竜子様の遊び 根廻編
神の怒りでギルサボロボロ!神を怒らせるものではない!
今日はザキアさんと一緒に行動だ!
(確か、『死にたがり』の2つ名だったよねー、どんな人だろ?)
商業ギルドに一緒に向かいながら、ザキアさんを観察していた。すると
「リジリコさん、貴方は何者ですか?隠しているようですが、明らかにカルサよりも強い力を感じます。私達に何か用ですか?」
私の力を感じ、かまをかけてきたみたいだ!
(流石は、2つ名持ちって所かな。)
「わかりました。貴方には謝らなければならないこともあります。商業ギルドの用がすんだら、その辺の軽食屋に入りましょう。」
ザキアさんに、ことわりながら、商業ギルドに向かった。
商業ギルドに着くなり、ザキアさんが受付でさっさと用を済ませ、直ぐに私の方に戻ってきた。
「明日の朝一までに荷物を積んで置いてくれるそうです。それとついでに聞いてみたら、すぐ近くにおいしいデザートを出す、軽食屋があるそうですので、そこに行きましょう。」
場所を聞いてきたのだろう。
迷いもなくそちらに歩いて行こうとした!
(以外と小回りのきく人だな!ギルサとは大違い‼)
ザキアさんの後を追って私も向かった。
軽食屋の席に着いて
「では話してもらえますか?」
「ちょっと待って!注文してからにしましょうよ。店員さん、注文お願いします。」
紅茶とケーキを注文し、商品がきてから、話を始めた。
「まずはザキアさん、すいません」
丁寧に謝ってから
「貴方をレオ君の僕にしたのは、私です。カルサも同様に私が頼んで仲間になってもらいました。レオ君一人で魔界を冒険していては、成長は遅いと思いましたので。」
「冒険者ギルドに圧力をかけたのですか?」
「そういうわけでもないのです。一階層のグランドマスターに、レオ君の仲間を見つけてくれとは言いましたが。」
「では、私は」
「言いたくはないのですが、冒険者ギルドとしては、渡りに船だったみたいですね、貴方は。前々から、ギルドに警告を受けていたらしいですから。」
「なら、貴方が頼み、ギルドが画策して、私はマスターと主従契約をすることになったと言うことですか?」
「多分?そんなところだと思います。」
ザキアさんが、急に考え込んだ!
「一つ教えて下さい。」
「答えられることなら。」
「何故、マスターの成長を促すのですか?マスターは話に聞くと、地上界で好き勝手にしたから、竜子様に魔界に落とされたと聞きました!どう考えても、魔界にとっては、マスターは異端です!」
(あら、いやだ、この子めっけもんだわ!
『獣暴走』さえなくなれば、一気に開花するな、この子!)
「それを答える前に、短い間ですけど、レオ君見てどう思いました?」
ザキアさんは間髪いれず
「英雄の資質を持っていると思います!今は何か心につかえがあるみたいですが、解放されると、魔界の癌になるかも知れないと思っています。」
(やだ!本気でこの子ほしい!サラに根廻頼もっと!)
「私の方もそう思っています。ですから、育てようかと」
「魔界に嵐を呼ぶかも知れませんよ!マスターは‼」
「それでこそです!魔界に対して、敵になるか味方になるかは、まだわかりませんが、魔界としては、強くなれる逸材をあのまま腐らせる訳にはいかないのですよ。」
「・・・そう言う事ですか。」
(いやー頭の回転もいい!なんで一階層にいるんだ?この子?)
「しかし、貴方にも迷惑をかけてしまいました。何か希望があるのでしたら、一つだけ、私に出来る事なら、叶えますが?」
「この事を、貸しとして覚えておいて下さい。」
「今じゃなくていいのですか?もしかしたら、『獣暴走』を解く事も出来るかも知れませんよ?」
「あれは、自分の罪です!マスター達と一緒に自力で解きます!」
「そうですか、なら、貸しと言うことで、これを渡しておきます。」
私は小さなクリスタルを出した
「このクリスタルは、一回だけ、私に直接連絡が取れます。何かありましたら、このクリスタルを持って願って下さい。」
ザキアはじっとクリスタルを見て
「わかりました。何かあったら、使わして貰います。」
クリスタルをしまった。
その後、ケーキを食べてザキアさんと別れた!
別れた後、すぐにまたこの軽食屋に戻り、店員さんに
「このケーキを2ホール売って貰えませんか?」
と頼んだ!
(このケーキなら、いいお土産になる!ファーも機嫌が直るかもしれない!)
そしたら、店長さんが出てきて
「必要量しか、作ってないんだよ。今すぐは、この後の仕事に差し支えてしまうから、違う日にして貰えないか?」
「明日の朝一ではいけませんか?」
「常連さんなら、作りおきもするんだが、一見さんじゃなー、なんか身分がわかるものないかな?」
ちょっと考えて
「店長さん、驚かないで、これを見て」
私の身分の証、12神官証と龍神符を見せた!
店長さんはこれを見て、ぶっ倒れた
(しまった!気絶するとは!)
「店長!貴方、何したんですか?」
「大きな声をあげないで下さいね。身分証明として、これを見せたんです。」
店員さんにも見せた!
「り、り、竜子様!」
「わーー、大きな声をあげないで!」
急いで口を押さえて、
「店を何とかして貰えませんか?」
「わかりました。」
背筋がピーンと伸ばして、てきぱきと何をするのかと思ったら、何と店を閉めてしまった!
そのまま、私の前でひざまずき、
「とりあえず、店を閉めました!」
なーんて言った
(どうしよう、店員さんがこんな行動をとるとは!)
仕方なしに店長さんを、魔法で起こし、もう一回
「このケーキを2ホール、売って下さい」
と頼んだ!
「わかりました!献上致します!」
(献上?)
店長さんは、すぐにケーキを崩れないようにして私の前に差し出した!
「どうぞ、お納め下さい。」
(あー、やっぱり)
「違う!買うから、あーめんどくさい」
高金貨一枚をそこに置いて、ケーキを持ち、さっさと店からとんずらした!
とうとう運動会当日!
あーやだなー




