃる」

「ええ、本当に。おとぎ話の雪の妖精のよう」


 ある人は素直な賛辞を、ある人は不吉な童話の話題を。

 その妖精の末路は、愛故に溶けて消えるというものだ。

 

「美しい雪の結晶に、溶けると知りながら触れたくなるのは人の性というものでは?」

「ジゼル嬢はお心まで雪のように清らかですものね」

「神殿『でも』『奉仕』に参加されているとか」


 ある令嬢の言葉に、くすくすと悪意の笑いが漏れる。

 私がシャルマンの寝室に招かれたという噂を揶揄しているのだろう。

 にやにやとした笑顔を隠そうともせず、小太りの貴族が進み出た。


「そういえば、ジゼル嬢。親しい神官から聞いたのですが、神殿での奉仕中に、何者かに襲われたというのは本当ですか?」

「……ええ、本当です」


 シャルマンの腕に縋るようにもたれて見せながら、目を伏せる。

 醜聞に次ぐ醜聞に頭痛がしそうだが、目撃者も被害者も多すぎて口を封じることができなかった。

(それなら、最大限同情を引いて餌をまくだけよ)

 気合いを入れて気弱な表情を作るという矛盾に一瞬脳がバグりそうになる。


「心臓が凍るかと思いました。私も妹も、あの日のことを何日も夢に見て……」

「かわいそうに、ジゼル。震えているじゃないか」


 エスコートの手に反対側の手を添えて、シャルマンが心配そうに私をのぞき込む。

 目を合わせないように目を伏せ続けた。キラキラと輝く効果音が聞こえてくるからだ。

 

「この王都で愚かにも法を犯し、あまつさえ罪のないご令嬢を巻き込むなど、許しがたい蛮行だ。二度がないよう、私の騎士達も動かしている。貴方のためにも必ず犯人を捕まえてみせるから、どうか安心しておくれ可愛い人」

 

 シャルマンの言葉に、思わず顔を上げる。

(犯人、一応シャルマンのことも疑ってたんだけど……)

 仮にもメイン攻略対象、ヒロインを相手に機密漏洩の罪で始末するなんていう選択肢をとっていたとは思いたくないが、もはや原作は地図の用途を為していない。

(ただ、まぁ。ソフィアが偽物の恋人だと判明することは、別に痛手でも何でもないんでしょうね)

 王城での私の扱いを思い返せば一目瞭然だ。

 何の物証もない口約束を破られて怒るような狭量な性格もしていないし、ソフィアをわざわざ始末する手間とリスクと費用を鑑みれば、シャルマンは犯人ではないだろう。

 目が合うと、シャルマンは面白がるように笑った。 

 壮年の紳士が進み出る。


「その神殿に押し入ったという不信心な賊はどのような容貌でしたか?我が家の騎士達にも気を配るよう言っておきましょう」

「それは、」


 犯人を捕まえれば王太子に縁をつなげるチャンスと思ってか、男性貴族が数人身を乗り出した。


「申し訳ありません、顔を見ることは叶わなかったのです。私も妹も、部屋の中で震えておりましたから。ただ、おそらくは、氷の魔術師でした」

「魔術師!」

「まぁ、平民の中にもたまにおりますからなぁ」

「しかしこの王都で、魔術を身につけていて賊に身を落とす必要がありますか?」


 ざわめきが広がる。

 貴族が直々に手を下すほどの、誰かの恨みを買ったのでは、そんな囁きがひりひりと肌を舐める。ただでさえ、シャルマンの左腕にからめた右手に嫉妬の炎で火がつきそうなのに。


「氷の魔術師ですか?」


 声は、奇妙にダンスホールに響いた。

 振り返ると、視線の先にトリュトンヌがいた。

 取り巻き達の後ろから、落ちついた口調で話していたトリュトンヌが、思いがけず大きな声を上げたことで注目を集めてしまったようだ。

 らしくもなく、動揺しているように見える。

 無数の視線にさらされながら、トリュトンヌは扇子を取り出し口元をおおった。

 貴婦人らしい優美な動きとは言いがたかったけれど、表情が途端に読めなくなる。


「恐ろしいこと、魔術師が賊だなんて」

「ええ、本当に。心当たりなど欠片もないのですけれど」

「そういえばジゼル様は母君と同じ氷の魔術師でしたわね?」


 トリュトンヌが返す刀で切りつけてくる。言外に、自作自演を疑われて笑顔を返す。

 

