ファーの口止め
とうとう‼三侯の存在が出てきた!このまま一気に出したいが我慢します!後のお楽しみにしてください。
朝食を食べた後、片付けを仲間に任せて、ソームさんと部屋の角で話し合うことにした。
「それで何ですか?ソームさん」
少し気まずそうに
「たしか前に、この魔界に来た方法が、龍神様ににつれて来られた!って言っていたな?」
「はい、地上界から魔界に来た方法は龍神竜子による招待です。」
「やはりか」
ソームさんは回りを確認してから
「昨日の夜から考えていたんだ、あのファーという女性、聞いたことがあってな。」
「それは!」
「ああ、あってるかどうかはわからないが、もしかすると」
「ソームさん、レオさん、片付けすみましたよ。」
急にファーさんが話しかけてきた。
「ファーさん」
「準備も、出来ています。そろそろ出発しませんか?」
「そうですね。」
何故か汗が止まらない!
「ソームさん、『好奇心は猫をも殺す』変な諺ですよね。」
(何故そんな諺をこんなときに?)
「そうですね。」
ソームさんも汗びっしょりだ
「ではそう言うことで、レオさん早く出ませんか?」
「はい、わかりました。ザキアと話してから出発します。
ソームさん、この話はまた今度で」
「あ、ああ」
何故かわからないけど、このまま話を続けることは危険だと思ったので、この場から立ち去ることにした。
準備中のザキアに話しかけた
「ザキア!」
「マスター。」
「ザキアなんかあったのか?」
ザキアの怪訝そうな表情をみて、心配になり聞いてみると
「マスター、今日の朝の夜番、私はほとんど出来ませんでした。」
「何かあったのか?」
不思議な顔で
「それが、私の前のファーさんが私を起こしてくれなかったんです。」
「はあ?どういうことだ!」
「それが私にも分からないのですが、ファーさんは自分自身の番になってから、後ずっとファーさんが夜番を敢行していたみたいです。」
「何故そんなことを?」
「わかりません。
マスター、もし次夜番の順番を決めるとき、ファーさんを私の前にするのは止めてもらえますか?」
何か感じるものがあったんだろう!俺に提案してきた
「わかった!
ザキア、この話はここまで、もう出るから、準備をしといてくれ。」
「わかりました。」
納得してないのはわかっていたが、このまま話をしても結論は出そうになかったので、これからの廃墟戦に集中することにした。
放出中!20話目