仲間二人から信じてもらえない、レオ
色々な事があり、レオ君、グロッキー、このあと、どんどん地獄が待っているのに
また時が止まった感触に陥った
・・・
「では、また、お幸せに」
ザキアが無表情な顔をしたまま、静かに部屋のドアを閉めた
・・・
(まずい!何故かわからないけど、ここままじゃヤバい!)
俺はカルサちゃんを、くっつけたまま
「ザキア待って!違うんだ!説明するから、戻って来てくれ!」
ドアの外にも聞こえるように、声を出したお陰なのか、そっとドアがまた開けられた、ザキアはまだ無表情のまま、此方に近づき
「マスター、カルサと結婚するのはいいのですが、もう少しカルサが成長してからにしてください!それならば、私も祝福しますので」
何故か酷いことを言われた!
俺は何とかザキアの誤解をとくため
「ザキア、ほら俺はもう服を着てる!ただ、カルサちゃんがあることに感動して、抱きついて泣いてるだけだから」
何とか説得しようと頑張ったのだが、俺の胸の中で泣いていたと思っていた、カルサちゃんが笑顔で俺の方を向き
「えーー!僕と結婚してくれるんじゃないのー?」
と、爆弾発言を言ってきた
(なにいっているんだ!カルサちゃん!)
「カルサちゃん、頼みます、勘弁して下さい、ザキアもカルサちゃんの妄言を鵜呑みにしないで」
何とか俺が頑張って説得したお陰で、ザキアも俺達が何もなかったのだろうな?と思ってくれたようだった。
(よかった、ほんとーによかった、でもザキア何の用で部屋に戻って来たんだろう?)
疑問に思ったので、素直に聞くことにした
「で、ザキア何か用?」
そう聞くと、ザキアは深いため息をつき
「言いたいことが山ほどあります!ただ、今は一つだけにしておきます!もうこんな死ぬようなバカなことは止めてください!そして今度こんなことをしないよう、私と誓約を結んで下さい!」
何故か、ついさっきのカルサちゃんと同じ事を言われた
(次は誓約か、こういうのは、魔界ではよくあることなのかな?)
そんなことを思っていたら、カルサちゃんが
「ザキアさん、その件はさっき僕と契約と誓約を結んでくれるって約束してくれたよ、レオ君が!」
カルサちゃんがそういうと、ザキアは嬉しそうに
「そうですか、ならカルサ、私もその契約と誓約に名前を連ならしてくれ、今度の事で、思うところがいっぱいあるから」
ザキアは俺をジトーとやな目で見続けた、カルサちゃんもその思いがわかったらしく
「いいよー、なら二人でレオ君を管理しよう!」
「カルサ、良いことをいうな!マスターが魔界の生き方を覚えるまで、そうしよう!」
「そうだね‼なんならずっと管理してもいいね」
そして俺のがっくりとした顔を尻目に二人はにこやかに笑いだした
ひとしきり笑った所でザキアは此方を向き
「ならマスター、下に降りましょう、ソームやピアを筆頭に皆待ってますよ」
ザキアとカルサちゃんは俺の腕をつかみ、宿屋の一階に引っ張っていった
昨日ほどではないが、今日も寒い!親父も、風邪でダウン!正月まで間がないのにーーー)