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おやすみ、可愛い君。
ソファに座って君と一緒にテレビを見てると、君はこくりこくりと船をこぎ始めた。
「もう寝なよ」
「んん~…いや、まだ起きていたい。貴方と話してたいって言うか…」
眠そうな目を擦りながら言う君。
僕はそんな君の肩を抱き寄せ、僕の肩に君の頭を乗せた。
「じゃあ、眠るまで僕の肩に凭れてて。眠ったら僕がベッドに連れていくから」
ありがとう、と言う君の言葉がむにゃむにゃしてて眠そうで。
…すうすう。
しばらくすると、僕の肩のところから君の心地よさげな寝息が聴こえてきた。
「…おやすみ。可愛い君」
僕はそう囁きながら、僕の肩に寄りかかる君の頭にキスした───────。
短編として投稿しようか迷いましたが、詩ではないし、物語にしては超短いので、とりあえずここに投稿することにしました。
お読みくださりありがとうございました!