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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
第3章  廃墟の戦い
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ベック、色々以外

廃墟に閉じ込められる!急ぎ二階に避難!今日は危険な廃墟で一泊か!

敵のラッシュから何とか退避した部屋で一息ついた。


「レオ君、これからどうする?」

「やりたくはありませんが、明日の朝まで此処に籠城ですね。玄関が開かなきゃ出ることも出来ませんし。」

「一階の窓から、脱出してみたらどう?」


ピアが提言してきたが、カルサちゃんが


「玄関だけ封じているとは思えないよ!多分、ここのボスを倒さないと出れないとおもう」

「私もそう思います。今までここを挑戦したパーティは出れたのに、私達だけ出れないとなると、多分、カルサちゃんの原因で出れなくなったと思います。」

「と、いうことは!」

「はい!多分当たりです。」

「そうか、なら、これからの事をどうするか、決めるか?」

「ですね。しかしその前に

カルサちゃん!」


カルサちゃんはびっくりして俺をみて


「な、なに?」


この部屋をじっくりみて


「この部屋全体を『浄化』出来ない?」

「出来るよ」

「なら、ここで一晩過ごそう!ソームさんもそれでいいですか?」

「なるほどな!じゃ、交代で休むか、出発は明日の朝でいいか?」

「はい、今日はここまでにしましょう。ベック、この部屋で夕御飯作れる?」


ベックは考えこんで


「火が炊けりゃ出来るが、ここじゃ危険じゃないか?」


(やはりダメか)


「そうですか、仕方ないですね。乾パン関係は買ってますので、美味しくないですが、仕方ありませんね。」


ソームさんはにっこりしながら


「そうだな、ま、普通はこれさ」


乾パンをブラブラさしながら飲み物の準備わ始めてくれた。



外を警戒しながら


「じゃ、寝るまでやることをやりましょう。カルサちゃんと私とソームさんでさっき取ってきた本を調べる。

ザキアとベックで周囲警戒。

ピアはこの廃墟で見つけた戦利品の鑑定!

これでどうでしょうか?」


ソームさんも考えて


「この狭い部屋で二人は警戒には要らんだろ!ザキアの方が周囲警戒はうまいから、ベックはこちらを手伝ってもらった方がいいんじゃないか?」


(ベックは本関係得意なんだろうか?)


「ベック、それでいいですか?」

「ああ、いいぜ!本読むの好きだし」


   「「「「ええーーー‼」」」」


ソームさん以外驚いた‼


「ベック、本読むの好きなの?」

「似あわなーい!」

「いがーーい!」


皆、そのまんまの印象で文才かとは思わなかったみたいだ


「悪かったな!

じゃ、本を調べますか?」

「フフフ、そうだな。」


ベックはソームさんと一緒に本を調べ始めた。


「じゃ、ピア、遺留品置いとくから、鑑定宜しく、カルサちゃん、私達もやろう。」

「わかった!調べとくー」 

「じゃレオ君、仲良く調べようか」


二人の返事を聞いてから、本を読み始めた。

放出中!2話目

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