「その通りです。そうでなければ、妹を守ることはできなかったでしょう。属性が同じだったので、なんとか難を逃れることができたのです」


 私がシャルマンの恋人役なのは、母譲りの魔力を買われてのことだ。この器が、壊れかけのヒビだらけだとは知られるわけにいかない。

 襲撃犯より私の方が魔力が強かったので制することができたのだと誤解するよう方法はぼかしておく。

 正面からぶつかれば、出力不足の私が負けるのは確実だ。

 仮に勝てても損害が大きすぎる。主に私の健康状態が。

 考えただけで血の気が引く。


「……本当に、ご無事で何よりですわ」


 トリュトンヌは扇子の影から私をにらむように見つめていたけれど、目をそらして踵を返した。その背中が見えなくなるまで見送ると、場の空気が少しだけ緩む。


「まぁまぁ、紳士の皆様。こんな若いお嬢さんをよってたかっていじめるものじゃありませんわ。可哀想に、真っ青になって」


 ふくよかな貴婦人が扇子を手のひらで打つと、パステルカラーのドレスを纏った若い淑女達がいそいそと進み出る。


「ダルマス伯爵令嬢、どうぞこちらへいらしてください。暖炉の側へ」

「ホットワインはいかがですか?甘い飲み物の方が良いかしら。すぐに用意させましょう」


 若い令嬢達はちらちらとシャルマンを横目に、心優しい淑女を演じるのに余念がない。

 ご親切に、とお礼を言いながら内心笑ってしまう。面白くもない笑いだ。

(『お気の毒』と『お可哀想』はどの世界でもエンタメね)

 オディールがいたなら鼻で笑っただろう。

 悪意と嘘でもうおなかいっぱいなのも事実なので、これ幸いとシャルマンの腕を放すことにした。

 いかにもしおらしく視線で問うと、やはりいかにも気遣わしげな表情でシャルマンが頷く。恋人を心配する王子様の憂いの表情に遠くから黄色い悲鳴が聞こえた。

 若い令嬢達に手を引かれて、暖炉の側のソファに腰掛ける。

 窓越しに白い薔薇がぼんやりと浮かんで見えた。

 公爵の言っていた薔薇だろうか。

 オディールが出て行った扉をなんとはなしに見つめていると、ちょうどリュファスが戻ってくるところだった。

 赤い瞳が会場内を見渡して、すぐに目が合う。

 ずかずかとまっすぐに歩いてくる、リュファスの黒い衣装は華やかな会場でよく目立つ。


「悪い。オディールを見失った」

「えっ!?」


 申し訳なさそうに頭を下げるリュファスに、思わず立ち上がってしまう。

(初訪問のお宅、しかも敵地で軽率なことはしないと思っていたのに……!)

 そもそも。


「リュファスが見失うってどういうことなの……?」


 小競り合いとは言え国境の戦争を大勝利に導き、大型の魔獣を狩った功績もある魔法院の出世株を撒けるとか、オディールのポテンシャルにおののくしかない。

 伊達にメイン悪役をはっていないと褒めるべきなのか、淑女なはずなのにどうしてそんな方向にばかりステータスを振っているのかと嘆くべきなのか、現実逃避の脳内で真っ赤な野ウサギがぐるぐる回っている。

 令嬢達のもの問いたげな視線を笑顔でかわし、中庭へ続く扉へ足を運ぶ。

 ロマンチックと言えば聞こえのいい光量の足りない庭は、暗闇と相まってとても広く感じられて、立ちすくむ。

 実際に、タウンハウスとしてはかなり大きいことはここへ来る途中の馬車の中からわかっていた。

 途方に暮れてリュファスと二人立ち尽くしていると、庭からふらりと現れる人影があった。

 公爵家のメイドらしき女性がおどおどと立っている。

 そして、「あの」と小さく声をかけてきたので、少なからず驚いてしまう。

 通常、こういう場所での使用人はゲストに話しかけるようなことはしない。

 いるけれど、いない存在。そのように扱われるのが常だ。

 イレギュラーなことをしているせいか、メイドは小さく震えている。


「あのう、もしかして、お庭に出ておられたお嬢様をお捜しでしょうか」

「オディールのこと!?あなた、何か知っているの!?」


 がしりとメイドの肩をつかむと、そばかす顔のメイドはますます青くなる。ひっつめた茶髪が馬の尻尾のように揺れている。

 

「ご、ご伝言を。気分が悪いから、先に家に帰ると」

「えぇ!?」

「は?」


 情けない悲鳴のような声が出てあわてて口を押さえる。

 リュファスも目を丸くしている。


「どうやって帰ったんだよ、馬車は」

「家の馬車があるから、それで帰るとおっしゃっていました」

「そんなはずは……」


 来るときはクタール侯爵家の馬車だった。

 私は王家の馬車に乗ってきたから、ダルマス伯爵家の馬車は出していない。

 公爵家に早馬を出させてダルマスのタウンハウスへ迎えを頼むとしてもそんなにすぐには到着しない。


「いったいどこの馬車に乗って帰ったって言うの?」


 まさか追い剥ぎのようによその家の馬車を馬車ジャックしたとでもいうのだろうか。


「おいあんた、オディールにどこで会った?どういう状況で伝言を頼まれたんだ?」

 

 リュファスが赤い瞳を細める。

 さっきまでの軽い口調とは違い、言葉そのものに重力を乗せるような圧が加わる。

 メイドはますます震えて真っ青になっている。


「あの、その、う、裏手です。そう、裏手の。屋敷に馬車がたくさん出入りしている通用門があって、そこで、馬車を見つけたってお嬢様が」

「通用門?……まさかあの子。商会の馬車に乗って帰ったんじゃ……!?」

「うわ、あいつならありえるな」


 納品に使う商会の馬車など、荷馬車だ。普通の令嬢は乗るはずがない。

(けど、オディールなのよね……)

