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第1話 お約束は主人公の為に

素人の投稿でお目汚しでなければ読んでやって下さい。

豆腐メンタルなんでガンガンだめ出ししてくれるとすっごいプルプルします><



 こけて起きたら見た事もない場所にいた。


 この一文だけ読むと意味わかんないだろうけど、それだけ意味の分からない状態だということだよね。


 いや、落ち着け僕。ちょっと自身が正常か確認しよう。


 名前は「本多 大」と書いてホンタ ヒロシ。年齢は三十歳で半ニートからニートへジョブチェンジしたばかり。ファンタジー好きでSF苦手なコミュニケーション力10ぐらいのブサメン。


 うん、記憶は大丈夫だな。 ――悲しいぐらいに大丈夫だよ。体の方にも違和感なし、こけた時にぶつけた肘や顔が痛いだけだ。


 周りを見渡してみる、土でできた大人五人分ぐらいの幅の道に両脇には森が広がっている。そしてずっと気になっていた物に漸く意識を向ける。


「これをみなきゃ知らない場所に記憶のないうちに連れてこられたと思ったんだけど…」


 それはこぶし分ぐらいの青いブヨブヨしたもので下には牙がズラッと生えていた。


「まさか…… スライムってやつか!?」


 そう、ファンタジーのお約束! こんな生き物が日本はおろか地球にいるわけないし!

まぁ怖いので近づかないでおくけど……


「ひょっとするとひょっとしてこれは!?異世界転移ですかぁあ!!」


 うわっ やばいテンション上がる! 


 冷静でいないといけないんだろうけど恋い焦がれたあのファンタジー世界にいると思うと興奮冷めやらないよ!


 思わず上を向いてガッツポーズしてしまう。


「っうわぁ…… すげぇ。」


 見上げればそこには巨大な箱舟のような空飛ぶ物体があった


「ちょいSFっぽいが、まぁ許容範囲内かな。」


 箱舟はそのまま遠くへと飛んで行ってしまう。こんな非現実を前にすると自分が異世界に来たのだと実感してしまう。


 さて、これからどうしようかと思っていると遠くから衛兵風の男たちがやって来ていた。


 きたきた! お約束のイベントが! 


 テンプレなら怪しまれないように声をかけて保護されるってところかなぁ、服のこととかの言い訳何にしようかなぁ…… なんて考えていると近くまでやってきた。僕は元気よく「こんにちは!」と話しかけた。


「#$$#%%#$!!!」


 バコ!!


 ……言葉が通じないどころかその場で殴られ捕まってしまった。 ――お、お約束は?


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