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短編

転生させられたので、神にざまあします。あんまり人間、ナメんでください。

作者: マルジン

※注意!※

・主人公下品です。

・強姦しようとする描写があります。

・自殺を何度も繰り返します。

「オガタタガオ君、おめでとう。スキルを授けるから、異世界で無双してきなさい」


「……自殺したのにまた生きろと?バカなんですかアナタは」


「バ、バカ?私は女神ですよ?」


「はい。見りゃあ分かります。なんかスケスケの服で……乳首浮いてね?露出狂っすか、なにきょうすか。俺、宗教とか信じてないんで、信じてる神とかいないんで、普通に迷惑です拉致です犯罪です」


「……もういい!スキルなしで、異世界に行けばいいじゃない!それと、乳首じゃないから!カップの形が、乳首っぽく見せてるだけだから!」


ズァアァァァァ。


白い光に包まれて……はい、ということで異世界に転生しました。

夢とか希望とかないし、人生クソなんで死んだんですけど、なにこれ。


神とか言ってマジでウザいわ。


あーでも、ヤラせてくれるなら異世界もいいかもー。


そうやな、それだ。


俺が生き返った場所は森の中。

俺の転生先は自殺した人だった。

木に縄を縛り付けて、首括った方みたい。


まさか生き返って瞬間、死の苦しみを味わうとは。


「うぐっぉぉ」


筆下ろし頼むついでに、転生先は慎重に選べば?と苦言も呈するか。


◇◇◇


「……なんで簡単に命を捨てるの?」


「転生先の人が首吊った方で、生き返った瞬間に首締まって終わりです。アンタが悪いんで、俺のせいにしないでください」


「……はあ、それはごめんなさい。次はちゃんと転生させますね。スキルは――」


「筆下ろししてください。そしたら大人しく転生します」


「は?私、女神ですよ?」


「はい。ダメなんですか?生き返ってすぐ、死の苦しみを味わわせておいて。態度で示してくださいよ!乳首立ってるくせに!」


「だから違うんだって!ていうか、ムリあるよオガタタガオ君。あ!それじゃあ、モテモテになるスキルなんかは?下界でエンジョイしたらいいんじゃない?」


「あー結構です。女神様とヤりたいんで。ムリなら転生はしません。以上」


女神は困った顔をすると、ぎこちなく体を前傾させた。

そして脇をグッと締めて、腕を交差させて……。


「オカズにしろと?日本には腐る程オカズあるんすよ。今さらそんなんで……ムリムリ」


「……もういい!転生しなさい!」


顔を赤くした女神は、再び俺を転生させた。


ズァアァァァァ。


はい転生。

次の体は、ご老人?


アイツ終わってんな。

ショボショボのナニでどうしろと?

優しくガラス瓶でも拭き拭きしてやろうか。

きれいに拭けそうだもんねー。


ちょうどいいとこにナイフがあったので……。


◇◇◇


「説教不要です。転生止めてもらっていいですか?それかヤラせるか。言っときますけど俺、何回でも死にますからね。死ぬうちに、死が怖くなってとかないんで」


「……ねえ、なんで?新しい人生は欲しくないの?」


「はい」


「……え、理由とかは」


「神なんでしょ?心読むとかしたらいいんじゃないですか」


「あのねえ、神は万能じゃないの!魂を転生させるか魂を消し去るか、ここに留め置くか、これしかできないの!」


コイツ、ポンコツすぎだろ。


「じゃあ、犯しまーす」


「は!?な、ななになに!?」


てくてくと女神に近づくと、めちゃくちゃ動揺しながら、後ずさっていく。

この広い空間に終りがあるのか知らないけど、ちょっとビビらせたら転ぶだろうな。


ということで、急に走ってみた。


「キャッ!」


転んだ女神の上に乗り、邪魔する腕を押さえつけた。


「ま、ままま待って!お願いだから!」


「嫌ですよ」


「わ、私は女神よ!こ、こんなことしてタダで済むと思ってるの!」


「どうします?消します?それなら本望なんすけど」


「……まさか、そのために?」


「いや、普通に犯しますよ」


「ま、待って、分かった。言うことを聞くから、止めて、お願い、ね?」


「我が事になると都合いいっすね。俺は言いましたよ、転生したくないと。それなのにアンタは無視した」


「う、うん。ごめんなさい。お願いだから止めて、ね?」


「じゃあその代わり……」


◇◇◇


俺はもう少し生きることにした。

生きるっていうか、死んでるというか。


異世界に転生したわけじゃないから、これでいい。


おっときたきた。


「お願い!もう嫌だ、助けて。もう転生させないで。働きたくない、人間なんて気持ち悪い、肉体なんて吐き気がする」


「女神……じゃなくてメガミーさん?答えはわかってるんでしょ?」


「あああ、お願いよ!あんなとこもう行きたくない、また死ぬからね、絶対に死ぬから!」


「ご自由に」


「……わ、分かったわ。ヤラせてあげるから、もう下界に転生させないで」


「いや結構です。()()とヤりたかっただけなので。さいなら~」


ズァアァァァァ。


ということで、俺は神になった。



神なんてのは、人間の都合なんて考えないし、そもそも人間を砂粒ぐらいにしか思ってない。


そんぐらの興味しかないから、簡単に転生させるんだ。


生きるのが大変てことを知らないんだから、まずは知ることから始めろよ。


まあ、メガミーさんが無知だったおかげで、俺もこの座を手に入れられたわけだけど。

人間界、余裕じゃんとか思ってたんだろーなー。


どんまい。


さてメガミーは、望んでもいない魂を、これまで何人転生させたのか。


だいぶ多いだろうな。


その回数分、メガミーを転生させよう。

テキトーに五億回とかでいいっしょ。


もちろん、メガミーに尋ねるなんかしないぜ。


メガミーだけな。


人間の意見はちゃんと聞く、しっかり聞く。


俺が真っ当な神になりますよ。

できたら評価お願いします〜。


下記作品もお読みください〜。

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