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第一話  春夏

「今帰りか?凛」

「おう。実習にちょっと手間取ってな」

「やれやれ、また誰かの失敗に付き合わされてたんだろう?」


「ま、まぁそんなとこだ」



 凛はポリポリと後ろ頭を掻いた



「まったく…お前のお人好しには呆れ返るぜ。まっ、それがお前のいいとこなんだけどな」



 雄介が大きく空を仰ぐ。



「雄介は今から彼女のとこか?」


「ああ、晩飯作ってくれるってな。お前も作れば良いのに、彼女」



 その言葉にカクッと頭を垂れ、



「無茶言うなぁ…そんなこと僕が大の苦手って事ぐらいお前も知ってるやろう…」


「まあな、そんなのが大の苦手やもんな、親友としてよく分かるわ」


「ほっとけ」



 顔を真っ赤にして抗議する凛を尻目に雄介は笑いを収め、



「気にすんな、人生そんなもんじゃ」


「…僕と同い年のお前にそんなこと言われたくないぞ…」



 そういうと雄介は車のキーを指でまわしながら駐車場の方へ足を進める。



「じゃあな、お前車あっちに止めとんやろ?」


「うん、じゃあなバイバイ」




ガチャ、

 いつものように帰宅し、いつものように鍵を…

「…あれ?」

 鍵穴に鍵を差し込み、回そうとしたとき…

「?…」

 いつも右に回してロックを外すのだが何故かまわらない。

つまり、

「また鍵開けっ放しのまま出たか…」

 前にも一度施錠をしないまま学校に来てしまい帰ってきてびっくりした記憶がある。

幸い何の被害も無かったのだが不用心なことこの上ない。

「しっかりせんとなぁ…」

ガチャ、

 ドアノブを回しドアを開ける。

「あっ、お帰りなさいませ、遅かったんですね」

「うん、ちょっと実習でね…」

 台所から顔を出した少女に挨拶をして靴を脱ぐ。

「凛さん、お魚は火を通していれば大丈夫でしたよね?」

「うん、大丈夫…へ?」

 この時やっと自分の置かれている状況に気づく。

「あ、あんた…誰?」

 凛は大急ぎで台所に駆け込んだ。

「駄目ですよ凛さん。まだ御夕食の準備ができてないんですから…」

 台所の入り口で立ちはだかる小柄な少女。どう見積もっても中校生ぐらいにしか見えない。

「い、いや、一人暮らしをしてたはずなんやけど・・・どちらさまですか?」

「えっ、許嫁です」

「誰の?」

「もちろん凛さんの」

『…許嫁?…僕の?』



回想シーン

『凛、あんた一人暮らししたいっていってたよね?』

『うん。一人で生活できるかどうか試してみたいんやけど…実家から学校まで車で無理したらいける距離だから…』

『いや、さっき決まった。全会一致であんたの一人暮らし認める』

 全会とはどんな会なんやろう…などと思いながらも凛は口を開く。

『いや、あのときは何も分からないまま言ったけど…』

『とにかく決まったことだから何も心配するな。それから部屋なんやけど、どうせなら大きい方がいいと思って知り合いに頼んでるから』

『まぁ大きに越したことはないけど』

『あっ、それから。近いうちになんかビックリするようなことがあるかもしれんけど…まぁ、おまえなら…』

『は、はぁ…なんか気になるけどまぁいいわ』

回想終了



「あ、あれか!あれは全ての陰謀だったのか!」

「…?」

 全てを悟り絶叫する凛と何も分からずキョトンとしている少女。

「あっ!お鍋火付けたままですから」

 そう言い残して再びコンロの前に立つ。

「なぁお嬢ちゃん…」

「お嬢ちゃんなんて呼ばないでちゃんと名前で呼んでください」

 『お嬢ちゃん』という言葉にムッとしたのか少し怒気の入った声で返してくる。

『いや、名前が分からんのやけど…』

 しかしあっちが許嫁と名乗った手前、こっちが名前を知らないというのはなんか失礼のような気がしていた。

しかしこのままでは知らないことがばれるのも時間の問題、そうなればさらに事態は悪化する。

ならば…

「あの…実は許嫁なんて初耳で…君の名前分からんのやけど…」

 意を決してそう言う。しかし

「はい、わたしが急に許嫁になるって言い出したことですからきっと凛さんは知らないと思いますよ」

「…はい?」

 カウンター越しに顔を出して悪戯っぽく舌を出す。

