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召喚  作者: 黒龍藤
第一章   望む道
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23 閑話 仮り染めのイーリア

   

 私の名はイーリア。

 けれども、この名は私の真の名ではない。この名は私を喚んだ者が私につけた名でしかない。

 でも、確かに私の名であるけれど。私が持っている真の名を私は誰にも告げてはいない。自分の中に大切にしまってある。



 己を示す名。

 名に重きを置く者もいれば置かぬ者もいる。衣を替えるように名を変える者とている。

 どれだけ名を変えようと変わらぬものは変わらぬのだ。そして、変わるものは変わるのだ。


 実際のところ私は、そこまで名に重きを置いてはいない。

 それでも真名を自分の中にしまってあるのは、やはり… 思い入れ… かな? あそこで私は生まれて、あそこで名を得て生きてきた。そんな感じ。

 


 だけど他の者によっては違う。

 拒絶するものは、はっきりと拒絶するという。

 名を拒否するのは与えられる名を不服としてなのか? 何の理由で名を拒否するのか私は知らない。


 自分の名を相手に差し出すのは、相手に信を置いているという意味合いが多い。


 信じる、信用する、信頼する。

 普通は出会って、すぐの者にそんな信はできたりしないと思う。

 …まぁ、された方は張り切るから良いかもしれない。 『信じるから信じてね。大事にしてね』 喚んだ相手に、そう言われて拒否する者はいないはずだから良い戦法と思える。


 でも張り切らなかった場合を考えると、どうなんだろう? 

 差し出されて当たり前とされたら… なんだか嫌だな。自ら直ぐに名を差し出すのは… どう考えても名を大事にするものが取る手法としては、捨て身の戦法だと思うんだけどな。


 他にも名を相手に知られ、取られる事によって、その者から拘束の憂き目にあう事もあるそうだけど。

 それは真実の絶対を意味したりするのだろうか? 


 私には… 今ひとつ、よくわからない。



 力がある者からすれば、それは世迷い言。

 力がある者は縛られたりしないし、やられたらさっくりやり返す。一度繋いだだけの力が永続として連なる事など私は聞かない。逆に永続させる為に力を食い続ける。私が知る確かに永続する力は永続する代わりに、たった一度の衝撃で簡単に砕ける脆い力だった。

 あんなものなら仲間の手があれば必ず助け出されて報復に出るだろう。


 永続を真に可能にするのは力ある者達だけ。そして、本当に力ある者達が拘束などするだろうか? 相手にもならないモノを拘束して喜ぶ意味は… あまりないと思う。

 

 第一、動かない獲物より動く獲物の方が楽しくない? …そうか。後で遊ぶつもりで忘れられることはあるのかも。

 私達が永続と思えるほどの時間であっても、力ある者達からすれば短いのかもしれない。




 ああ、でも、 確かに、名違なたがえはある。

 名に意味を持つ者が、その名を強制的に替えさせられて、その為に歪み、果てには消滅した者もかつていたと聞く。

 名違えに置ける名殺し。

 名殺しにかけて、そのモノが持つ存在するべき力を削ぎ落としていくのも手の一つだったか。


 名が命に匹敵する種なら確かに己が真名を知られたくはないもの。

 でも、そういった者は逃げる為の算段や防衛する術を構えているものだと思うけれど… 普通、弱みがあれば逃げ道を幾つか確保するのは当然じゃないか?



 どちらにせよ、本当に力ある者の心理など私は知らない。

 気安く呼ぶなという事ではないかと愚考もしたが、真実を知る術を私は知らない。知ろうとも思っていない。







 私が、ここへ来たのは召喚によるもの。


 あの時、私は疲れていた。時期が時期であったが、自分の住処を守る為の戦闘を繰り広げていた。長引いた上に連戦になった。私は勝ち続けたが続く戦闘に身は疲弊し、まともに食事も取れずにいた。

 疲れていた時の夜襲。

 これにより私はその場の撤退を余儀なくされた。疲弊し傷ついた身でなければ、あの程度の者に大事な住処を奪われたりなぞしないのに!



