迷う王都
とうとうクラスメクルの王都に戻るレオ、さぁ用を済ませて帰れるか?
とりあえず店主にこれからの事を言って出ようとすると
「レオ様、少しお待ちを」
止められ、何やら懐から取り出し
「これをお持ちになってください、どんな時であろうとも肌身離さずで」
カルサちゃんは取り出した掌ほどもある大きな羽を見て
「強制転移の魔道具かな?」
「ええ、危険もしくはその場から強制的に逃げれる事ができる物です、帰還場所はここですね」
「ここ?」
「はいここです、そして強制転移されたのなら即座に魔界に戻っていただきます」
「・・・なるほどね、何かあった場合の予防線というわけか」
申し訳なさそうに頭を下げ
「ええ、どの運送屋でもする対策ですね、六階層では羽ですね、わかりやすいでしょう?」
「確かにわかりやすー、他階層のもみてみたいねー」
そう言いつつ頭を下げ俺を伴い
「んじゃ行ってきま~す」
「ええ、行ってらっしゃいませ、裏口から出てくださいね」
「わかってますよ、ではでは」
挨拶をし、外に出てしまった
・・・・・・・・
しばしカルサちゃん主導で裏道をうろうろしていたのだが
「あー、人に会わないのはいいけど、なにここ迷うんだけど」
俺は呆れつつ
「ここはわざと作った王都の迷い通りだね、わざとこういう造りしてるから、慣れない物にはきついだろうね」
「わざと?」
「ああ、籠城対策らしいよ、色々と対策も施しているらしいから、魔法で正しい道を調べる事もできないみたいだね」
「えっ!じゃあ王都の人達が迷ってしまったらどうするの」
昔俺も親父に聞いたなと思いだしながら
「その対策もしてるんだ、えーと」
キョロキョロして
「カルサちゃん、ちょっと隠れるよ」
「えっ⁉️」
陰にカルサちゃんを抱き抱え潜むと
ガチャガチャ
鎧の音と共に
「あれ?探知だとこの辺じゃなかったけ?」
「もしかして密偵類いじゃないですか?」
三人の騎士がどこからともなく現れた
「あれ?気配なかったのに」
「静かに!」
カルサちゃんの口を止めさせ、息を潜めていると、三人組の騎士はキョロキョロしつつ
「おーーい!我らは王都の捜索隊だ、隠れるなら敵と認識するぞー!」
声の響くなか、俺達はそれでも気配をたち静かにしていると
「・・・・あー、こりゃ本当に密偵類いかもなー、一回戻ろう」
「ですね、次の起動時に詳細な位置を確認してから行かせましょう!」
「俺達が行くわけじゃないから、軽く行ってからに」
リーダーらしき者が呆れつつ、地面をキョロキョロして目当てを物を見つけたのかそちらに行って
「まっ、一回本部に帰ろう」
「ですねー」
床の丸い模様の所を調べると穴が空き
「戻って報告するぞ!」
「「ラジャー!」」
二人は揃って頷き、空いた床に入ってしまった
仕事忙しい!なんとか時間を作ってはいるのだが、これを書くのもなんと早朝!困ったことよ




