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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第15章 就任式
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当主の覚悟

シム、蟲の神の顔を出す。魔界で一番の恐怖と言われている蟲の神になんのようなのか?

シムはその覚悟した目を受けても、見下すように睨み


「余に頼むということは、それ相応の代償がいることはそなたにもわかっているはず、そなたは余に何を捧げるというのか?」


また頭を下げ


「私が死した時、ベッケンバウアー家当主たる我が身、そして我が魂を蟲の神に捧げます。」


神気が蠢き


「・・・よかろう。それほどの覚悟、それとその場で代償を持って、汝と余の契約を受け取ろう。そなたは余に何を望む」


ハーハーと荒い息をしながら


「明日の就任式に、私はベッケンバウアー家に伝わるある契約を我が跡継ぎに施そうと思っております。そのときに邪魔が入らないようにしていただきたい」

「その契約時に、一番の危険人物は」


すかさずシムが訪ねると、当主は少し口よどんで


「多分三候の一人、ゴブリン帝キンジャー様だと思います」


そこでシムが何やら気づいたのか、当主の顔を持ち上げて、当主の顔をみて


「そなた、もしやあれをする気ではあるまいな」


すると苦しそうにしながらも、とてもいい笑顔で


「私からベックにやれるものは、もはやこれしかありません。

お願いします。蟲の神よ」

「・・・・・」


あのシムがしばし悩んだようだったが、ジャックの目を見て


「わかった。余が必ずキンジャーを抑えよう。しかし今の余のなりでは、他のものまでは手が回らぬぞ」


当主はまた頭を下げ


「ギリギリのタイミングで、他の皆様に通知しようと思っております。それで他の方々は納得はしないかと思われますが、止めには入らないかと」

「なるほどの、じゃがキンジャーは動くと」

「はい。あの方は自分以外の全てに甘いですので」

「そうよな、ま、それでこそキンジャーと言えるかも知れぬが・・・、ま、そなたの頼みは請け負った。何があろうともキンジャーの横入りはしないようにしてやる」

「ありがとうございます。」


シムは神気を抑えて、鋼糸を操り


「ではジャックはもう休め、明日まではなんとしても持たせなければならないのだろう?」

「すいません。」


シムの鋼糸に持ち上げられ、ベットにゆっくりと寝かされた。そこで当主は一息ついて、俺を見て


「レオ君、君にも頼みがある」


俺にも何やら頼みがあるみたいだ、無言で頷くと、また棚から三通の封書を取り出し


「ふー、この三通の封書、俺が死んだときに直接宛先の人物に渡しては貰えないだろうか」


その封書を受け取り、宛先を見ると、一人はベック、もう一人はキンジャーそして残りの一人は白黒の権力者ベイ・ホーマーの名が記されていた

このところ法事と入ったばかりの仕事に終われて暇が全くない!この話も、朝の三時に書いている。ふー、暇が欲しい

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