先天ガイロン欠陥傷。
「。」シリーズの第九作目です。
タイトル↑の「。」シリーズから他の作品が読めます。
もう誰も居ない舞台。
目の前にも誰も居ない。
見える光景は最早奇怪。
蠢く機械も最早霧散。
憧憬傾く啓上の破産。
接頭繰り跳ね首が飛ぶ。
アンプを差し、弦が弾けた塵屑を鳴らす。
好調。
奏でる騒音を耳に折り混ぜ、マイクを手に取る。
「句点。」
右腕が何の躊躇いも無く動く。
使い慣れた指と弦は擦り合う。
今日も今日で、一生一端一朝一夕九龍の咽びへ凪ぐ日も多韻。
韻も音も焦燥感へと投げられた。
一蹴一瞬一挺一定落ちた堕ちた。
王へ謙譲、帝へ頂戴。
今日も今日で、一里も届かず。
句点も措けず笑い出す説法。
聞かず聴けず狂者は信者。
離せず話せず立教新教新境地、新たな次代の期待も投了。
八丁投げろ今日も打算だ、霊長の時代の終わりも残党。
頭を垂れろ人と間喚く。
王と応答王も狂わす。
きっぱりやっぱり絶倒孕んで今日。
さっぱりあっぱれ酩酊狂わせ宗。
旧世代は糧と鳴り響き逃げ逃げ、人は見下げる幻灯機。
概論ガイロン求めず正当、鬼頭も周到な知己を得た。
血症血統欠陥ニンゲン狂え狂え、躍りも終いだ。
弦を弾け。
嗚呼の声も輪を描け、希代な世代も一昨日終わる。
幻聴も最早お前の敗けだ。
成敗勝敗帝に振れ触れ降れフレ。
「もう」の声も囃子立てろエンヤエンヤ。
映る最終日少年も殺った。
洗脳アンテナオーバーフロー。
祝福の鐘は今日も鳴った。
九世代は蝶も鳴り響き失せ失せ、人は見上げる太韻系。
論題ロンダイ求めず劣等、祈祷も結党の今日を得た。
決心王政崩壊ケッペキ笑え嘲え、杯も終いだ。
世を示せ日の丸。
赤旗振るえ、世界の旗よ。
さぁさ決起皆の衆。
銃を手に取れ、王の御膳を壊せ壊せ。