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堕ちた王子の逆襲~レアな称号を取ったばかりに~  作者: あさお
序章  魔界に落ちし王子
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魔界の常識

ギルド長は、この辺一帯のギルドの長です。何時もは城塞都市にて命令してます。

隣の待合室は、長机と椅子が六脚あるギルド長の部屋より少し大きめな部屋だった。


「どうぞどうぞ、どの椅子でもいいですので、お座り下さい。今、何か飲み物を持って来ますので。」


そう言うと、受付さんはお茶を取りに行ったのか、直ぐに出ていかれた。

座って待っている事二、三分、コップと急須を持って現れた。


「好みがわからなかったので、またお茶にしました。大丈夫ですよね。」

「はい!大丈夫ですよ。」

「ではお茶を入れてから、こちらの説明をします。質問が多々あるかと思いますが、最後まで、聞いてからお願いします。」


お茶が入ってからしゃべり出した。


「ここは魔界で一番、妖魔界との境界か薄い、最終の村ゴドブです。正門から魔界に入ると、大体妖魔門のゲートのすぐそばに出ます。これは、力の弱い存在が、魔界の深い階層にいった場合、濃い瘴気で狂ってしまう事を予防する事と、最下層には魔法皇帝陛下がおられますので、その防衛の為でもあります。

ここ魔界では、全住民に力の有無によって階級が定められています。一番上が皇帝、それから順番に公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵・準爵ここまでが、魔界の最強戦力、つぎに騎士団長・騎士隊長・騎士・準騎士・兵士団長・兵士隊長・兵士長・兵士ここまでが軍隊、後は、最上級住民・上級住民・中級住民・下級住民・平住民となります。この階級の大体はその人物のレベルによって、割り当てられますが、一部例外として色々なマスタークラスの人物が侯爵等についたりもしています。

次に、レベルによって、住む階層に制限がかかります。複合レベルにより変わってきますが、複合レベル最低5ないと二階層にはいけません。

複合レベルについてお話します。戦士レベル4で魔法レベルも3あるとします。まず、一番レベルの高い戦士レベル4が主レベルとなります。次に魔法レベル3ありますが、これは準レベルとなります。主レベル4と準レベル3で1つきますので、合わして5になります。準レベルの階級はレベル5上がる度にひとつずつ上がっていきます。例えば、戦士レベル15、魔法レベル13とします。こうなりますと、主レベル15と、準レベル13ありますので3、合わして18となります。準レベルは色々ありますので戦士レベル5魔法レベル3盗賊レベル1とかになりますと合わして7になります。

この魔界で生きていく方法をお教えします。まず普通に、農民とかになって、暮らしていく方法、つぎに、村や町の外にいる影魔物を倒し、その魔物が落とすものを売ったりして食べていく方法、そしてこの冒険者ギルドの仕事を受けそれを解決して貨幣を受ける方法、他にダンジョン等の宝箱を回収する等あります。

後は、ルールと言うか法律ですね。ここ魔界では力こそ全てですが、力があっても、回りに無体な事や一般常識的にバカな事は出来ません。もし魔界住民を殺人とかしたら直ぐに討伐隊がその階層で組織されます。そして、あまりありませんがその階層では対応不可のの場合、下の階層の部隊が派遣されます。ここにとりあえずの法律がありますので、後で見といて下さい。」


法律が書かれていると思われる一枚の紙を出して、目の前に置かれた。


「最後に、貴方も魔界に来たのなら何処かで、身分証明書を作る事をおすすめします。このままでは、侵入者と言うことで、あらゆる場所の施設が受けられない事になります。身分証明書は村の役場とか、我がギルドでも作る事が出来ますよ。

ではこんなものですね。何か質問はありますか?」


お茶を一口飲んでから、疑問に思った事を聞くことにした。


「ここにくる間に、真っ黒なゴブリンらしき存在が襲ってきたのですが、あの真っ黒な生き物が、影と言う存在なのでしょうか?」


ここにくる時に会った、黒い者を思い出しながら聞いてみると。


「はいそうですよ。ここ魔界では、魔法皇帝の元で、戦のない平和な世界になりました、しかし平和なお陰かどうかわかりませんが、魔界の住民達が、力を維持するのが難しくなりその対応として、瘴気の力を利用して影魔物をつくり、それと戦う事で力を得ることにしました。

影魔物は、その階層の住民が抱え込んだ瘴気を吐き出させる時に出る力で、その吐き出した住民のコピーを作り出し魔界の住民の訓練の為、その階層のあちらこちらに自然に発生するようにしています。ただこの影はまさしく瘴気その物ですので、どんな状況でも襲いかかってきます。そのため住民にも少なくない死者が毎月出ています。」


(は?死者が出ている?それじゃ訓練以前の問題なのでは!)


「すいません。死者が出てるのなら、そんな影なんて存在は出さない方がいいんじゃないんですか?」

「いやー、確かに死者は出ますが、魔界ではどんな存在でも、戦いが第一です。それが、ただの農民にも当てはまります。それに死んだとしても、魔界の死者復活部隊が来て、ほとんど復活させますので、死んだとしても一時的ですよ。あー、魔界の住民にはその時の対応とかによって復活したときのペナルティとかがありますが!

レベルによってまちまちですが、ただの住民なら、ほとんどただで復活さしてくれます。例外は冒険者ギルドの仕事中に死んだ場合だと、不注意と言うことで、魔界の住民のギルド員でも、そこそこの金額、もしくはペナルティをとられます。魔界の住民ではない貴方は多分、レベルによってまちまちですが、高額な金額を取られる可能性がありますし、そして個人のカルマによってまちまちですがカルマが低いと、生者としては蘇らせない可能性も出てきます!最悪アンデットですね。ですからもしカルマが低いようなら死なないようにしてください。

影自身を倒すことも、瘴気の浄化ということも入っていますから、悪い事では無いんです。経験値もお金とかも手に入りますし。ただ影の異常増殖する時があり、その時は、戦争並みになるときがありますが。」


はははと笑いながら


「まだ何かルールで質問はありますか?」


私は首をふった


「ではどうしますか?ここ魔界では身分証明書がないと不便過ぎます。死んでも、復活されないこともありますから、ここで身分証明書を作り、ギルドの仕事をしながらお金を稼いだ方がいいんじゃないですか?」


ちょっと考えてから


「すいません。もうひとつ聞きたい事があるのですが、この魔界から地上界に戻る方法を教えてもらえませんか?」

「それは売買される情報の分野に入ります。ちょうど中級の情報ですので、一回はただで聞くことができます。どうされますか?」


迷いなく


「お願いします。」


と頭を下げた。

また出張だ、わが家から出たくないよー


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直してはいきますが毎日更新は継続しますので、これからもよろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
[気になる点] その階層では対応不可のの場合
[一言] 総合レベルが分かりにくい
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