ベック、色々以外
廃墟に閉じ込められる!急ぎ二階に避難!今日は危険な廃墟で一泊か!
敵のラッシュから何とか退避した部屋で一息ついた。
「レオ君、これからどうする?」
「やりたくはありませんが、明日の朝まで此処に籠城ですね。玄関が開かなきゃ出ることも出来ませんし。」
「一階の窓から、脱出してみたらどう?」
ピアが提言してきたが、カルサちゃんが
「玄関だけ封じているとは思えないよ!多分、ここのボスを倒さないと出れないとおもう」
「私もそう思います。今までここを挑戦したパーティは出れたのに、私達だけ出れないとなると、多分、カルサちゃんの原因で出れなくなったと思います。」
「と、いうことは!」
「はい!多分当たりです。」
「そうか、なら、これからの事をどうするか、決めるか?」
「ですね。しかしその前に
カルサちゃん!」
カルサちゃんはびっくりして俺をみて
「な、なに?」
この部屋をじっくりみて
「この部屋全体を『浄化』出来ない?」
「出来るよ」
「なら、ここで一晩過ごそう!ソームさんもそれでいいですか?」
「なるほどな!じゃ、交代で休むか、出発は明日の朝でいいか?」
「はい、今日はここまでにしましょう。ベック、この部屋で夕御飯作れる?」
ベックは考えこんで
「火が炊けりゃ出来るが、ここじゃ危険じゃないか?」
(やはりダメか)
「そうですか、仕方ないですね。乾パン関係は買ってますので、美味しくないですが、仕方ありませんね。」
ソームさんはにっこりしながら
「そうだな、ま、普通はこれさ」
乾パンをブラブラさしながら飲み物の準備わ始めてくれた。
外を警戒しながら
「じゃ、寝るまでやることをやりましょう。カルサちゃんと私とソームさんでさっき取ってきた本を調べる。
ザキアとベックで周囲警戒。
ピアはこの廃墟で見つけた戦利品の鑑定!
これでどうでしょうか?」
ソームさんも考えて
「この狭い部屋で二人は警戒には要らんだろ!ザキアの方が周囲警戒はうまいから、ベックはこちらを手伝ってもらった方がいいんじゃないか?」
(ベックは本関係得意なんだろうか?)
「ベック、それでいいですか?」
「ああ、いいぜ!本読むの好きだし」
「「「「ええーーー‼」」」」
ソームさん以外驚いた‼
「ベック、本読むの好きなの?」
「似あわなーい!」
「いがーーい!」
皆、そのまんまの印象で文才かとは思わなかったみたいだ
「悪かったな!
じゃ、本を調べますか?」
「フフフ、そうだな。」
ベックはソームさんと一緒に本を調べ始めた。
「じゃ、ピア、遺留品置いとくから、鑑定宜しく、カルサちゃん、私達もやろう。」
「わかった!調べとくー」
「じゃレオ君、仲良く調べようか」
二人の返事を聞いてから、本を読み始めた。
放出中!2話目




