異世界恋愛モノ、短めのざまぁばっかしかないやん
タイトルは文章の中から抜き出したもので、異世界恋愛モノ全てに言っているわけではありません。あくまでもランキングの話。釣りっぽくなったけど言葉がまとまっているのでこのまま投稿。
繋いでいたLINE電話を切り、ゲームを終えたのが午前2時30分。私の眼はブルーライトを浴びすぎたのか、3時を回っても眠気のねの字も訪れません。
待っているのにやってこない睡魔。ただ過ぎる時間。私はスマホの明かりをつけ、なろうランキングの徘徊を始めてしまいました。3時40分くらいのことでした。
ふと、ランキングの日常になっている風景にちょっともやもやしたものを感じました。そう、
異世界恋愛モノ、短めのざまぁばっかしかないやん……!!
いつもなら日常としてスルーするその事実が、その時はなにかすごく邪悪なものに見えて仕方ありませんでした。天邪鬼な性格で流行が卑しく見えたのか、単に好みではないからか、ハッキリとした理由は分かりません。とにかくランキングそのものが気持ち悪く見えて、日刊から気になった短編をイライラしながら読みました。
面白かった。
多くの人が戦うランキングに載っているのだから、それはもう面白さのお墨付きです。「どうせ読者はスカッとしたら高評価してるんだろ?」「自分が思うざまあみろやって楽しいですか??」という、気持ちの悪い想いはどこかにいきました。
よく考えたらスカッとするにもそこまでの積み重ねを丁寧に書く力が必要だし、幸せ/不幸になったことを喜んで貰えるキャラクターづくりは大変なはずです。合わせて読みやすさもないと短編として読んでもらえないかもしれない。ランキング上位としての力を見せつけられた気がしました。
でもジャンルとしてはやはり、ざまぁは好きになれませんでした。恋愛なら嫉妬する身内じゃなくてライバルみたいな恋敵関係が読みたい。相対的な幸せじゃなくて絶対的な幸せを掴んでいるところが見たい。そしてなにより、すぐに終わって欲しくない。
たくさんの小説家さんが投稿されているなろうなので、小説検索を使えば自分好みの長編小説にはめぐり逢うことができます。検索機能くんは読了時間のフィルタもNGワード除外検索もできる優れもので、見たくないものを見ないようにすることも簡単です。ランキングを見てモヤっているのも、流行と自分があっていないだけ。
理解も納得もできるけどなんだかイライラする。午前4時くらいの私の気持ちです。徹夜になった頭で「じゃあ自分で書けばいいじゃん最高の小説!万人に読んでもらえる・超面白い・新流行・長編・異世界恋愛小説で天下を取ろう!!」まで考えましたが、ここまで来るのに1,000文字しかないこと、動機が不純すぎることを鑑みてとりあえず寝ることに決めました。
小説家さんってやっぱりすごい。