 休まねば。 癒さねば。

 その一心で休む場を探し求めていたその時、光が降りたのだ。



 一瞬食ってやろうかと口を開いたが、光の声に耳を澄ます。語られる内容を吟味する。さして悪い話でもない。迷いながらも開けた口から吐息を吐いて、この場に来た者に話しかけた。



 私は考える。

 話を受けて行った場に居続けたとすれば、今のこの場には自力でなくば帰れまいな。そこまで、力の継続があるとは考えにくい。なれど、帰る為の道を示す事は可能だという言葉は引き出せた。

 向かうその場には私と同じ種はいないらしい。いや、正確なところではないか、私の後に続く者がいれば話は別になる。同種は居ずとも似た別種は居るようだ。

 連綿と独りで生き続けることになるだろうか? 

 それでも逆を言えば場を奪う敵対者はいない。敵対者がいないことは非常に魅力的な話だ。休むことを考え行った先で新しく力を蓄えれば、いつかは自力での帰還も有り得るだろうか?


 一番に優先するのは、この身を癒し完全な回復を計る事。それができねば今の時点で私に先はない。


 私は生き延びる事を善しとして話を受けた。

 自分でも道を覚えていく為に光に伸し掛って移動した。…ちゃんと覚えていられるか不安でもある。




 その後は私を喚んだ召喚者であり契約者である者と共に居た。


 新天地は楽しかった。契約者といるのも楽しく嬉しかった。

 本当に、とても楽しかった。


 見るもの聞くもの全てが目新しくて私を虜にした。私は契約者を必要に応じて守る事を約したが、その事での不満などはなく実に充実した時を契約者と共に生きた。

 私はここで力を伸ばし、来た当初よりもずっとずっと多くの力を得た。幸せとはこういう事かと知った。


 回復に使う力もぐんとついた。しかし、寿命に打ち勝つほどのものではなかった…

 私の契約者は時が満ちて眠るように逝ってしまった。寂しくて悲しくて泣き続けた。その時に帰ろうかと思った。かつての居場所に戻ろうかと思った。今の私の力なら帰るのに、なんの不自由もないだろう。


 けれども私は安楽ともいうべき楽しみを覚えてしまっていた。

 あの場所は恋しく同種の仲間もいるが、この場で覚えた楽しみはない。私は迷った末に今少しと、この場に留まることを決めて新たな契約者を求めた。

 







 私の最初の契約者は非常に良かった。その為か、なかなか・なかなか・なかなか次の相手が見つからない…


 そこで、一つの場所に出向き複数の者と行動を密にし、その中から比較検討して選んではどうか?と提示された案にお試しとして乗ってみた。

 出向いた先で私は一斉に素敵だと褒めちぎられた。気持ちいい。

 一つの場所で同じく行動する者達の中、その内の一人の者と共に別行動を取って少し様子を見る。これを数回繰り返して相性を測った。


 その者達は私が来たのと同じ召喚に関わる事を役目としていた。

 私の時は、そんな事をした覚えがない。全くないんだが、人の世はこのように動いていくのだろう。少しばかりの手伝いを願われて嬉しい気分で引き受けた。


 今、私と共に行動する女の魔力は悪くない。だけど一番大事なのは相性だ。質の相性を優先するが、性格の相性も外したくないな…



 彼女もまた召喚をしていたらしい。やって来たモノと一緒にいたようだが亡くしてしまったようだ。その口振りから、悲しくも苦にも思っているように感じられる。

 その為なのか可愛らしい願いを言ってきた。


 「女というだけで甘く見られたくないの。最も、女だからというだけで判断するような者なんか気にもしないわ。腹立つけど。でもね、実際自分の召喚獣が居ると居ないのとでは物事の円滑さが全く違うのよね… 忌々しい事に。だって態度が全く違うんだもの。誉められた事ではないけど、今回の仕事の間だけ私の召喚獣と呼ばせて欲しいのよ。お願いできない?」


