本当の考えとは違う行動
レオ!何としてでも、賛成を、得るために画策する!後二人が納得すれば行動だ!
何とかして、大切な仲間を助けるため、泣く泣く俺は二人に嘘をつくことにした
(ごめん、ザキア、カルサちゃん君達を巻き込みたくない!)
「ザキアわかったよ、ザキアは一緒に来てもらうことにするよ」
「本当ですか?」
「ああ!俺の準備が出来次第、一緒に行こう!」
「はい‼」
ザキアが張り切っていると、もう一人の仲間も
「んじゃ、私もついていくー!」
両手を思いっきり上げて、主張してきた
しかし俺は
(カルサちゃんか、しかしカルサちゃんは一緒についてもらうわけにはいかない!抵抗力も高いだろうし、もしかしたら、効かないかも知れない!)
仕方なしに、カルサちゃんには何としてでも脱出組にいてもらうように、画策することにした
「カルサちゃん、君はダメだ!」
「何でーー‼」
「カルサちゃんは多分、この村最強の戦力だ!逃げる村人達を、守ってもらわないと、逃げる事もままならないかも知れない!」
「えーーー!」
「それに、俺がソームさんからもらったアイテムを使った場合に、俺がこの魔界の何処かに転移してしまう!それを探しにきて貰わないといけないしね」
「むーー」
「大丈夫!生きてかえるから、その証拠に」
くずってるカルサちゃんに、俺は王位継承に必要な指輪を、カルサちゃんに差し出して
「この指輪は俺には大切な指輪だ!だからカルサちゃんに預ける!もし、転移したときに持ってきてね」
「むー、分かったよ!無茶はしないで、ヤバイと思ったらすぐに、ソームさんが渡したアイテムを使ってね」
(ごめん!カルサちゃん)
心の中で謝りながら
「分かってるよ!カルサちゃんも他の人達を守ってね」
顔は笑ってカルサを見ていたが、心は思いっきり泣いてその台詞を吐いた!
「じゃあ皆さん! ちょっと買い物したら直ぐに出ます!すごい雷が落ちますから、その音がしたら、逃げてください!」
ソームさんは俺の手を握り
「分かった!レオ君、必ず生きて戻ってこいよ」
俺はソームさんの目が見れず、下を向いて
「わかりました!他の人達をよろしくお願いします。」
「あ、ああ」
ソームさんはいぶしぎりながら了解してくれた
「ザキア、ここで待っていて、直ぐに戻ってくるから」
ザキアに断りを入れてから、目的の人を探すことにした
目的の人物、道具屋のコイトさんはここにいるのはわかっていたので、すぐに見つけることができた、コイトさんに近づき
「コイトさん、ほしいものがあります!至急売って貰えませんか?」
そう話しかけた
「レオ君、私も今の君の突撃の話を聞いていたから、君に優先してアイテム等を売りたいのだが、転移魔法自身が阻害されていて、道具屋に置いてある、手持ちのアイテムしか売れない!それでもいいか?」
転移阻害はわかっていたので
「コイトさん、そんなに無茶は言いません、一時間程効けば良いので麻痺薬か睡眠薬ありませんか?」
コイトさんは考え込みながらも
「そのアイテムならあるが、何に使うんだい?」
流石に毒関係は使うタイミングがないのがわかっているため、確認してきた
(何とかそれらしい嘘を!)
「アイテムの乱発はするのですが、なるべく、指揮官の側で連発したいので、その間の影を何とか少しの間でも、無効かしようと思いまして」
「成る程!分かった!睡眠薬も麻痺薬もある!二つとも君に売ろう!」
納得したらしく、二つ返事で請け負ってくれた
「ありがとうございます。後、もしあるのなら、体力回復薬と魔力回復薬があれば売って貰えませんか?」
そしたらコイトさんはすまなそうに
「すまん!そちらはほとんどない!ここにいる皆が我先にと、急いで直ぐに買っていってしまった!」
「そうですか」
(仕方ないな)
しかしコイトさんは、自分のバックからポーションを四つ取りだし
「この四つしかない!体力がひとつと魔力が3つだ」
(自分のバックから、出したってことは)
「良いんですか?これはコイトさんのでは?」
笑いながら
「良いんだよ!金も終わってからで良い!頑張って来てくれ」
「ありがとうございます。」
心が暖かくなった
(いい人達だ!こんな俺には勿体なさすぎる)
コイトさんからポーションを受け取り、麻痺薬と睡眠薬の使い方を聞いて、礼を言ってから、ザキアの元に戻った
今日、小説でも書こうと思ったが、何故かパチンコ屋にいる!家でゴロゴロしようと思っていたのに!これが連れパチンコか!