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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第4章  目覚めの時!
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竜子の叱咤!

次はカルササイドです!もう一柱いれてから、レオ君に戻ります

カルサ


何故かわからないけど、嫌な予感がした

竜子様に連絡を取り終えて、ギルド前に行くと何故か、最初に村から脱出したベック達もギルド前に集まってきていた


「ベック?何故まだこんなところにいるの?」


傷の治療中のベックに近寄り質問してみると


「いやー、俺たちの頭の中から変な声が聞こえてな、余りにもその声が真に迫ってたし、影の包囲も破れそうになかったから、その声に従う事にしたんだよ!」


(声?)


「なんていってたの?」


ベックは頭をかきながら


「《早く、村に退避しなさい!》って、ずっと繰り返し言っているんだ!」

「ベックだけが、その声を聞いたわけじゃないんだ」

「ああ!村から退避した全員がその声を聞いていたな」


(なにそれ?竜子様が動いたにしても、早すぎる!)


「それで?どうするの」

「今も暴れているレオに悪いと思ったんだが、此方の少なからず被害も出てきたもんでな、しょうがなく戻って、村で籠城しようと思ってな」


ベックは本当にレオ君に悪いと思っているらしく、苦渋な顔をした


(レオ君、早まらないで)


ベックと村人の治療等をしようとしたところで、獣化を解いている、ザキアさんも戻ってきた


「カルサ、この状況はなんだ?」


ザキアさんも疑問に思ったらしかった!

僕は疑問に答えようと


「ベックがへ・・・」


その時凄い魔力が全体を、覆った!


「へっ?」

「なんだこれは!」


僕達が疑問に思うなか、この魔力はどんどん拡がっていき


「この魔力は、もしや!」


へたりこんでいるソームが急に立ち上がった


(魔力?もしかして)


僕も魔力の波動をはかってみて、わかってしまった!わかりたくなかった


(この魔力、レオ君の魔力が混ざってる!)


「レオ君、やめてー!」


僕の大声が起点になったのかどうかはわからないけど、村の周り360度全てに光の奔流が起こった!


「なんじゃ、こりゃ!」


ベックがこの状況に混乱していた、しかし僕はへたりこんで


(この強大な力の奔流!全てを捧げないと起こせない!レオ君)


レオ君が、何をしたのか直ぐにわかり、呆然になってしまった


(間に合わなかった!これ程の力を出すのなら、魂も捧げないと起こせない!

僕が影の軍勢が現れたら、すぐに竜子様に連絡をとっていれば!レオ君失うこともなかったのに)


僕はレオ君が消滅したと思い、すすり泣きをし始めた


「おい、カルサ!」


ベックが何か言っているが、もうどうでも良くなってきた、そこに、強烈な叱咤が頭に響いた!


(カルサ!諦めんな!創造神の力を見せてやる!レオを、死なせはしない!必ずお前の元に届ける!気をしっかりもて)


我が神の声が響いた!


「竜子様」


(今、ギルザがこの状況を納める!心を壊すな!前を見ろ!最善を尽くせ‼)


「竜子さまーー」


僕は泣きながら起き上がり


「クリーガーー‼」


ここの指揮官を大声で呼んだ

クリーガはこの状況に驚いてはいたが、僕の声は聞こえていたらしく、僕に近寄ってきて


「何ですか?カルサ!」


その後僕の顔を見て


「カルサどうしたんですか、泣いて、ハンカチ貸しますので拭いて拭いて!」


クリーガの優しさに感謝してハンカチをかり、鼻水をすすった


「はい!ありがとうクリーガ」

「人のハンカチで、鼻をかまないで下さいよ」


何か情けなさそうになっていた

僕は手で涙を拭い


「クリーガ、直ぐに爵位級の人物が助けに来る!」

「えっ!」

「凄い力の持ち主が来るから、皆が村から出ないようにして!」


クリーガは目を白黒さして


「何故そんなことが分かるんですか?もしかして、この光の奔流もその人の力ですか?」


(ここでは話せない!)


クリーガを、皆が見えない角に引っ張り混み、小さな声で


「僕の祖父が助けに来るみたい!そして爵位級が動くことについては、上層部の許可はとってあるみたいだから、此方に罰はないよ!そして僕の祖父の階級は男爵だから」

「だ、男爵ですか!」

「うん!多分、一緒に友達を連れて来るだろうから、この程度の影は直ぐに沈静されると思うよ!」


クリーガさんは、この朗報に明るくなり


「それは凄い!ならこの光の奔流もやはり!」


僕は目を閉じて


「これは、レオ君の、力、多分、全てを捧げて僕たちを守るため、この力を起こしていると思う!」

「へっ?これ程の力をですか!」

「うん」

「全てを捧げてって、ならレオ君は」

「言わないで!」


僕はクリーガに叱責した


「言わないで、レオ君は帰って来る!必ず帰って来るから」


クリーガさんは目を閉じ


「分かりました!レオ君は戻って来ますよね」

「うん!」

「ならそれでいいです!

カルサ、村人達のまとめは私達がします!カルサは援軍の人達の対応をお願いします。」


クリーガとの打ち合わせ終えて、回りを見てみると、光の奔流が収まってきた!


「おお!光が消えていくぞ!」


村人達の声を聞きながら、村の周りを、見てみると、あれほど蠢いていた影が、影も形も居なくなっていた


(レオ君、三万もの軍勢を!何でそこまでして)


僕はレオ君から預かった、指輪を握りしめこの光景を黙って見ていた

何か開き直って、この小説を書いていたら、ブックマークが増えてました!ありがとうございます。これからも頑張ります!インフルエンザにはかかっていますので、ベットに寝ながら書いています

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直してはいきますが毎日更新は継続しますので、これからもよろしくお願いします。
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