25 夢の道
汝の足下のその道は、何処へ続く道なりや
汝の前に道はなく、汝の後ろに道はある …それは真に道であるか? 後ろにあるは正しく道か? 単なる跡ではありはすまいか?
汝が足下のその道は、汝が真に選びし道か?
汝が、ふらりふらりと歩んだだけの、単なる跡ではありはすまいか?
選ぶ道など遠く分からず、正しく見たのは夢の道
夢に至るその道は、細くて淡い、儚い道よ
夢に至らぬ道なれば、それ、そこにある そぉら、迷うこともなきほどに、躊躇うことなく歩めよう?
夢は願い 夢は想い 夢は心
ならば汝、夢をみるか?
汝、確かに夢をみたか?
では汝が夢は、いま何処にありや
夢、は? 夢は? 汝が見し夢、何処にいった?
夢ねがうは夢
夢が夢
願うことが夢ならば、その道を知るのも夢の中
夢にて願いを馳せるなら、夢が全てを握るもまた道理
夢は何処に在りて、如何なる姿を為すなりや?
夢に望むは如何なるものぞ
汝が夢はーー 欲を望む果てない夢か? 愛しき夢か? それとも、夢など忘れしか?
ここにて願えば、夢、叶おうが
そこに至るは、この道か?
真、選びしその道に、悔いなどなきか? 後の悔いなど戯れ言よ
夢の通い路
夢が渡りは、晴れがましくも 晴れたが 最後の 夢の道