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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第3章  廃墟の戦い
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準備中のどたばた

おまけにベックまでついて来た!強いかどうかはわからないが、レオ君、ラッキー

部屋に戻って


「あの剣以外にも、未鑑定なもの全部鑑定したんだ、ザキア何かいる?」


鑑定したものを出した


「そうですね、このレザーアーマーを貰います」

「それだけでいい?でもザキア、次の敵はアンデットばかりだから、これも持っとけば?」


酸が入っている瓶を出した


「酸ですか?」

「そ、廃墟ではアンデットばかりみたいだから、少しは役にたつんじゃない?」

「そうですね。ならこれも貰っておきます。」


のんびりザキアと話していたら、暴風雨が戻ってきた!


「たっだいまー、恋しかった?」


俺は普通に対応した


「カルサちゃん、おかえり。ちょうど今、今日鑑定したのを見ていたんだ!」


カルサちゃんは対応が気に入らなかったのか


「もー!そんな対応じゃもてないよ。」


何かしらんけど、怒られた


「ま、いいか!時間もあるしゆっくり攻めるよ!」

「何を?」

「いいの、いいの。あ、鑑定で思い出した!レオ君、あの剣は、この階層では貴重すぎるよ!ベックが躊躇するのもわかるよ。」

「えっ?どういうこと?」

「レオ君、魔界の武具装飾のランクを教えるから、覚えておいて」

「ああ、」

「まず、ナイフを例にして教えるけど、まずただのナイフは鑑定してもナイフとしかでない!そこからそのナイフの性能によって、+1とか+2とかが出てくる!でナイフとしての性能の最高が+10で終わる。」

「ふむふむ」

「ここから、その工匠の作った銘入りが出てくる。ベックにあげた、ホローギャの剣みたいに、工匠の名前が前に出てくる。そしてこの銘入りも+20が最高値なの。」

「ということは、あの剣は、ホローギャさんが作ったって事?」

「そうそう!名前入りが出来る工匠だから、見習いの工匠じゃなくちゃんとした武器匠が作った剣って事!」

「カルサちゃん、工匠にもランクごあるの?」

「そだよ、僕、ホローギャなんて聞いた事ないから、新人さんだと思う。武器匠のランクによって同じ+1でもぜんぜん威力が違うよ」

「なるほど、」

「それでも、魔界で武器匠に選ばれた人だから、そんな新人さんの剣でも凄く高価なんだよ!多分買ったら、神金貨1・2枚すると思う。」

「なるほど、それでベックさんは固辞し続けた訳か!」

「そ、流石に高価過ぎたんだよ」

「でも、ベックさんにあげた事に後悔はないよ。あの時のベックさんのお陰で、今の俺があるからね。」


そう言ったら、カルサちゃんに頭を撫でられた


「やっぱり、レオ君はカッコいいね」


撫でられながら、しみじみと言った


「よし!レオ君!寝るまでに、アイテムのランクと工匠について勉強しよう。」


カルサちゃんに悪ふざけ乗って


「先生!勉強はいいのですが、最初に鑑定したものの再分配しましょう。」

「わかりました。レオ君」


カルサちゃんは鑑定品を見て


「このブルークリスタルだけもらうよ。後は、任した。」

「ザキアはどう?」

「もう私もいいです。マスター、いらない物は売るなりなんなりでお願いします。」

「わかったよ、じゃカルサ先生、勉強しましょうか?」


カルサにそう声をかけた


今日は台風予防で、一日潰れる!あんな強い台風くんなよー

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