魔界転移
500メートル級のトラゴン登場
上空に今まで見たこともない、全長なんメートルかも分からない、とてつもなくデカイ威厳のある茶色のドラゴンがいつの間にか浮かんでいた
「主よ暴れますか?」
破壊神もかくや、と思われるドデカイ茶色のドラゴンから地に震撼させるような低く渋い声で返答があった!
もう何がなにやらわからず、上空にいる化け物の出現に俺は腰も抜けしゃがみこんでいると、竜子が私の前で楽しそうに命令した!
「まずは貴方で一発脅してから、じわじわとこの国を精神的においつめようと思ってたんだけど、気が変わったわ!私の前にいるこの屑王子を魔界に招待することにする。」
その一言を言ったとたん私の体の回りに黒い靄が蠢いてきた。
「この者ですね。何階層に送りこみますか?」
「そうね。すぐ死んでも面白くないから、まずは一階層にしようか。それも正規で魔界に入れるスタート地点に送りこんで!」
「わかりました。」
靄がドンドン私の回りにまとわりついてきた。
「な、何をする!私は、私はこの国の次期国王だぞ‼」
腰が抜けて動けない私の前で、竜子が楽しそうに笑っていた。
「それが何?私に言わせれば、そんな地上界での権力、私には意味のないものだけど?
せめて私に何か言いたければ、それなりの気概と力を見せないとね。」
目の前の幼女はどのような力かはわからないが、すーと飛ぶようにプカプカ空に浮きながら
「このまま一階層じゃあなた、レベル関係であまり私が面白くないから、貴方のレベルをある程度レベルダウンしといてあげる、今、貴方の持っている剣も防具もあなたには宝の持ち腐れでしょうし、それもこの辺に置いとくから、魔界では丸腰よ。ただすぐ死んじゃうのはつまんないから、魔界での生活の基礎集と最低限の武器は置いといてあげるけどね」
最後に聞こえたふざけすぎた声を最後に、私自身の体が黒い靄に包み込まれ何も聞こえなくなった!
王子がいなくなった広場では、竜子とでかいドラゴンがまだ鎮座していた。
「じゃあ、ここの王子もらっていくから、この国を攻めるのも、うーんそうねとりあえず10年くらい待っててあげる。せめて、国をひとつにまとめて私を楽しませてね。こんな状態の国を落としても、作業みたいで全然面白くないから」
上空のドラゴンに向かって飛んでいきながら、思い出したみたいに
「あ、忘れてた。あの屑王子取り戻しかったら、魔界の何処かにいると思うよ。私はあの王子を魔界で拘束する気はないからね。ただなにしろ魔物が跳梁跋扈している魔界だからね、すぐに死んじゃう可能性もあるけどね」
それを言ってドラゴンに乗り、何処かに行ってしまった。
三話目です。なかなか難しいですが頑張っています。よろしくお願いいたします。