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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第4章  目覚めの時!
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罪人達の罰はこれだ

蟲の神の怖さを知ったところで、ようやくギルザとゴッザの罪が決まります。ほとんどレオ君が影の軍勢を倒しているなかどうなるか?

ザンデが話を元に戻してくれたお陰で、太郎様も普段の雰囲気に戻っていった。その雰囲気を感じた私は、私と来た皆と一緒に、太郎様の前で臣下の礼をし


「一階層の異変が大体片付きました。それにともなって罪人二人も連れてきました。」


そう私は言うと、太郎様は


「わかった!今、サージャを呼んでいる所だ、少し待て、それと竜子は此方にこい!お前が私の下にいることはない‼」


何時もどうり、太郎様は私を下につけることはせずに、すぐ隣に来るように命じた。

私は拒否しても無駄だと思い


「分かりました」


そう言って、太郎様の隣に向かった



太郎様の隣に立ってから、十分ほどで


「申し訳ありません。遅れました」


サージャが急いで駆け込んできた。そのサージャを太郎様は見て


「よい!どうせお前の事だ、詳しく調べていたのだろう。」


太郎様がそう言って、そして


「では、長々とここ皇座の間にいるのも罪人達にはきつかろう、さっさと罰を決めてしまおう。

サージャ!」

「はい、では罪人ギルサ並びにゴッザお立ちなさい」

「「はい!」」


二人はサージャに言われ、その場で立ち上がり


「では罰を言います。貴方たち二人には一階層の異変の修復とその解決を頼みました。しかし、一階層の主犯の影は、一階層の二人の英雄の力により滅ぼされています。そのため、このままでは二人は私達12神官、一年間の稽古の罰になってしまいます。」


私はたまらず


「サージャ、それは」


しかしサージャは此方を一瞥しただけで、そのまま話を続けた


「しかし、応援の通信が来てすぐに一階層に転移したことも確認していますので、間に合わなかったと見るべきでしょう。そして一階層に行ってからこの二人は出来ることはほぼしています。

その状況全てをかえり見て、私はこの二人の罰は、二人の英雄の今回生じた諸費用の負担、それと神界二年間の無償労働と見ています。

どうでしょうか太郎様」


太郎様は頷き


「私はそれでよい、と思っている。竜子とベイはどうだ?」

「はい!ありがとうございます。」


私はそれを聞き急ぎ頭を下げたが、ベイは


「罰に関してはそれでいいと思われます。しかしここで二つほど、この二人に誓約を課したいと思われますがいかがですか」


ベイがそんなことを言ってきた、すかさず太郎様は


「そ・・・」

「はい、まずこの二人には自らの孫であるカルサとの接触の三年間の禁止、そして神界の罰が終わった時に、竜子の神氣を一分間浴びてもらいます。竜子は面倒でしょうがお願いしますね」


私はベイのしたいことがわかり、嫌な気分にはなったが、仕方なく


「ベイ、悪趣味だね。あんまししたくないけど、オーケーだよ」


悪態をついてから承諾した


「ならば」


ベイは二つの石板を何もない空間から取りだし


「罪人二人はこの石板に血を足らして下さい!さっき言った誓約を履行しますので」


罪人二人は何も言わず、そのまま石板に血を垂らした


「これで誓約は成りました。ではこの制約を何も言わずしたことを考慮して、恩赦をお願いします。サージャこの二人が神界でノルマ以上の仕事をしたら、罰の短縮をお願いします。」

「分かりました。」


サージャはそのまま、ベイの頼みをうけた。

そしてサージャは太郎様に視線を送った、太郎様はそれをうけ


「では罪人達は、神界での無償労働とする。回りのものたちよ、異論はあるか!」


太郎様が声高々に、威厳にみち溢れたように(似合わない)言ったので私は


「罰はそれでよろしいので、罰の執行を数日待ってもらえないでしょうか?」

「何故だ?」


私は考えていたことを、そのまま言葉に出した


「この二人は、竜騎士としてそこそこの地位にいる人物達です。最高二年も魔界にいないのでしたら、ギルザとゴッザの部下達の引き継ぎに少し時間が欲しく」


そう言うと、太郎様が


「で・・・」

「分かりました竜子、私が罪人達を神界まで連れていくことしますので、後四日ほど待ちます。貴方は貴方の責任において、罪人達の準備と共に、四日後の昼一に私の管理区にある魔界閤まで連れてきてください!」


太郎様を遮って、ベイが言ってきた。私はその事を気にせずに


「わかったよ、ベイ四日後に連れていく」


そうベイに言ってら、ベイは頷きそのまま


「ではこれまでといたしましょう。私からちょっと用がありますので、12神官の人達は残っていてください。では閉館」


太郎様の言葉を聞かずに、そのまま閉めようとした、さすがに太郎様が


「おい、ベイ、勝手にしきるな‼」


しかし、ベイは覚めた目で


「貴方が仕切ると変なことをされる可能性が高いので、私の勘もそう警鐘を鳴らしていますから、それに誰が閉めても結果は同じでしょう。」

「ぐっ・・・」


太郎様はぐうの音も出ないようで、背もたれにもられた瞬間にベイは両手を叩き


「では終わり終わり、太郎様はそこで皇帝らしく威張っていてください」


そのまま、ベイが仕切り、裁判がけっしんした。

申し訳ありません。このところ本当に忙しく、二話で纏められるところを四話にしています。今後こんなことがないようにつとめますので、これからもよろしくお願いいたします。

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直してはいきますが毎日更新は継続しますので、これからもよろしくお願いします。
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