「えっと、わたしの名前は『望月もちづき 沙夜花さやか』です。よろしくお願いしますね凛さん」

「ああ、うん…」

 とりあえず荷物を自分の部屋に置き、リビングのソファーに腰を下ろす。

ふと、

「…!」

 部屋の隅に置かれた荷物を見て絶句する。もちろん自分のものではない。だとすればこの荷物の持ち主は自ずと決まってくる。

もちろん彼は荷物の主に驚いたのではない。荷物の多さに驚いたのだ。

そしてそれが意味することは一つ…

「さ、沙夜花さん!」

 素っ頓狂な声を上げ沙夜花を呼ぶ。

「はい?どうかしましたか?」

 涼しい顔で再び顔を出す。そんな彼女に例の荷物を指差した。

「あっ、すみませんここに置いておくと邪魔でしたね」

「いや、そうじゃ無くて…」

 あまりの天然に完全に言葉を無くす凛。

「ま、まさかと思うけど…今日、ここに泊まる気?」

「はい、いけませんか?許嫁どうしが一緒に寝るのって?」

「そ〜ゆ〜問題じゃなくて…ってところで沙夜花ちゃん。中学校何年生?」

「ひ、酷いです!わたし高校生です!」

 何気なく放った一言に沙夜花がおおいに反発する。

「えっ、いや、てっきり中一くらいかと…」

 その言葉にますます沙夜花が頬を膨らませて凛を睨む。

さすがにまずいと思ったか、凛もこれ以上揶揄するのは止めてわざとらしく涼しい顔で学校の実習書を広げる。

「聞いてますか!」

しかしあっちは納得しなかったのか(当たり前)いつの間にやら沙夜花が台所から出てきて真っ正面に仁王立ちしている。

「…」

 さっきは気づかなかったが、彼女の服装は長袖で水色のワンピース。それにやけにフリルのたくさんついたエプロンだった。

「凛さん!」

「えっ…」

「聞いてますか?」

「う、うん、一様…」

 思わず最後にそう付け加える。

「…?どうかしたんですか?」

「いや…その…母さんの入れ知恵か?それ」

 ピッと着ているエプロン(フリル満載)を指す。

「あっ、これですか?はい、お母様から凛さんはこ〜ゆ〜のに弱いからっておっしゃっていました」

「…」

 恐ろしい(当を得ているだけに)意見に凛が閉口する。

「あの…似合いませんか?」

「えっ!いや、あの…その…」

 少し恥じらいを隠すかのような素振りで沙夜花が問う。

しかし凛のその態度を見れば一目瞭然だった。

「どうなんです?凛さん」

しかも沙夜花が追いうちをかけるように突き詰る。そして観念した凛は、

「その…か、かわいいと思うよ…すっごく」

 顔をゆでだこのごとく真っ赤にして答える。

そんな凛を見て沙夜花が子悪魔のごとくクスリと笑い、

「ふふふ、凛さんのそんな顔を見れましたからさっきの中学校一年生発言は大目に見ますわ」

 満足げにそう言って再び台所に姿を消した。

「…ふぅ」

 それを確認した凛は思わず胸をなで下ろしソファーに深々と腰掛ける。

「しかし…」

色々と思いを巡らしながら再び実習書に目を移す。

「望月家か…」

凛はその名に聞き覚えがあった。



 凛の家系は古くから人に仇をなす妖怪の調伏や、呪術の解呪を行ってきた。

かくいう凛も何体もの式神を持ち、何十体もの悪鬼を封じてきた実績がある『透影家』の次代当主だ。

そして望月家もそんな家系の一つだった。

しかし、

「となると政略結婚か…嫌なことしやがるなぁ親父も」

 そう毒づき頭を切りかえて実習書のページをめくった。



「…おいしい」

「ほんとですか!うれしいです〜」

 沙夜花の夕食を一口ほうばった後そう一言。お世辞でもなく本気でおいしい。

「なんか悔しいなぁ…僕も一人暮らし初めて料理には自信あるけど…なんか負けてる気がする」

「ふふふ…わたし一生懸命頑張ったんですよ」

 複雑な顔をしている凛に悪戯っぽく微笑みかける。

「いっぱいありますからどんどん食べてくださいね」

 そう言って鍋に大量に作られたカレーを見せる。ちなみにメニューはカレーと魚の煮物である。

「…別に今日全部食べんでも・・・」

「まぁそうですけど…カレーは一日寝かせた方がおいしいですからね」

「そんなことより沙夜花ちゃんも食たら?冷めるよ」

 そう言ってカレー皿を取りにいこうとすると、

「いえ、わたしは凛さんが食べ終わるのを待ってますから。それが妻の役目でしょ?」

「…はぁ」

 なんとも古風な考えにウンザリしながらそれでも席を立ち、