 そう、私に言ってきた。

 


 どうかと思うが、この内容では契約には成り得ない。これでは絶対にならない。彼女が『私の』と呼んだ所で意味などない。私の中で『私の』は『ここにいる』程度の意味合いでしかない。

 仮にもし、向かう場所に私が良いと思った相手がいて、その相手にその場で願ったと(ラブコール)しても彼女の呼びかけは何の拘束にも成りはしない。

 彼女の呼び掛けは嘘偽りではないが真実にも値しない。そもそも、これを契約と考えられる方が私には不思議で理解できない。意味ないことを願う彼女の思考が掴めない。

 

 でも、何かに苦労して、何かに苦心しているような感じはわかる。

 

 彼女との契約はなかろうと半ば思っていた。

 だから、優しさと失うことの悲しさを知り得た私の心が少しだけ優しく動いた。



 行動を共にしながら道々話をする。彼女は、とても仕事熱心なようだった。

 話の内容は召喚後についてのものが主だったが、特性を判明させることが何よりも大事なのだと言い続ける。 

 何故そこまで?と思いもするが、「知らない事を知るのは素敵なことでしょう?」と返されると、そうかとも考える。

 確かに私はここへ来て見聞を広め、楽しさを知り得た。契約者以外の者とは特に交流を持たなかったから人のことは、よくわからないこともある。

 知らぬことを知るのは楽しいが、彼女の言う 『判明させる』 これが 『自分の総てを他人に暴かれる』 に繋がるのであれば気に入らない。嬉しくもない。しかし、他の者の特性は確かに知りたいと思う。

 こうなると、これはもうどこかで妥協せねばならないのだろう。相手がちょっと満足するような感じで適当と思われる位で止めていれば問題なかろうか? 


 なんとなくそう考えた私に、彼女は「何事も知性で理解し、理性を持って行動していくことが重要で必要なのよ」と、にこりと微笑んで柔らかく語った。



 彼女と共に行って、新たに召喚されて来たもの達を見る。

 力の強いものもいれば、弱いものもいる。

 その中でも弱いものは特に契約者にべったりだ。 『好き好き、だあ〜い好き』 そんな感じで契約者に張り付いている小さいものもいた。

 実に微笑ましく、可愛らしく、美味しそうで…  じゅるり。  おおっと、いかぬ。 はしたない。


 だいたいが、『なんじゃ、ここは?』という感じでこの場にやって来る。

 私を見てちょっと警戒するが、私が先に心話する。


 『この場にいる者は、ちょっと力をみたいんだと。契約者に披露すると思って軽く力を、みせてやってくれないか?』


 納得したか検査とやらはサクサク進んで終了した。小さいものが頑張る姿は愛らしい。

 そして、なんて、なんて…  美味しそ。




 「今回は早く済みますね」 


 彼女達の方では、そんな会話がなされていた。



 ここにいる連中は、それぞれの役目があるが彼女は特にいろいろ気を回しているようだ。

 その事については良いと思う反面、ずっとこういった事をしているのかと思えば、なんとも言えない。彼女達のすることが良い事のはずなのに、何か納得できずに苛立つ。どこかで気が荒れ、ささくれ立つ。ささくれる事実の原因が判然としないことが苛立ちに拍車をかける。拍車をかける苛立ちは私の本性というべき荒さを呼び起こす。


 これではいけないと思っても苛立ちは治まらない。

 気持ちが落ち着かないままに最後の一組がやって来た。



 一瞥し、弱そうだと思った。


 近づいてくる姿に不審が募る。 




 …力が感知できない?



