鑑定結果
村に戻ったがまだ昼過ぎた位だ、さすがにギルドに行くのは早いと思い、宿屋で遅めの昼食をとることにした。
宿屋の酒場ホールにはソームさんとピア、後2、3人しか居なかった!
(さすがに、昼過ぎ過ぎるからな。)
ボリンカじいさんに昼食をたのみでおき、それから昨日ピアが言ってくれてたことを、してもらおうと思い(今日の朝はそれどころではなかった)、ピアに話かけた。
「ピア、鑑定してくれるって言ってたけど、一つどのくらいの値段でしてくれるんだ?」
ピアがこっちを向いて
「ふっ、君と僕とのなかじゃないか!昨日の夜から今日の朝までの、あつ~いベッドの話を教えてくれるのなら、ただでいいよ。」
なんてとんでもないことを言い出した!
回りからまた生暖かい視線がする。
(ヤバい!またからかわれる。何かうまい突破方法はないものか!)
考えていたら救いの神が降臨した。
「ピア‼昨日、お前が言ったことじゃないか!レオ君をからかわず、ちゃんと鑑定してあげろ!」
男らしく、ソームさんは私をかばってくれた!
(凄い!男らしい!抱いて‼)
なんかそんなフレーズが私の脳裏に浮かんだ。
「むー、確かにからかいすぎたかなー。よし、友達価格プラス迷惑料で、一つに辺り大銀貨1枚でしてあげる。ほらほら出しなさいよ。」
多分安く言っているのだろうが、相場がわからない?しかし、ピアが鑑定をしてくれるのだ、分からないものを、見てもらう為、リュックの中から分からないものを取り出した。
ポーション二つ(ピンクと真っ赤)、それと本、ショートソードも見てもらいたいが、財布をみたら大銀貨3枚位しかなく、3つしか見てもらえそうにないから諦めた。
「ピア、ポーション二つとこの本を頼む!」
大銀貨3枚分財布から出して(もうこれで飯も食べる金もなくなった)頼んだ。
「了解、フムフム」
3つの物を丁寧に見てもらって、五分ほどで、わたしの体をじっと見た。
(なんだ?何かあったのか?)
ピアを見つめていると
「ソーム、赤いポーション、レオ君に飲ませて‼」
なんて事を言い出した。
「フフ、わかった!レオ君、無理矢理は飲ませたくないから、諦めてこのポーションを飲んでくれ。」
私をじっと威圧するようにポーションを持って問いかけてきた
(なんか怖い!こんな真っ赤なポーションなんて飲みたくない!しかし、この状況では飲まざるえない!ソームさんにも借りがたくさんある!)
諦めて、ソームさんからポーションを受け取り飲んだ!
(まず!毒じゃないだろうな)
苦さに霹靂していると、体に効果が表れた!
「おお!傷が治っていく」
ビックリしてると
「さっきのがマイナーキュアポーション(下)体の怪我を治してくれる。このピンクのやつは毒なポーション!効果は麻痺ね。最後に本は、オークの一般的な童話が書かれてる見たい!オーク語で書かれてるから、内容迄はわからないけどね。
こんなもんかな、いらない物はさっさと道具屋で売っぱらったほうがいいよ。荷物になるだけだし。」
(魔界の女性は普段はちゃらんぽらんだけど、仕事は真面目が多いな)
「ありがとうピア」
「いえいえ、娯楽を持って来てくれたから。」
(これがなければ、いい妖精なのに、またからかわれる前に、さっさと逃げよう。)
すぐに立ち上がりソームさんにも礼をしてから、道具屋に向かった。




