竜子様の遊び 怒り編
カルサ騙されたのか、竜子様が仲間になっちゃった!カルサの胃が痛い日が続く。
(いやー、力は出せないけど、こういう旅は楽しいなー。)
朝の早い時間帯のキュルムの町を、ニコニコしながら散策していた。
(いやー、一昨日のキャンプも楽しかったなー、ああいうのは、なんか知んないけど楽しい!今度、巫女たちと、神官達を呼んでやってみよう!)
るんるん気分で歩いていると。やな気配がした!
(ん?これは竜氣の気配!でもこの力の強さはカルサじゃない!これ程の力の持ち主は将クラスだ‼
でも普通こんな階層に将クラスがいる事の方がおかしい?何かの用があっていたとしても、普通申請が無ければ将クラスが一階層にいることは出来ないはず!誰だろ?)
気配のした方に、短距離転移してみた、するとレオ君が威圧感のあるじっさまに捕まっている。
(ギルサーー!仕事はどうした‼いくらギルサでも、チャックの所行って帰るには早すぎるぞ‼)
私を起点にして、人離れの結界を張り
竜氣をギルサにだけ当てて話かけた!
「ギルサさん、こんな所で何をしてるんですか?」
プレッシャーをかけてギルサによって行くと、流石ギルサ、私の正体に気づいた!
(ならば‼)
「もう一度言います。何故こんな所にいるのですか?ギルサさん」
竜氣から神龍氣に力を代えて、ギルサにプレッシャーをかけ続けた!
ギルサはビクビクしながら、レオ君から手を離し。
「いえ、それは・・・」
もうギルサは蛇に睨まれた蛙状態に陥った!
とりあえず、ギルサはこのまま置いとく事にして、
「レオさん、おはようございます。カルサちゃんが心配してましたよ。此方は私が何とかしておきますので、宿に戻って下さい。」
レオ君のフォローし、なおかつさっさとここから去ってもらうように、画策した。
「わかりました。ではご老人、失礼します。」
レオ君は一礼してさっさと、宿屋に向かってくれた。
レオ君の後ろ姿を見ながら、カルサに神のスキル『神託』を使った。
「カルサ起きてる?」
『えっ、何?頭に響く!もしかして竜子様』
「そ!巫女たちに連絡する方法と同じやり方で君に連絡している!直接頭に念波を送ってるから、君も思うだけで、私に通じるよ。」
『こんなに朝早く何ですか?』
「今、レオ君が宿屋に帰る!『カルサが心配してるから速く帰って』とレオ君に言ったから、フォローをよろ。」
『わかりました。それだけですか?』
「此方は今、ちょっとドタバタすると思うから、私は宿屋に戻るのは少しは遅くなると思う。」
『わかりました。朝御飯先に食べてます。』
「うん!わかったよ!ではまた」
通信を切り、おどおどしているギルサに圧を強くした!
「さてと、ギルサ!なんでこんな所にいるのかな?」
「いや、竜子様、それは・・・」
「君には仕事を頼んだはず、頼んだ仕事はどうしたの?」
ギルサの目の前に立ち、ギルサ肩に手を置いて聞いた!
「いや、それは・・・」
手に力をいれた‼
「グッ」
ギルサが足を崩して膝立ちになった!
ギルサの目を見て
「私の頼んだ仕事はどうしたと言っている!!」
神氣、威圧、プレッシャー!すべてをただ一人の老人にぶつけた!
ギルサは諸々の力に屈し、とうとう地べたに這いつくばった!
「竜子様、仕事はちょうどチャック殿の所に向かう我が弟に頼みました!」
カチンときた
「そう、私達の仕事を他の分野の人間に任したと」
私の怒りが伝わったのだろう、ギルサは恐怖でブルブルし始めた。
「お許しを、竜子様!孫が孫が心配だったのです。あの様な小わっぱの仲間になるのが、我慢出来なかったんです。」
「素直に言えば許されると思ってるのか!」
私は久しぶりに神の怒りが出そうになっていた。
怒りが沸点に到達するかの所で
「竜子様、お怒りをお静ずめ下さい。このままではこの町が消えます。」
後ろに巫女衣装を着た、綺麗な少女が立って私を戒めた。
「サラ」
「サラ様」
「ギルサは私が罰します!それでこの場を収めて下さい。」
怒りを抑えて
「条件がある!」
「何でしょうか?」
「まず、チャックに渡す荷物を必ず私の眷属、もしくは、私の部下からチャックに渡すこと、ギルサの弟は私の部下でも眷属でもないからね。」
「わかりました。」
「それとギルサは、カルサの試練が終わるまで、カルサのいる階層から五階層以内に近寄らない事を盟約として刻むこと!」
「な、それは‼」
「わかりました。ギルサ!あなたに拒否権はありませんよ。」
「後はサラに任せる、今、ギルサをみると、神罰を与えそうだ!」
「わかりました。
竜子様、一つ伝言です。ナーサ様が『護衛も無しに一人で行くとは何ごとですか‼今日中に連絡がなければ、休眠中以外の九頭竜全員で迎えに行きます』との事です。後、ファーも怒っています。」
(げっ、ナーサはわかるが、ファーまで怒ってるのか)
「わかった、ナーサには連絡をいれる!ファーにはこの用がすんだら、直接会いに行く!」
「それがいいと思います。皆さん手伝って下さい。」
気配の無いところから、突然、フードをすっぽり被った六人の女性が湧いてきた!
「ギルサを連行します。ギルサ!抵抗しないように」
ギルサは大人しく、六人の女性に囲まれた。
その正面にサラは立ち
「竜子様、では一旦龍神殿に帰ります。」
「ごめんね、サラ」
「それが私の役目です。」
そう言うと、消えるように、ここからいなくなった。
(サラには悪いことしたなー、お土産屋買っていこ)
そう思いつつ、宿屋に歩きながらナーサに連絡を取った。
「ナーサ、ごめんね」
『護衛位つけて下さい!今からガリグを送ります。』
「勘弁してー!」
『なら心配かけさせないで下さい。護衛が嫌なら、見張りをつけます!これは拒否させません!シャドウドラゴン百体を回りに配備します。』
「えーーー!」
『拒否はさせません!10分以内に配置させます。』
「ならせめて指揮官を教えてー!」
『ダメです!言い含められる可能性がありますから』
むー
(ばれてる!さすがナーサ)
「わかったよ。でも、私が危険になるまで手は出さないでね。」
『わかりました。竜子様も早く城に戻って下さい。』
「はーーい、わかりました!」
『返事だけはいいですね。ではくれぐれもよろしくお願いします。』
通信を切って、宿屋に入った
甥っ子がうっとうしい!妹よ、連れて来るな!