 不審が頭をもたげ、とっくりと見た。

 周囲を伺う姿は他のものと変わりはしない。しかし、そこに力強さはなかった。

 心話で話しかけてみたが反応を返してこない。後から私を見てきた様子に聞き取り辛いのだろうか?と思ったが、どうも心話が聞こえたからこちらを見てきた様子ではない。目を見開き驚いた様子で、みている姿に力はない。どこかで私に怯えている。


 これは無力なもの、私はそう判断を下した。


 同じ召喚のリング。私の腕輪と違い指輪であるが、それは間違いない。力がないのに契約者に寄り添うことなく少し距離を取る。契約によって生じる絆も薄いとしか言いようがない。


 …よく、わからない。


 契約者やこの場の者達が話している内容を理解しているだろうに、黙ったままでいるのは私にも不明だ。不安な面持ちだけが窺い知れる。その姿から、ここにいるのは間違いではないのか?とも思えてくる。

 常のことを考えれば事態はおかしなことだ。内向的な者もいるだろうが、こんな大事な時には今後の事も考えて自ら動くと思うんだが… 


 見ていれば、見ているだけ、その姿に私は違和感を覚えていく。


 違和感の意味がわからない。


 何かを企む風情でなければ、何かを隠し持っている様子もない。心話もできない。力もない。弱くそこにあるだけで、歯牙にもかからぬようなこの存在。



 だのに、違うと思う。思うこの違和感はなんだ? どこから発生する?




 不意に心に浮かぶ。


 『アレに寄るな。近寄るな。 アレは不明なモノ。不明なモノには近寄るな。敵対するな』



 私の心が、私の本能というべき何かが、そう告げていた。

 私は理解し、理解できなかった。

 不明なモノには近寄らない。そして、強いモノにも安易に近寄らない。それは鉄則だ。

 だが、アレをみろ。どうみても力はなく弱い。何を怯える必要がある? どこに恐れる要素がある? 


 私の理性は、どこかで怯える本能に強く不満を訴えた。理解できないままに強い自分が怯えている。先ほどからの感情に加えて心の奥底で私は自分自身に腹が立った。そして気分は荒れていった。



 戦闘検査といっていたが、そのことに特に何も思わなかった。戦闘などよくあることだ。以前の大事な契約者との契約も守る為の戦闘だった。戦闘検査自体がよくあることかどうかは私は知らないが、不明なモノが判明するのだと考えれば確かに納得した。



 『何も言わない』 


 それこそが、お前の常なのか?



 魔獣をもって検査をすると話された内容。彼らと行動を共にし始めてから様々に聞き及んだ力の順位を思い浮かべ、その中で該当する良さげな魔獣を見繕い絡めとって引き摺り込む。力の弱いものには決して真似のできない芸当だ。自分の力におかしな所はないと改めて確心する。


 始まった戦闘に目を凝らしたが、契約者だけで終わりそうな内容に正直がっかりした。


 そこに彼女の声が聞こえた。

 内容に首を捻る。それは、していいようなことだろうか? 約したこととは違ってしまうのではないか? そう考える一方で原因がわかるかもしれないと知性が囁いた。弱いあの姿をみれば躊躇うことがないとは言えない。だが、弱肉強食と思い直せばおかしくない。弱いものは淘汰されるのだ。怪我をしたら治してあげればいいんだと理性が指呼しこして、してはいけないと小さく上げる他の声を封じ込んだ。

 

 私は小さな呵責を押さえ、寄るなと騒ぐ本能を理性と知性を持って捻り込んで     力を行使した。



 アレは、あっさりと消え失せた。

 

