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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第2章  仲間たち
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仕事の選り好みはいけません‼

鑑定の書を買い、また貧乏!また頑張るレオ君。

道具屋にたどり着くと、中はカルサちゃんがいるのに盛況だった。


(あれ?もう気にしてないのかな?)


頭を傾げながら、カルサちゃんを捜した。


「マスター、受付です。」


ザキアがいち早く見つけてくれた。見てみると、カルサちゃんはクリーガさんと話し込んでいる。

近づいてみて


「カルサちゃん、いい仕事あった?」

「ランクDの仕事は、護衛と捜索の仕事の二つしかなかったんたー!でも護衛の仕事は、レオ君もざー君もカルマがマイナスだから、受けれなくて、クリーガに何か仕事ないか交渉してたんだよ!」


(ざー君ってだれ?もしかしてザキアの事か!二つ名が『死にたがり』なのに、可愛いい渾名だ!)


余計なことを考えながら


「カルサちゃん、捜索の仕事でいいよ。何か面倒な仕事なの?どうせ後一回Dランクの仕事をすればOKだから、選り好みはぜんぜんしないよ。」


フォローしたのに


「この捜索の仕事!麻痺草を20も探さないといけないんだよ!僕たち三人薬草学のスキル持ってないから、探すのも一苦労だし、その間も影は襲いかかって来る!割に合わないよ‼」


強く反対意見を言ってきた。


(以外と考えてるよなー、カルサちゃん)


そしたら、今まで聞き役だったクリーガさんが


「なら、護衛の仕事してみたらどうですか?」

「え?でも!」

「わかっています。カルマの問題がありますね。しかしこの依頼を出したのが、道具屋のコルトです。カルサ!交渉出来るんじゃないですか?」


悪そうな顔をして


「なるほど!クリーガも悪巧み好きだね。この依頼少しの間預かっといて!コルトに交渉してくるよ!」


カルサちゃんが今にも飛び出しそうな勢いを止めながら。


「そう言う交渉なら私もいこうか?」


と投げ掛けたが


「いいよ。いいよ。一時間程で戻って来るから、その辺で待っといて。」


それだけ告げるとさっさと行ってしまった。


「忙しい子ですね」


(まったく納得!)


ザキアの呟きに頷いた。




20分程で戻って来て


「大丈夫だって!クリーガ~、依頼受託するからよろしく。」


晴れやかな笑顔で此方に向かって来た。

八月もすむ!9月は運動会がある!面倒

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