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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第2章  仲間たち
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新たな仕事

とうとう、カルサの抱き枕確定!このままなし崩し的に!レオよロリコンが呼んでいる

食堂に降りると、回りの皆から、生暖かい目で迎えられた。


「レオ君、とうとうそっちの世界に行ってしまったんだね。でもね魔界では、いくら年の差があっても、種族が違っても、性別も同じでも結婚できるから、だから、カルサちゃんとの間に何かあって、結婚!って事になったら、私達も結婚式には呼んでね。」


ふわふわとピアがすごいことを言って、ソームさんの元に戻って行った。


(このままではなし崩し的になってしまう!だが、諦めは私の主義に反する‼)


「違う!私はボンキュボンのグラマーな人が好みだ!今、こんな状況はカルサちゃんの謀略だ‼」


すると、カルサちゃんが泣きそうな顔して


「私の事、嫌い?」


ポツリと皆に聞こえるような小さな声で俯いた!


(カルサちゃんの性格なら、この状況は作っている!しかし、ここで突き放したら、私は終わる!)


「いや、そんなことはない!あと10年経ったら、ウェルカムだよ!でもね、今のカルサちゃんの年だと、私の風当たりが強いんだよ!」


何とか説得したのだが、


「じゃあ10年後まで待ってくれる?」


期待した目で見つめてきた!

回りも、此方の対応が聞きたいのか、静寂の中で答えを待っている!


(どの解答があたりなんだ!はずれを引いたら終わりだぞ‼)


「10年経ってから、その時にまた考えるよ!」


間髪いれずに


「じゃあ10年恋人も作らず待っててね。」

「いやそれは」

「えっ、裏切るの?」

「私も若いし!」

「なら恋敵ができないように、ずっとくっついてるよ!」


にぱっと笑顔を見せて、食堂の席に着いた!


(最悪、10年は寄生するつもりか!しかし反対意見が思い浮かばない。)


これ以上諦めて、私も席に着いた。




今まで、我関せずの姿勢を貫いていたザキアが話をしてきた。


「マスター、今日Dランクの仕事をさっさと済まして、今日中にランクCの仕事を受けましょう!面白そうな仕事がありましたので。」

「ランクCの仕事でか?楽そうな仕事か?」

「いえ違います。南にそこそこ行った所に、廃墟があるんです‼そこの影が急に増え始めた情報がありました、もしかしたら、カルサの探し物があるかと。」

「えっ!そんなに近場にあるの?遠い所ばかり調べてたよ!」

「灯台もと暗しってやつですね。ですから、今日中に依頼だけでも受けましょう!」


(さすがザキア、役にたつなー)


「わかった!じゃさっさと道具屋で買い物して、ギルドに向かおう!」

「そだねー!でも、鑑定の書は買わないといけないよ!」


突っ込みだけは入れられて、朝御飯を食べてから、道具屋に向かった。

変な台風のせいで予定が定まらない!さっさと動け!台風

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