 きわの目と、その口元が私の脳裏から離れない。

 何かが私の中に入り込み、私の中でどこかが変化したのを感じ取った。


 私は震えた。はっきりと恐怖した。

 何に恐怖したのかもわからないが、この場を離れる為に走り出したい。悲鳴をあげたい。それを意思でなんとか抑えた。


 何故なら、もう、アレは、いないのだから。



 魔力行動は取るなという言葉に頷く。こういう時は大人しく、何もせずに嵐が過ぎ去るのを待つしかない。震える心を有らん限りに宥め続けた。

 何も変わらないのに、どこかが違う自分に惑う。違うと思えるのに、それが初めからの有り様のように馴染んでいることこそが何よりも怖い。



  ああ… ああ、あああ、        これは…     わたしは、 怖い。




 心の中で小さな子供のように怯えて震え、もういない私の契約者の姿を思い描いて、その名を呼んだ。







 翌日、もしやと思いつついたが目を逸らしていた間違いようのない事実に嗤うしかない。


 なんてことはない。やり返されただけだ。





 ああ…  はは、ははは、  あぁ、ああ、ああ、  そうだ。

 あぁ、そうだ。



 嗤うしかない。嗤うしかない。嗤うしかない。嗤うしかない。嗤うしかない。それ以外にナニをしろと?


 私は正しくやり返された。

 それが命を取らない術だっただけだ。そうだ、殺されていないだけだ。死んだ方がましだろうと思える状況下で殺されずに生きているだけだ。 


 それ以外のなんでもない。


 私は、やり返されたが生かされた。それだけだ。





 …私の姿は、戻るだろうか? 

 戻るとすれば、どうすればいい? この様なモノ、かけた本人か、それ以上の似た性質の力でないと無理ではないのか? 



 かけた本人は昨日消え失せた。失せていった。  私は、私は、わたしは…


 私は、私の行いの返しを受けた。ただ、それだけだ。

 …………それだけの結果に、誰が私を憐れんでくれるだろうか?






 私の処遇が決まって変わるらしい。

 私の意思とは関係なく進む話に、なんと言えば良いのだろう。私は新たな契約者が欲しかっただけだったのに。

 それでも同じ場所にいるのは下策でしかないと理解する。力のあった私に、力があっても使えなくなった私。彼女達と一緒にいたら、私は、どうにかなるのだろうか? どうにかされるのだろうか…? 


 彼女達と共に居たあの場所を思い出せば、あの場所のどこかで微かに聞こえた気がした小さな小さな声を思い出す。突然、頭の中で何かが閃き何かが繋がり何かを理解して、私の心を震撼させた。



 

 別れ際、あの契約者に話をする。

 聞いては貰えないと思っていたから、聞いてくれた事がとても嬉しかった。




 私は新たな場所に向かう。そこで一緒になる者達と共に行く。


 どのような場であろうか? 心安く居られる場であれば良いのに。





 私は思う。

 無知な私は、ここで楽しさを知り優しさを知り寂しさを知った。そこから愛おしさや悲しさを知った。その上で力を伸ばし、強くなった私は理性で動いた。


 そう、私は見失ってはならない本能を捨て人の心を追い理性を持って行動した。


 愚かな私。

 近寄ってはならないと警告を発した自分(本能)を知性でとどめた愚か者。


 いつの間にか持っていた術を見失っていた、この私。




 ああ、誰か。誰か、愚かな私に救いの手を。 

 お願いです。私を元の、本来の姿に。私の意思で。このような人の身ではなく。


 誰か、誰か、誰か。あぁ、誰か。











        どうか、 わたしを  もとのすがた(力ある蛇身) に  かえして、 ください。







                わたしは もどりたい 。













 

イーリア、ある意味箱入り。一応裏設定もある。

召喚獣や魔獣との戦闘ではなく、対人戦闘がメインとして喚ばれた。はず。




迷うが、この回以外に手頃な書き場所が見当たらないので欄外記載。


ミリシア・ミルドは末端と呼ばれる下級貴族。貴族として育った人。

イーリアに頼んだのは、外に対する見栄一割、イーリアとの親密upの計算一割、今までの経験則上の問題を回避する為の実務行動が八割。どっちもお手伝い程度の気持ち。


検査機関内では貴族でも変に驕らない、折衝があればヘルプに入ってくれる有能で使える存在。他に貴族としているのは男が数名。同じような下級貴族。

若い女であるのも手伝って割りかし人気者。苦労人であるらしく気遣いができる反面、貴族の面もガチで持ってる。

自己満足欲を満たす為に動いてイーリアに頼んだのではないことを強く明記します。


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