仕事の選り好みはいけません‼
鑑定の書を買い、また貧乏!また頑張るレオ君。
道具屋にたどり着くと、中はカルサちゃんがいるのに盛況だった。
(あれ?もう気にしてないのかな?)
頭を傾げながら、カルサちゃんを捜した。
「マスター、受付です。」
ザキアがいち早く見つけてくれた。見てみると、カルサちゃんはクリーガさんと話し込んでいる。
近づいてみて
「カルサちゃん、いい仕事あった?」
「ランクDの仕事は、護衛と捜索の仕事の二つしかなかったんたー!でも護衛の仕事は、レオ君もざー君もカルマがマイナスだから、受けれなくて、クリーガに何か仕事ないか交渉してたんだよ!」
(ざー君ってだれ?もしかしてザキアの事か!二つ名が『死にたがり』なのに、可愛いい渾名だ!)
余計なことを考えながら
「カルサちゃん、捜索の仕事でいいよ。何か面倒な仕事なの?どうせ後一回Dランクの仕事をすればOKだから、選り好みはぜんぜんしないよ。」
フォローしたのに
「この捜索の仕事!麻痺草を20も探さないといけないんだよ!僕たち三人薬草学のスキル持ってないから、探すのも一苦労だし、その間も影は襲いかかって来る!割に合わないよ‼」
強く反対意見を言ってきた。
(以外と考えてるよなー、カルサちゃん)
そしたら、今まで聞き役だったクリーガさんが
「なら、護衛の仕事してみたらどうですか?」
「え?でも!」
「わかっています。カルマの問題がありますね。しかしこの依頼を出したのが、道具屋のコルトです。カルサ!交渉出来るんじゃないですか?」
悪そうな顔をして
「なるほど!クリーガも悪巧み好きだね。この依頼少しの間預かっといて!コルトに交渉してくるよ!」
カルサちゃんが今にも飛び出しそうな勢いを止めながら。
「そう言う交渉なら私もいこうか?」
と投げ掛けたが
「いいよ。いいよ。一時間程で戻って来るから、その辺で待っといて。」
それだけ告げるとさっさと行ってしまった。
「忙しい子ですね」
(まったく納得!)
ザキアの呟きに頷いた。
20分程で戻って来て
「大丈夫だって!クリーガ~、依頼受託するからよろしく。」
晴れやかな笑顔で此方に向かって来た。
八月もすむ!9月は運動会がある!面倒




