カルサちゃんの謀略
鑑定の書高い!しかし仲間たちの善意で買うことになった!うまく使えるか!
夕飯を食べながら、カルサちゃんがとんでもないことを言い出した。
「じゃ今晩からここでレオ君と一緒に寝るから!ザキアさんもよろしく。」
口の中の物を吹き出しかけた
「いやいや、冗談にしてはきついよ。私達は男だよ。宿代がないなら、私が払うから」
そう言ったのに。
「いやいや、本気だよ!ある理由があって、レオ君には僕の抱き枕になって貰おうかと思って。」
「それは嫌だよ!今でも、ピアなんかに変な目で見られてるんだから、一人で寝れるでしょう。」
何とか、最悪になる前に断ろうと頑張ったのだが、カルサちゃんはニンマリして
「昼前に何でも聞くって言ったじゃない!約束破るの?そんなことするとないことないこと言いふらすよ!」
脅迫してきた。
(確かに言った!何故あんなことを言ってしまったんだ!それに、ないことないことってなんだ!全部嘘っぱちを言うって事か!私の人権がなくなってしまう!何とかこの状態から脱しなければ‼)
「カルサちゃんは、可愛い女の子じゃないか、私達が、何かするかも知れないし、これ以外にしようよ!」
ロリコンの汚名をきるのが嫌で、何とか自爆ネタを言ったんだが。
「えー!8才にもならない子供に手を出すの?二人共?」
「私はそんなことはしない!」
「私もだ、そんなことしたら、二つ名が『死にたがり』から、『ロリコン』になってしまう!」
即座に二人共否定した!
「なら大丈夫だよね。じゃ今晩からよろしく。因みに、もし手を出すんなら、無理矢理は嫌よ!」
逃げ道も塞がれてしまった!
「マスター!私だけ違う部屋を借りていいでしょうか?」
ザキアが逃げようとした!
「ザキア、命令はしたくなかったのだが、仕方がない!私を見捨てないでくれ。頼む!」
ザキアにおもいっきり頭を下げた。
夜、二人部屋にカルサちゃんも合流した!
「じゃカルサちゃん、でかいベットで寝ていいよ!私はその辺で寝るから!」
何とか逃げたかったのだが、
「えー、約束を破るの?抱き枕にするって言ったじゃん!さっこっちで一緒に寝よ。逃げると、大きな声を出すよ?」
満身な笑顔で手招きしている!
ザキアさんに助けを求めようと、もう一つのベットを見たのだが。
(もう寝てる!はや‼)
助けが、夢の世界に逃げていた!
「カルサちゃんでも」
「えーい!めんどくさい‼」
ドスっ
衝撃がはしり意識を手放した!
朝起きると、私を抱き枕にしてカルサちゃんが、すやすや寝ていた!
「いつ私は寝たんだ?もしやカルサちゃんが私を落とした?」
過ぎたことは仕方ない。何とかカルサちゃんから抜け出そうとしたら
「ふにゅー、レオ君おはよー、いい朝だね。今日も頑張ろうね。今日Dランクの仕事したら、冒険者ランクがDになるから、そしたら僕の用も手伝ってね。」
カルサちゃんも起き出して、体を動かし始めた!
台風のせいかは、わからないが!今日は涼しい!