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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第3章  廃墟の戦い
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廃墟戦、最後の戦いの前に

戦闘後少し休憩をしながら、皆でこの部屋を物色したのだが


「なんもねーなー」


ベックの一言が全てを物語っていた

ただのただっ広い大部屋みたいで、下に降りる階段以外とるべきものは、何もなかった。


「どうせ、後一部屋ですよ。」


そう言いながら、屈伸運動をしているカルサちゃんの方を見て


「カルサちゃん、ごめんだけど、階段の下に影がいるか見てきてくれないかな?でも絶対に、下の階には降りないこと、それと少しでも危険だと思ったら、すぐに撤退すること。」


過剰な心配をしたのだが、その事にカルサちゃんはプンスカ怒って


「子供じゃないよー」

「大鏡を見よう」


冷静に言い返した!


「うっ」


怯んだが


「僕よりもちっちゃくて、なお長生きの人、魔界にはいっぱいいるよ!」

「じゃ、カルサちゃん、おばあさん?」

「僕は八歳だよ!」

「なら子供だね。じゃよろしく。」

「むにゅー」


言い返せなくなったらしく、頬を膨らませながら偵察に行ってくれた。


「カルサ怒らしたらダメですよ。」


ファーさんが少し怒りながら、注意してきた。


「怒らしてる気はなかったんですが」

「でもダメですよ。

これはカルサに口止めされてましたが、前の部屋でレオさんを一番心配してたのはカルサですから。」

「やーん、いっちゃダメー」


そこにカルサちゃんが急いでもどってきた


「ごめんね。カルサ」

「もうダメですよー!変なこと言ったら、サラ様に言いますよー」

「お姉さまに!

ご免なさいカルサ、それは勘弁して下さい。」


何かよく分からない事で、二人でじゃれあっている!


(そっかー、カルサちゃん心配してくれたんだー、嬉しいな!)


「ごほん!

で、カルサちゃん、下はどうだった?」

「あっそうだ!」


じゃれあうのを止めて、真剣な顔で此方に向き合って


「階段下まで、影の気配一切なし!でも、すくそばにあった両扉から、やな気配ビンビンした!」

「その部屋が最後っぽい?」

「うん!そう思う!

僕のアイテムのひとつ、探索の水晶で調べてみたんだけど、反応あり!この水晶三十メートル位の範囲しかわからないけど、それが今も反応し続けてる。あの部屋に、確実に試練のランスがある!」

「良かったね」

「うん‼」


嬉しそうに頷いた


「皆、後一部屋だ!カルサちゃんの探し物もそこにあるみたい。何があるかは分からないけど、後一戦よろしくお願いします。」

「「おう!」」 「「はい!」」 


後の二人は


「レオ君固いねー、でも頑張るよ!」


そして最後に


「レオ君、ありがとう。

レオ君と合って、すぐにランス見つけられたよ。」


カルサちゃんは俺の目を真っ直ぐ見て言った!

俺は照れくさくて


「俺も助けて貰ってるしね。」


そうとしか言えなかった、言いたいことはいっぱいあったのに



「じゃマスター、行きましょう。」

「行こう!」


全員で階段を降りていった



階段下には、カルサちゃんの情報どうり、灯りのランタンしかなく、階段のそばに両開きの扉がひとつあるだけだった


「カルサちゃん、鍵は?」

「最後の鍵でぴったり!」

「なら最後だね。

ベック、危険な事だけど、先頭お願いします。」

「任せろ!」


いつもどうり、ベックに防御魔法をかけて、ベックが扉を開けた。


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