「僕はそんなこと気にせんし。それに夕飯食べながらの方が話もしやすいよ」

 そう言ってカレー皿にご飯をよそい、

「あんま食べん方?」

「はい、小食なもので…」

 はずかしげに答える沙夜花に苦笑いを浮かべつつ少しご飯を減らす。

そしてカレーを少しかき混ぜた後にご飯にかけ、沙夜花の前にスッと置いた。

「はい、スプーンも。飲み物は牛乳?それとも水?」

「いえ、そんな自分でしますから…」

「いいからいいから。人の世話焼くの嫌いじゃないし。第一急にここ来てこんなことして、疲てないわけないはずだから座っとき」

 あわてて立ち上がろうとする沙夜花を制する。

それでも少しは抵抗するが、少女と青年では力の差など天と地ほどある。ましてや凛は式神使いとして体も鍛えている。渋々沙夜花はその場に座ることを余儀なくされた。

「じゃあ…ミルクお願いします」

「OK」

 素直に答えてくれたことに内心ほっとしつつ、グラスに牛乳を注ぎ沙夜花に手渡す。

「じゃ、改めまして。いただきます」

「はい、いただきます」

 礼儀正しく手を合わせてお辞儀した後食事が再開される。

「…沙夜花ちゃん?」

「はい」

「一つ聞きたいんやけど…」

「何ですか?」

 沙夜花に対する素朴な疑問。それは、

「なんで僕を許嫁なんかに選んだの?その…自分でいうんもなんやけど、容姿がいいわけでもないし、頭もよくない。式神使いの腕としてもまだまだ半人前。まぁ、その…僕に引かれる理由が無い気がする」

「じゃあ凛さんは女の人を容姿や頭の善し悪しだけで決めるんですか?」

「…」

 こっちが質問を投げかけたにもかかわらず逆に沙夜花から問い返される。

「そ、それは…その…」

 世界中の人に同じ質問をすれば十中八九『そんなことは無い。容姿ではなく中身で決める』と帰ってくるだろう。しかし実際には見えない中身よりも目に見える容姿の方が優先される。

つまりそれは外見ではなく中身を見抜ける者が稀有な存在だからだ。

「ちがう!って言いたい。でも本当に自分が外見ではなく中身で決めているか不安になる。だからその…」

 自分でも何を言っているのか分からなくなり、目を伏せる。

すると、

「わたしは、そんな風に自分のことをしっかり見てる凛さんも好きですよ」

「へ…」

 にっこりと笑った沙夜花の顔に思わず見とれる。幼い顔立ちだがなにか特有の雰囲気を醸し出している。

「でも、本当に好きなところは…」

「好きなところは…」

 唇に手を当てて思考する彼女に顔をよせ、

「秘密です」

 唇に指を当ててにっこり微笑む沙夜花。

そして思わずカレー皿に顔を突っ込みそうになりすんでのところで踏みとどまる凛。そんな構図があった。

「おいおいおい…そこまで引っ張っといてそれはなしでしょ…」

「ふふふ…今は教えてあげません。その時がきたらちゃんと…」

「う…」

 拗ねている凛を尻目に沙夜花がカレーをほおばる。

「おいしいですね。我ながら上出来です」

「今度は僕が作らないとね、何がいい?」

「えっ、凛さんが作っていただけるのでしたら何でもいいですよ」



 他愛もない会話を続けながら二人は食事を終えた。

「沙夜花ちゃん先お風呂入って」

「えっ、でも一番風呂は殿方が入るものだと…」

 そんな古風な事柄に凛は苦笑いを浮かべながら、

「手の空いた者が入る、それが透影流。僕は学校のレポートもあるし、洗い物するのにももうちょっと浸けといた方がいいし」

「…はい、じゃあお先に失礼します」

 そう言ってタオルをバッグから取り出してリビングを出る。

「…ふぅ」

 やっと独りになれて大きくため息をつく。

「しかし…親父もお袋も何考えてるのやら・・・」

 学校のレポートというのは真っ赤なウソである。ただ独りになって何かと考えたかった。

急に決まった一人暮らし。それに並行する形で現われた許嫁(しかも自分は知らない)

「何が起ってんだ?いったい…」

 そう言って凛は天井を仰ぎ見た。



「凛さん。お風呂空きましたよ」

「ん?ああ、分かった」

 実習書を読む手を止めて入り口の方を振りかえる。

「…!」

「…?どうかしましたか?」

「い、いや…」

 よく考えればそうなのだが、彼女はお風呂に向かうときにタオルを持っていっていた。しかし、着替えはどうっだっただろう?

