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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第2章  仲間たち
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以外と大きな町

女性陣強し!レオ君、弱し!頑張んないと、カルサちゃんに本気で襲われちゃうぞ

キュルムの町は周りを多分木の柵に囲まれた都市だ。

町の入口らしき所に行くと、二人のゴフリンとオークの門番が出入りを管理しているようだった。

近づいて


「ゴドブの村からこの町の商業ギルドまで荷物を届けに来ました。これが書類です。通してもらえませんか?」


オークの方が此方を見て、


「御苦労様、ちょっと確認するから少し待って」


オークの人が、出入口の近くにある建物に入って行った。

一人になったゴフリンにカルサちゃんが唐突に話かけた


「あら?コイリ~、こんな所で門番してたんだ!ベックが探してたよ?ゴドブの村の宿屋にいるから、暇になったら会いに行ってあげなよ。」


ゴフリンの門番がびっくりして此方を見て


「げっ、カルサ!まだ下に降りてなかったのか!ベックの兄貴が何用だって?」

「しんない、でも僕は二日後に村に帰るから、それまでに対応しないと、私が『ここにいた』ってベックに話すよ?」


焦りだしたコイリさん(ゴフリンの門番)が


「待った!休みになったら向かうから、ベックの兄貴には言わないでくれ!」


いつもの、『鴨が見つかった!』という笑みをカルサちゃんはうかべて。


「ありがとう、コイリ、私二日ほど、この町にいるから、美味しい物奢ってね。」


さらっと、口止め料を要求した!


(こわっ!)


コイリさんが、ガックリ項垂れていた所にオークの門番さんが戻ってきた


「確認を取った!何日程この町に滞在だ?」

「2、3日を見てます。」

「わかった!商業ギルドはこの道を真っ直ぐ行ったら右側に商業ギルドの看板があるからわかると思う。では、キュルムの町にようこそ!」


礼をいい、堂々と町中に入った




「皆、とりあえず、この荷物を商業ギルドに渡したら、各々夕方まで別行動しないか?」

「僕はいいよ!この町に用があるし!」

「私も大丈夫です。買い物でもしてます。」

「マスター!私は服従の首輪を着けている者です。マスターと離れるわけには。」

「ザキア!その辺は大丈夫、命令すれば、たとえ服従の首輪を着けていても、個人行動は出来るから。

『では、ザキア!皆の宿を探してから夕方まで自由行動!夕方になったら、町の中心広場にて皆と合流を果たす。この命令を遵守すること‼』

よし!これで大丈夫だと思う。皆も夕方までに中央広場で合流だから、遅れないように!さー、荷物を届けようか。」




門番さんが言ってたとうり、商業ギルドは直ぐに見つかった。(看板のマークは知らなかったが、カルサちゃんが知っていたため、事なきを得た)直ぐにギルド内に行き、受付に荷物を確認してもらい


「確かに、書類どうりの品、ありがとうございます。依頼書にサインをしておきます。帰りも荷物を運んでもらうことになりますが、直ぐがいいですか?」

「いえ、この町は初めてなので、2、3日居ようと思っています。」

「なら旅立たれる前の日の夕方迄に、こちらに来て下さい。荷物を詰め込みますので。」

「わかりました。ではまたきます。」


あいさつをしてから、商業ギルドを出た。



「じゃ皆、夕方に中央広場で、」


皆にそう言ってから、町を散策することにした。

住んでる所に台風が近づいてきた。土砂崩れが起きませんように

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