秘密を暴けるか?
どんな時でも、カルサちゃんはマイペース、回りがかわいそう
再会場所を告げてから仲間と別れて
(私は目的がある!まずは情報屋だ‼)
キョロキョロしながら、冒険者ギルドを探した。
商業ギルドからそんなに離れていない所に、冒険者ギルドはあった。
中に入ってから、仲間の有無を確認し
(よし!いない!)
こっそりしながら、情報屋に向かった。
「何かご用ですか?」
スケルトンが受付をしていた。
(うわー、骸骨だよ!しゃべってるよ!)
内心びくびくしながら、
「聞きたい情報があるのですが!」
「はい!わかりました。冒険者カードを提出してください。」
冒険者カードを見せると
「ありがとうございます。どんな情報が必要ですか?」
「聞く前に、守秘義務とかありますか?」
「この話も情報になります。誰かが買うかも知れませんが、こういう情報は、相場が高いのが基本です。まず買わないでしょう。」
「因みにいかほどなんですか?」
「最低白金貨五枚です。」
(確かに高い!なら大丈夫か?)
「わかりました。まず『死にたがり』の二つ名を持つザキアについて教えて下さい。」
「わかりました。この情報の値段はタダです。」
「へっ?」
間抜けな顔をしてしまった。
「何故ですか?」
「貴方はザキアのマスターですよね!冒険者ギルドから、ザキアに関してあなたが情報の提示を求めたら、ザキアの情報の中級までは無料にて、提示するように連絡がきています。
ではどのような情報が欲しいのですか?」
(なるほど、冒険者ギルドも融通を利かしているということか!)
「なら、何故『死にたがり』の二つ名がついたか教えて下さい。」
「わかりました。
ザキアはレベル1の頃から何故か無茶な戦闘ばかりしていました。最初は向上心からと思っていたのですが、余りにも死亡が多いい為、調べてみると、隠れスキルの存在が明らかになりました!そのスキルが『獣暴走』! このスキルは、獣化するとバーサーカーのように、暴走することが確認させています。バーサーカーと違う所は、仲間には、たとえ暴走中でも敵にしか暴走行為はいかないと言うことと、獣化したら、意識を失うか、死ぬまで解除ができないということです。しかも『獣暴走』中は、攻撃力と敏捷力が普段の十倍になるため、力づくでの抑えこみができない状況でした。しかし『獣暴走』は獣化しなければ発動しないスキルです。その事を本人にも伝え、獣化しないように指導までしたのですが、一向に収まる事がなく、とうとう1階層で一番死を経験し、あの二つ名『死にたがり』を得る事になりました!」
(何故ザキアは獣化を止めないのだろう?)
「わかりました、ありがとうございます。次はカルサ・グリフリーザについて教えてもらえませんか?」
カルサの情報欄を見たらしくビックとしてから、
「カルサに関してですか?あの子は親族の力により情報が高額になっております。初級情報でさえ、白金貨五枚です。」
「はーーー?なんですかその値段は!」
「カルサの親族が、カルサの情報を止めています!すいませんが諦めて下さい。」
後ろにどんなビックがいるかわからないが、ここは退くしかなかった
「では最後に、龍神竜子について教えて下さい。」
「わかりました、初級、中級、上級、そして最高級の四つがあります。因みに初級は金貨四枚、大銀貨八枚になります。」
(高い!初級でこれか!しかし敵を知らねばなにもならない!)
「初級をお願いします。」
金額を支払うと
「ありがとうございます。では、竜子様についてお話します。
魔法皇帝に仕える、12神官の一翼です!見た目は五、六歳の外見ですが、実年齢はごく親い人しか知りません。龍族、竜族の神でありどんなときでも配下である九頭竜の一角が守っています。個人でも計り知れない力を持っており、魔界では五本の指に入る実力者です。人気もあり、定期的にやっている人気ランキングでは十位以下に落ちたことはありません。気分屋であり、いつも他の12神官を振り回しているらしいです。
初級はこんな所です。」
(やはり神か!実力も魔界随一!しかし‼)
「わかりました!ありがとうございます。因みに竜子に関して中級の情報の値段はいくらくらいですか?」
「中級は白金貨四枚です。」
(やはり高い!しかし目標が見えた!)
「わかりました。」
お礼をいい、情報屋から離れた。
台風が直撃せずそれていった!たすかるー