…答えはNOである。

と、いうことは?

「は、早めに着替えた方がいいよ…七月っていっても寒しい、その…あっちの部屋つかっていいから」

「…?はいそうしますね」

 ほのかに匂うシャンプーやボディーソープの匂いに思わず理性が吹っ飛びかける。

「じ、じゃあ入ってくるわ!」

 これ以上は危険と判断し自分の部屋に瞬時に飛び込む。

そんな彼をキョトンとした顔で見送り、

「凛さん?どうしたんでしょうか?」

と、彼女がのたまう。

 まさに知らぬが仏であった。



「大丈夫ですか?凛さん」

「えっ!ま、まぁね…」

 部屋を出て平静を装いつつ風呂へ向かおうとする。

「あっ、沙夜花ちゃん。今布団が1組しかないから沙夜花ちゃんは僕のベッドで寝てもらえるかな?」

「えっ、それだと凛さんが眠れないじゃないですか!」

「ん、いいよ僕はソファーで寝るから」

「ダメです!わたしが押しかけてきたんですからわたしがソファーで寝ます!」

 そういって凛に詰め寄る。

しかし、

「あのねぇ…嫁入り前の女の子をソファーに寝かせるわけにはいかんでしょ?。僕は雑魚寝も慣れてるから…」

 一人暮しで部屋が広いという性質上、よく友達が押しかけてくる。

それはそれでいいのだがアポも取らず来るので寝具の用意ができず肌布団や毛布に丸まって雑魚寝をするなどというのがよくある。

家主特権で凛がベッドを使う…などということもほとんどなく早い者勝ちである。

そんなわけで、

「気にしなくていいって。環境変わったら寝にくいはずやし、そしたらすこしでも寝やすい環境作った方がいいよ」

「う〜…じゃあ」

 スッと甘えるように凛に近寄り、

「凛さんがわたしをお嫁さんに貰って頂けるんでしたら言い付けを守ってベッドで休ませてもらいます」

「ぶっ!…」

 思わず彼女を引き離そうとするががっしり背中まで手を回されて動けない。

「そ、それは…その…」

 まったく頭が回らず答えに窮していると、

「ふふふ…冗談ですよ。凛さんは冗談を真に受け止めすぎですよ」

『冗談ならもっと笑えるやつにしてくれ…』

 そう頭の中で絶叫した。

「そうですねぇ…それがダメでしたら少しの間だけ出も添い寝してくださ居ませんか?」

「そ、添い寝?」

 再び声が裏返る。

「はい、私が寝るまでのあいだだけでいいですから一緒にいていただけませんか?」

「…」

 小柄な女の子の究極の必殺技。

『上目遣い攻撃』

これに耐えられる男はいない(多分)

しかしここで堕ちれば人生に後ろ指をさされるのは必死である。

「ダメですか?」

「分かった!僕がお風呂から出たら眠るまで一緒にいるから」

 甘えた声にあっさり底辺まで堕ちる。

『どうなっても知らんぞ…』

 心の中でそう付け加えながら…



十分後

 風呂から上がりリビングに足を踏みいれると、

「く〜す〜く〜す〜…」

 規則正しい寝息を立てて沙夜花が眠っている。

「急に環境変わったから精神的に疲れたんだね…よく眠ってる」

 規則正しく呼吸が行われているということは深い眠りにあるという証拠である。

逆に不規則ならばREM睡眠で夢を見ていることが多い。

「しかし…ここで寝かすわけにはいかんなぁ…」

 凛はソファーに横たわっている沙夜花の体を抱いて自分の部屋につれて行こうとする。

ふと、

『なんだ?この違和感』

 沙夜花の体を抱いたときにジメっとした違和感があった。

そしてその違和感が何を表すか凛はよく知っていた。

「呪い…しかもかなり強い」

 風呂上がりの体にジワッと冷汗がにじみでるのを感じた。



「…」

 沙夜花が完全に寝ていることを確認した後、凛は再び私服に着替えアパートを出た。

向かう先は…

「どういうことだ…これは」

 車のエンジンをかけながら毒づく。

もちろん行き先は少し離れたところにある実家だ。

「沙夜花ちゃん…」

ガッ、

 手荒くギアを入れて凛は車を急がせた。





 

皆様始めまして。

友達に触発されて小説を書き始めた者ですw


この小説自体は大学に入って間もない頃に書いた物です。

ですので大学内の出来事が生々しいのはそのせいですwもう10年ほど前ですがw


それでは第二話でお会いしましょう

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