 絹と宝石のドレスで庭を駆け回り、洗濯場の使用人達を泣かせる悪役令嬢なのだ。

 やりかねない、というか、載せて帰れと命令された使用人の方が罰を恐れて震えているだろう。


「いや帰るなら俺に言えよな」

「喧嘩でもしたの?」 

  

 リュファスなら、すぐにでも乗ってきた馬車を出してくれただろうに。

 ユーグも来ているのだから、クタール侯爵家の馬車は二台ある。

 オディールが望むなら、オディールだけでも帰すことができたはずだ。

 私の言葉にリュファスは何か考え込むように立ち止まり、右手を差し出した。

 手の中で、金と赤がきらりと光る。


「なぁ、これオディールのだったりするか?」


 言われて目をこらす。

 黄金ににルビーを飾った指輪。けれど、粒が小さく、金もくすんでいる。

 何より、デザインが少々古い。叔父が常にサロン最新の宝飾品を入手できるよう手を回してくれているので、ダルマスの屋敷に流行遅れの指輪が納品されているとは思えない。


「いいえ、違うわ」

「そっか。いや、ならいいんだ」


 そのまま、考え込むようにリュファスは庭先の暗闇を眺める。

 夜会の庭といえば密会の定番なので、リュファスと連れだって戻るわけにはいかない。


「とりあえず私は先に戻るわ。王太子殿下に、早めに帰りたいってお伝えしないと」

「ああ、わかった。俺も時間おいて戻る」


 軽く手を振って、きびすを返す。

 クタールの城と違い、完全な春の気候とはいかないらしい冬の冷たさが、一瞬肩をなでた

 また、誰かの視線を感じて振り返る。

 そこには暗闇に紛れてしまいそうなリュファスしかいないのに、ぎゅっと胃に差し込むような寒気がする。

 無意識に肩を抱いて、足早に扉から広間へ足を踏み入れる。

 目当ての黄金色は相も変わらず人垣の真ん中できらきらとした笑顔を振りまいている。

 会場を見渡したが、幸いなことに大広間にトリュトンヌの姿は見えなかった。まだ戻っていないらしい。


(下手に因縁をつけられる前に帰らないと)


 獅子に似た瞳がこちらを見ると、何かを面白がるように目を細めた。

 きっとリュファスと共に中庭に出たのを見ていたのだろう。

 妹が荷馬車に乗って先に帰りました、なんて言ったら前回のように爆笑するのだろうか。


(なんかちょっと見てみたい気もするけど、あとでとんでもない目にあいそうだから自重しよう……)


 シャルマンの視線を読んだ貴族達が、恋人の登場に道を空ける。

 恋人同士の囁きに見えるよう扇子を開いたのは気遣いだ。

 愛の囁きと呼ぶにはあさってすぎる内容をひそやかに口に乗せる。

 結果として、超人的と呼ぶべき自制心でシャルマンは笑いをこらえて見せたが、帰りの馬車の中で散々嫌味を言われることになった。

 とはいえ、シャルマンはご機嫌に帰って行ったようだ。


(おもちゃにされてる……)


 胃薬が必要だ。

 やはりこんな二人に恋など生まれるはずがないと確信する。


「お帰りなさいませ、ジゼル様」

「お帰りなさいませジゼル様~!」


 アンとメアリ、メイド達が揃って出迎えてくれる。

 それぞれの手には暖かな上着が二枚分。

(?)

 いくら今日が真冬の寒さでも、毛皮の上着を二枚も羽織るのは私の体幹では重すぎる。

 そしてメアリが玄関先へ出てきていることが、おかしい。

 赤い薔薇があしらわれた上着がオディールの物だと確信するに至り、体中の血の気が引いた。


「オディールは?」

「えっ?」

 

 きょとん、とメアリが首をかしげる。


「オディールはまだ帰っていないの!?」


 私の声に、屋敷の使用人が何事かと顔を出す。

 凍結した路面に足を滑らせかけた私をアンが支える。

 毛皮の上着を掛けられても、震えは少しも収まらない。

 めまいがする。

 虚弱な体が暗がりに思考を引きずり込もうとするのを、気力で耐える。

 

「商会に、商会に連絡を取って。今日カエルラ公爵家のタウンハウスへ納品に行った馬車が今どこにいるのか、すぐに調べさせて。それと、叔父様に連絡を。今すぐに!」


 ただごとではないと察してか、メアリがすぐさまばたばたと走って行った。

 屋敷の裏手から馬の蹄の音が聞こえ、屋敷のあちこちに灯りがつく。 


 ざわめきを庭に積もった雪が吸い込んでいく。





 

 

 暖炉の前で震えながら待つ私に届いたのは、今日カエルラ公爵家へ納品に行った馬車などいない、という知らせだった。





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― 新着の感想 ―
[一言] 普通の令嬢ならおかしいと言えるのに、「オディール嬢ならありえる」という考えがあったばっかりに……(ノ∀`)アチャー 早く無事に解決しますように。
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