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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第2章  仲間たち
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デジャビュ

『二度あることは、三度ある』


昨夜、酒盛りで飲みながら、今の状況を確信していた。

起きたら、案の定、カルサちゃんがすやすやと私を抱き枕にして寝ていた。

昨日の晩の事を覚えているだけ思い出そうとしたが、昨日、酒盛りにはカルサちゃんはいなかった筈だ!

覚えている最後の記憶は、ピアと踊っていた覚えがある!(それも、ちょっと恥ずかしい。)

部屋を見てみたら、大きいベッドに私とカルサちゃんが、普通のベッドにザキアさんが寝ていたようだ!

(ザキアさんが、カルサちゃんを中に入れたのだろうか?)

疑問に思っていたら、私の気配に気が付いたのか、ザキアさんが起きてきた。

「お早うマスター!

うん?何故このお嬢さんと寝ているんだい。私が言うのもなんだが、もうちょっと年をとった女性の方が、健全だよ。」

(ヤバい。早く訂正しなくては、その趣味の人間と誤解される!)

「これは、」

「あん、ダーリンもう起きたの?」

カルサちゃんが凄いタイミングで起きて、凄い事を言いやがった‼

(とっくの昔に起きていて、タイミングを見計らっていたな‼このままでは、そっちの趣味と勘違いされる!急いで訂正したくては‼)

「ち、違う!カルサちゃんとは何もない!」

「えーー、今日から一緒に行動しようって決めたじゃない。」

(仲間になるということで、こんな言い回し方が出来るなんて。)

「レオさん、とやかく言うつもりはないが、明日から隣の部屋に移ろうか?」

(げ!もうその趣味と勘違いされている。)

「違う!私はボンキュボンの美人が好みだ‼こんな洗濯板には食指もうご」

ドゴン‼

「ぐげ」

私の鳩尾に拳が突き刺さった‼

「レオ君!何か言った‼」

「か、るさ、ちゃ、んこれ、は、ひど、く、ない、か、い」

起きたばかりなのに、また真っ暗になった‼(気絶させられた。)



それから、小一時間で下に降りた。

「おや?レオ君も二日酔いかい」

真っ青な顔で降りてきた私をソームさんが、心配してくれた。ちなみに、ピアはすぐ側で苦しんでいた。

「なかまよ」

ピアが苦しそうな顔で、手招きしている。

「いえ、そういう訳でもないんですが、」

青い顔をしながら、カルサちゃんとザキアさんとで席に着いた。

「ご飯、ご飯!注文してくるよ。3つでいいよね。」

何か楽しげなカルサちゃんを前に、

「いや、私は今日の朝はいいよ」

と断った。

(今、胃にいれるとリバースする)

「えーー、食べないと持たないよ‼今日から冒険でしょ?」

なんて事を、言いやがる

(貴様のせいで食えないんだ‼)

凄くそう言いたがったが。

「なら、軽いのでお願い」

歯向かってもぼろぼろにされるのが目に見えるので、当たり障りのない、対応をした。

「わかったよ。待ってて」

跳ねる用に注文しに行った。

小さな声で

「マスター、大丈夫か?」

優しく声をかけてくれるザキアさん

(優しい。魔界では女よりも、男の方が優しいのか?竜子もそうだったし。なんか違う方の趣味に入りそうだ‼)

「いや大丈夫だよ。ありがとう」

(魔界とは、ヘンタイをつくる所なのだろうか?)

真剣に思った。


溜めて書いてますのでこれが、掲載されたときに、どんな気温になっているかわかりませんが、今は暑い‼

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直してはいきますが毎日更新は継続しますので、これからもよろしくお願いします。
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