ファーさんその後
まずアホなことをした、ファーからです!
私はカルサ達と別れたあと、急いで龍巫女としての力を使い、竜神殿に転移した!
竜神殿の前にスラッとした女性がいた
「あ、お姉様」
私の帰りを待っていたのか、神殿前に最愛のお姉様がわざわざ待っていてくれた!
(多分、私の任務の成功を見てくれてて、誉めてくれるんだ!
わーい!ハグしてもらおー)
嬉しくて、走り出しながら、そのまま、お姉様に抱きつこうとしのだが、
「ファー、正座!」
「へっ?」
なんか、冷たい口調で命令された!
「正座‼」
「は・はい!」
何故か強く二度も言われて、お姉様の前で正座するはめになった!
「お姉様、石畳の上で正座は痛いです。」
何とか助けてもらおうとしたのだが
「あと、半刻正座!」
「えー!何故ですか?」
「わからないようなら、一刻にします!」
「何でーー‼」
冷たく、正座の時間が倍にされた!そして
「貴方は何故こんな状況になったのか、分からないのですか!」
何故か、お姉様は凄く怒ってらっしゃた
「私、馬鹿なことしましたか?」
「そうです!今回の任務全てです‼
何を考えているんですか、貴方は、あんな印象を最初に出したら、警戒しかされないでしょう!フーヌ竜神官長も言ってたでしょう!『さりげなく顔見知りになりなさいと』、あれじゃ意味がないじゃないですか!」
「さりげなくなかったですか?全然警戒されてなかったと思ったのですが。」
「カルサが頑張ってフォローしてたからでしょう!その上、カルサを泣かして何を考えているんですか‼」
「えっ、でも」
「私が遠見の水晶で見てましたが、どれだけ連れ戻そうかと思った事か!」
「私、頑張りましたよね?」
「あれじゃ、やらなかった方がましです‼
ふー、この任務私が引き継ぎます!」
「えーーー!竜子様から直々にうけたのにー」
「私のを見て勉強なさい!」
「はーい」
最愛のお姉さまに、無茶苦茶怒られてしまった
(えーん!何がいけなかったんだろ?)
「それとファー!」
「は・はい!」
「カルサには謝っておきなさい!それと、神殿内の中心部の御神体の掃除一月を罰とします!」
「は、い、わかりました」
あの巨大な像の掃除を毎日しなければならなくなった!
次は魔界の権力者の話です。