転移屋でのお見送り
とうとう最後の六階層の1日、さぁ、明日には出発だ!
なにもない平和な休日が終わり、次の日
「では行こうか」
俺の号令の元、全員頷きホテルをチェックアウトして転移屋に向かった。
最後に少女・幼女の集団に囲まれるのではないかと危惧して転移屋が始まるギリギリに行けるように調整して向かったのだが、そのような事はなく、実にスムーズに転移屋にたどり着くことができた
「なんもなかったねー」
カルサちゃんも不思議に思っていたらしく口に出して言っていたが、安全に行けることが第一なので、この幸運を享受しつつ転移屋に入ると
「やはり今日でしたか」
なんと旧知のギルドマスター達が俺達をお見送りするためか、全員揃っていた
「えっ、どうしたんですか?」
もしかしたら一人か二人、特に縁近いスコール夫婦は来ると思っていたため驚きは少なかったが、なんとここの冒険者グランドマスターのラッシュまで来るとは思わなかった。そしてその視線に気づいたのか、ラッシュは珍しく見た目の年相応の笑みで
「フフフ、少し賭けをしていてね、その結果をみようと来たのです」
「おい、嘘つくな、確かに賭けはしたが、見に行こうと音頭をとったのはお前じゃないか」
「私は一人で行こうと思ってましたよ、ラーシアについてきたのはあなたじゃないですか」
「ぐむむ」
変な漫才をしてから、全員がこちらを向き
「貴殿方、特に【堕ちた王子】殿には助けてもらいました、その感謝をギルド内ではなくこういう公じゃないところで言いたかったのです」
「俺としてはもっと感謝したいがな、あの上層の癌だった五階層が正常化の一歩を踏み出した、その一翼をになってくれたのだから」
「かの御方が動いてくれましたからね、まっ、それもレオ君のお陰だけど」
そう言われた、だが、さすがにシム関係の事で褒められるのはシムにそして神徒として悪い気がするので
「私が動いてもらうように頼んだ訳ではないので、本人・・・わ、ヤバいか、まっ、心の中でいいので蟲の神様に感謝をしてください」
「あ、ああ」
さすがに魔界最恐をほしいままにしている蟲の神相手に、心の中だけども接触を持つのは嫌らしく、曖昧な返事を皆返してきた
「あ、ああ、それよりもここまで邪魔入らなかったろ?」
あからさまな話のすり替えだったが、俺も自分おこないで褒められるのはなんとなく違うと思っていたから
「ええ、少しは何かあると思っていたのですが・・・」
「それはここにいる偏屈者と全然敬愛してない我等が階層長ここのビッグ2が動いて邪魔者を排除したんだよ」
権力で無理矢理抑え込んだようであった
この話で本編終了しようと思ったら、出来なかった!もう一話だなー




