マジックハウス
二つ名コンビでほとんどの敵を退治!ベック、ほとんど何もしなかった!
もしかして役立たずか!
夜になり、大岩の隣で一泊することにした
キャンプの準備をしようとしたら
「レオ君、ちょっと待った。面白いマジックアイテムがある」
ソームさんはマジックバックからミニチュアサイズの家を取りだし、地面に置いた
「少し離れていてくれ、ふんっ!」
小さな家に魔力を込めると、ミニチュアサイズの家がムクムクと大きくなった
「これはマジックハウスというアイテムだ!一日一回しか使えないマジックハウスとしては最下級にはいる安物の1つだけど、それでも高い‼このマジックハウスは一人用でベットは1つしかないけど、雑魚寝なら全員家の中で寝れる!キッチンも家の中に入ってるから、中で夜の打ち合わせをしよう。」
「マジックハウスですか!買ったんですか?」
「いや、戦利品だ!」
「レアだな!運がいいなソーム」
「ワシの運じゃなかったのかも知れないけどな。」
ガヤガヤしながら、皆で部屋に入った
「んじゃ、飯を作る。すぐ済むから待っててくれ」
手伝おうとしたのだが、ベックさんの家事スキル?が凄まじく、邪魔にしかならないため見守るしか出来なかった。
「出来たぞ!食おう!」
ベックのご飯に群がるように食べ始めた
「「「「美味しー」」」」
旨すぎて、本当に無言で掻き込んだ
気づいた時には夕御飯は空になっていた
「ベック、ごめんなさい。美味しすぎて」
「おう。ワシもごめんな。旨すぎて、食い気に集中しちまったい」
「だよねー、ベック美味しよ、『上級料理人』のスキルでも持ってるの?」
「はー?『料理人』スキルなんぞ持ってねーよ!」
「「「「はい?」」」」
驚きに包まれた
「ベック!『料理人』のスキル持たないでこれかよ!」
「ベック異常だよ」
「ベック!『料理人』のスキル取りなよ!」
「私もそう思います!これで『料理人』のスキル持てば凄い事になりそうな気がします。」
皆の怒濤のスキル取ろうの声にも
「へん!この程度出来る奴なんか、一杯いるって。」
「「「「「そんなことはない」」」」って!」
また皆から否定が飛んだ
「ベックの事は後回しにしよう。まずはこれからの事だ!」
ソームさんが話を本筋に戻し、おちゃらけだった気配が、少し引き締まった感じがした。
アースクエイク!仕事中でびっくり!でかかったなー