02:昼キャバ
街に制服で一人で出るのも嫌だし、
と思い、帰って着替えて化粧もバッチリ♪
にしたものの、周りはカップル、家族、友達。
私は、どうしても欲しかった服を
手に入れさっさと帰宅しようと思っていた。
今日は金曜日、時間は21時を回っている
そろそろ、若いお兄さんが
街でも一番大きな通りに
スカウトやキャッチの為あらわれる
ブスでも、可愛いくもない自分。
彼らにとっては一人で歩いてる
私はいい獲物。
「お姉さん!初回千円だよ」
「なになに〜っ今日一人??」
「なんの仕事してんのっ?」
全てシカト。
かまってたらキリがない。
大体、夜の仕事なんて親になんて
言われるか分からない。
帰り道にある無料案内所が目に入った
"昼キャバ全てあります!!"
ん?昼キャバ!?
なにそれ。昼からやってるキャバクラ
とかあるんだ。
そう思いながら、電車に乗り帰宅。
家に帰り、ベッドに入ったものの
"昼キャバ"が頭から離れない
携帯の検索機能で"昼キャバ"
検索してみた。
すると、とあるお店のホームページが
出てきて女の子募集の案内を見ると
時給1500円と記載されていた。
当時していた居酒屋のバイトは
時給750円。
昼キャバのバイトは、同じ時間帯なのに
1500円。
好奇心があったのか、
それともお金に魅力を感じたのか、
気付いた時には電話していた。
私「もしもし、まだ女の子募集してますか?」
店「はい、募集してますよ!一度面接しましょう」
こうして、面接日はさっさと決まり
昼キャバへの一歩を踏み出した。