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序章 2010年9月8日~2010年12月31日

次回はおもに日本とか言っときながら、結局現政権の状態を書くのが正直めんd・・・いや難しかったので年表形式にして次回から本編に入りたいと思います。


短いですがどうぞ。

2010年9月8日 AM05:00 首相官邸前

首相官邸前では、密漁をしていた中国漁船の乗組員を海上保安庁が逮捕したという情報を聞きつけたテレビ局のスタッフたちが首相の出勤を今か今かと待っていた。

だがその時首相は家の前に待ち構えていた非常識なテレビクルーによって質問攻めにあい、車に乗りこむのに苛々としているところだった。

「首相!! 今回の事件に関して何か一言いただけますか!? 中国大使館側の反応はどの様なものでしたか!? 今後の中国人乗組員に対する処置は!?」

家の前にいたクルーは数名だったが前々からしつこい政府批判型の迷惑テレビ局だった。

「まだ調査中だ。正式に海上保安庁の本部からの回答を待っている。以上だ。早くどいてくれ。官邸に行けない。」

ガードマンの防御効果もあってか、クルーの波が一瞬消えたとき、菅直首相はすぐに車に乗り込んで、車を出させた。

その時取られた映像が、朝のニュースで流された事はいうまでもない。


そして官邸前でも首相がもみくちゃにされたこともいうまでもないだろう。



それから1年後、無駄なパフォーマンスに力を入れすぎた民主党は衆議院議員総選挙で議席を4分の1も獲得できず、敗北。ようやく自民党が政権を回復した。新内閣総理大臣となった赤城修斗(52歳)は、ついに中国に抜かれたGDPの再回復、800兆円にも及ぶ国債の返済、そして経済氷河期の終焉に向けて、国内の大改造を開始した。


本編を始める前にこの間の事を説明しておこう。


2010年 9月25日

逮捕した中国人船長を釈放。


2010年 9月27日

日本への対抗措置としてレアアースの輸出を制限。

日本はベトナムなど、新たな輸入先を探し始める。


2010年 10月

国民の間から、中国に対する低姿勢を批判する声が殺到。

また中国では反日デモなどが過熱し、日本車や日本企業への破壊行為が相次ぐ。日本政府は海外支社の社員に外出自粛などを呼び掛けたが、中国に抗議などは一切行わず、中国国内ではデモがさらに過熱した。

中国当局はデモの自粛を呼び掛けてはいたが、警察隊員のそばでなら、大規模なデモ、破壊行為を見逃すなど、日本への仕返しともとれる行為を行った。

また軍事機密地区に無断で立ち入ったとして、日本人企業社員3名を拘束し、1ヶ月間にわたり軟禁させた。


2010年 11月

政府の批判がさらに強まり、菅直首相による改造内閣の発表なども行われたが、首相が変わらないため基本的な方針が変わらず、国民の不満解消につながらず、ついに総選挙に踏み込むことになった。当初民主党は議席は少なくなるだろうが過半数は取れると踏んでいたが、結果、全480議席中100議席という民主党史上初めての議席過少となり、自民党に

200議席以上の差をつけられ大敗。事実上の再政権交代となった。

新内閣総理大臣の赤城修斗は国内の大改造に踏み切ると明言し、来年度予算の見直しに入り始めた。


2010年 12月

来年度から10年間に及ぶ期間のなかで適用される新防衛大綱が発表され、衆参両議院で可決。


・海上自衛隊の潜水艦部隊を16隻体制から30隻体制に移行。

・海上自衛隊のBMDシステム搭載艦を4隻体制から6隻体制に。

・航空自衛隊のF-Xを国産戦闘機に方針切り替え。完成までの間はF-15Jの改修、F-2の緊急生産で乗り越える事を決定。

・陸上自衛隊を3師団増設することを決定。(今後5年間)

・陸海空自衛隊の定員を今後10年間でこれまでの1.5~2.3倍にすることを決定。


などの内容で決定した。

他来年度予算が決定し、これも衆参両議院で可決した。

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