高いわ
12神官は皆、公爵位です。ですから、竜子も公爵!実力次第の魔界!
「では、中級情報の払い出しとして処理いたします。私は情報関係ではないので、情報関係の人物を呼んできます。」
二、三分後
「呼んできました。カルサ、この方にさっき言った情報を教えてあげてください。」
「はい!僕はカルサと申します。この村で情報管理の仕事をしています。よろしく。」
ペコッと頭を下げた。見た目が、6歳位の女の子にしか見えない!
(こんな子供で大丈夫なのか?)
「大丈夫ですよ。見た目はちびっこですが、仕事はちゃんとします。」
顔に出てたらしい。
「クリーガさん!ちびっこって何ですか‼僕、クリーガさんより強いですよ。」
ない胸を張って強く言った。
「強いのはわかっている。私じゃ勝てないことも、ただ、今の行動が子供扱いされるんだぞ!」
カルサがむーーっといって、頬を膨らましている。
(ガキだ、ただこの受付さんよりか強いのか?見た目じゃわかんないな。)
「大丈夫ですよ。では教えてもらえませんか?」
「あわわ、はいわかりました。魔界から地上界に戻る方法ですね。
まず、実力で魔法を学んで転移魔法を覚える方法があります。ただしこの方法は難しいと思います。ただの転移魔法では、別の界に行くことはできませんので高度な転移魔法を覚えなくてはなりませんので。この方法よりかは、この後に言う、もう三つの方法が楽だと思います。
2つ目は、商人から界層移動のアイテムを買うことです。非常に高価ですが、商業ギルドの商人からなら、確実に買えます。本当に高価ですが。
3つ目は影を倒す事です。影を倒した時に、超レアなアイテムに界層移動の水晶等があります。ここは一階層なので、このアイテムはなかなか出ないと思われますが、0ではありません。しかし下の階層に行けば行くほど、レアアイテムは出やすくなっています。代わりに影の実力を上がっていきますが。
最後に、色々なダンジョンの中にある宝箱の中に入っている事があります。界層移動のアイテムは超レアですので、此方もなかなか出現しないと思われます。
後、強い魔法使いの人に送還の魔法を使ってもらう方法もありますが、この界層にはその魔法を使われる人はいませんのではしょりました。」
長い説明を話して
「中級情報としてはこのくらいです。ご清聴ありがとー」
ニパッ
かわいらしい笑顔だ
(この中では、商人に買うのが一番か。)
「すいません。商人から買うとして、どの位かかるかわかりませんか?」
受付さん(クリーガ)さんが渋い顔で
「その情報も売買の対象になりますが、私自身いい忘れた事がありますのでただでお教えします。
まずカルサ、教えて上げて下さい。」
カルサ顔を見上げて。
「いいんですか?
この情報代はクリーガさんにつけておきますよ?」
「ああ、いい」
渋い顔でいい放った。
「ではでは、ここ魔界では、どこでも商業ギルドの販売価格は一緒です。界層転移の水晶の金額は龍結晶5個です。」
どやーってな感じでいいはなったが、価格の相場がわからないので、
「その龍結晶とはどのくらいの価値なのでしょうか?」
って聞いた。
(ガーン)カルサはショックを受けてクリーガさんに顔を向けた。
「すまん。それをいい忘れていたんだ。すいません、貨幣価値を教えます。
まずは銅貨、一番安い貨幣ですね。これから大銅貨・銀貨・大銀貨・金貨・高金貨・白金貨・神金貨と続きここから龍結晶、巨結晶、最後に私は見たことはありませんが魔法皇帝貨と言うものがあります。どれも、十枚で一つ上の貨幣と交換できます。」
「そうなると、この貨幣はどの貨幣なのでしょうか?」
影ゴブリン?と戦った時に出た貨幣を一枚の出した。
「これは銅貨ですね。」
(となると、龍結晶まであと何戦しなくてはならないんだ。)
私は自分自身を守るために、装備している物を見た。
雷光の腕輪と軽減の靴、後は王家の指輪か
(王家の指輪は売れない!これがなければ、もう王になれない!後雷光の腕輪だが、身を守る手段として最高の物だし、わが王家の者しか使えない国宝だ。なら軽減の靴しかないか)
考えているのが読めたのか、クリーガが話かけてきた。
「装備品を売ることは。いいですが、魔界は魔法がついた武具は人間界と違ってたくさんあります。よほどの価値のあるアイテムじゃなければ、高価買い取りはないと思いますよ」
(魔界はマジックアイテムの、宝庫なのか!)
クラっときたが持ちこたえた。そこにクリーガさんが
「冒険者ギルドに入りませんか?仕事もありますし、とりあえず、手に職をつけないと明日食べることもできませんよ。」
(王子たる私が手に汗をして働かないといけないのか?昨日まで、何もしなくてもどんな事もできたのに。)
「それは」
「魔界では力が一番です。地上界の権力はここでは何にもなりません。」
被せてきた。
(これもあれも竜子のせいだ‼強くなって、復讐してやる。)
「わかりました。お願いします。冒険者ギルドに入ったら強くなれますか?」
「強くなるかは、その人次第です。ただ、その場所の提供はします。」
「わかりました!お願いします。」
私は冒険者ギルドに入ることを決めた。
やっと、王子が前に出ました。つぎの話でとうとう名前が出ます。