準備中のどたばた
おまけにベックまでついて来た!強いかどうかはわからないが、レオ君、ラッキー
部屋に戻って
「あの剣以外にも、未鑑定なもの全部鑑定したんだ、ザキア何かいる?」
鑑定したものを出した
「そうですね、このレザーアーマーを貰います」
「それだけでいい?でもザキア、次の敵はアンデットばかりだから、これも持っとけば?」
酸が入っている瓶を出した
「酸ですか?」
「そ、廃墟ではアンデットばかりみたいだから、少しは役にたつんじゃない?」
「そうですね。ならこれも貰っておきます。」
のんびりザキアと話していたら、暴風雨が戻ってきた!
「たっだいまー、恋しかった?」
俺は普通に対応した
「カルサちゃん、おかえり。ちょうど今、今日鑑定したのを見ていたんだ!」
カルサちゃんは対応が気に入らなかったのか
「もー!そんな対応じゃもてないよ。」
何かしらんけど、怒られた
「ま、いいか!時間もあるしゆっくり攻めるよ!」
「何を?」
「いいの、いいの。あ、鑑定で思い出した!レオ君、あの剣は、この階層では貴重すぎるよ!ベックが躊躇するのもわかるよ。」
「えっ?どういうこと?」
「レオ君、魔界の武具装飾のランクを教えるから、覚えておいて」
「ああ、」
「まず、ナイフを例にして教えるけど、まずただのナイフは鑑定してもナイフとしかでない!そこからそのナイフの性能によって、+1とか+2とかが出てくる!でナイフとしての性能の最高が+10で終わる。」
「ふむふむ」
「ここから、その工匠の作った銘入りが出てくる。ベックにあげた、ホローギャの剣みたいに、工匠の名前が前に出てくる。そしてこの銘入りも+20が最高値なの。」
「ということは、あの剣は、ホローギャさんが作ったって事?」
「そうそう!名前入りが出来る工匠だから、見習いの工匠じゃなくちゃんとした武器匠が作った剣って事!」
「カルサちゃん、工匠にもランクごあるの?」
「そだよ、僕、ホローギャなんて聞いた事ないから、新人さんだと思う。武器匠のランクによって同じ+1でもぜんぜん威力が違うよ」
「なるほど、」
「それでも、魔界で武器匠に選ばれた人だから、そんな新人さんの剣でも凄く高価なんだよ!多分買ったら、神金貨1・2枚すると思う。」
「なるほど、それでベックさんは固辞し続けた訳か!」
「そ、流石に高価過ぎたんだよ」
「でも、ベックさんにあげた事に後悔はないよ。あの時のベックさんのお陰で、今の俺があるからね。」
そう言ったら、カルサちゃんに頭を撫でられた
「やっぱり、レオ君はカッコいいね」
撫でられながら、しみじみと言った
「よし!レオ君!寝るまでに、アイテムのランクと工匠について勉強しよう。」
カルサちゃんに悪ふざけ乗って
「先生!勉強はいいのですが、最初に鑑定したものの再分配しましょう。」
「わかりました。レオ君」
カルサちゃんは鑑定品を見て
「このブルークリスタルだけもらうよ。後は、任した。」
「ザキアはどう?」
「もう私もいいです。マスター、いらない物は売るなりなんなりでお願いします。」
「わかったよ、じゃカルサ先生、勉強しましょうか?」
カルサにそう声をかけた
今日は台風予防で、一日潰れる!あんな強い台風くんなよー




