レベルアップ
まだ、立場の低いレオ君!この濃すぎる二人よりも存在感を出せるか!
村に着き、直ぐにギルドホールに向かった!
しかし私達が中に入った瞬間、ギルド内に沈黙が降りた。
(あー、午前中のカルサちゃんのせいか!ザキアよりも面倒だなー)
とりあえず無視してギルドの受付まで行った。(クリーガさんではない人)
「依頼を済まして来ました!どうぞ確認お願いします。」
依頼確認の為、依頼書を差し出した。
「確認します。」
依頼書を見て
「依頼完了を確認しました。報酬をどうぞ。それと、皆さんステータス更新の為、冒険者カードをこの紙の上に置いて、手を押して下さい。」
なんの疑問を持たず、前回と同じ事をした。
『ピコーン!』
何か変な音がなった瞬間。いつの間にか、受付さんが旗を持って
「おめでとうございます。レベルアップしました。騎士レベルが4になりました。」
お、びっくり!
「マスター!おめでとうございます‼」
「やったねレオ君!次は魔法レベルを上げよう!」
二人共祝福してくれた。
「ありがとう!まだまだかんばるよ!」
(あの幼女に一撃食らわせるまで!)
心の声は出さず!心の想いは再度刻みつけた!
カルサちゃんとザキアも更新してから(両者は何もなかった)。
「じゃ道具屋に行って、遺留品の鑑定と鑑定の書の金額を、確認しよ!じゃいくぞー!ゴーゴー!」
カルサちゃんがさっさと出ていき。私達は苦笑いしながら、付いて行った。
道具屋に入った瞬間、ギルドホール以上の沈黙が降りた!
(おいおい、いらっしゃいませもないのか!カルサちゃん、なにしたんだ?)
「みーんな!そんなにびくびくしなくても、何もしないよ。逆にあまりに酷い用だと、何かしちゃうよ」
カルサちゃんは可愛い笑顔で言っている。
(その笑顔が怖い‼皆の気持ちがよくわかる。)
同情の気持ちが外に出たのか、カルサちゃんが此方に眼を向けた。
(ヤバい‼)
「レーオーくーん?何を考えているのかな?」
心臓が飛び出しそうになりながら、
「何もないよ。さっさと用を済ますよう。ちょっと歩きすぎて疲れちゃたから。」
何とか話題変換をして、受付に向かった。
「コルトさん、鑑定お願いします。」
なるべくにこやかに話し掛けたのだが、
「や、コルトくーん!約束実行した?」
カルサちゃんの一言で緊張感が出てしまった!
「カルサ様、ちゃんとしています。後3日位待って頂ければ、元に戻ると思います。申し訳ありませんが、少しお待ち下さい。」
頭をすごく下げてカルサちゃんに頼んだ!
(本当にカルサちゃん、何をしたんだ?)
「ふーん!コルト君、様付けは駄目だよ。前どうりカルサちゃんで大丈夫。変な対応をすると、私色々考えちゃうよ?」
ビクッ
コルトさんが、怯えている!
(本当に、本当に、何したんだ?聞いてみたいが、怖い。)
「ま、いいや!コルト君、鑑定よろしく。安くしてね。」
「わかりました!お任せ下さい。一つあたり銅貨一枚にてやらさしていただきます。」
「ちょいまてー!その金額はおかしい。標準価格でいいですよ。というか、標準価格でお願いします。」
「えっ?よろしいのですか?後からあの苦しみを味わえとか?」
「大丈夫ですから、お願いします。」
カルサちゃんを見て
「それでいいよね。さっ、マジックバックから分からん物出して!」
「はーい。愛するレオ君の為にがんばります。後でギュってしてね。」
回りから、畏怖と尊敬の眼差しで見られた。
「頼む!カルサちゃん、変なことは言わないで下さい。」
力なく言った。
それから、カルサちゃんが出してくれたアイテム等を鑑定した(とりあえず、一つあたり金貨一枚でしてもらうことにした)。
鑑定済みアイテム一覧
牛の肉一キロ 水晶 レッドクリスタル ショートボウ ウッドシールド+1 果物ナイフ バスタードソード+4 ゴミ 守りの指輪 ショートソード+2
日中やっと暑さが和らいできた!それで思い出したが、今回の夏は登山は行ったが、海には行ってない!せっかく綺麗な海が車で一時間程の所にあるのに