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終わり

 あれから数年の歳月が経った。あの後私はアルカティアの人として、シュン様と結婚式を挙げた。今となっては夫を支える敏腕な公爵夫人。リグラーは私の護衛騎士としてすごしていたが、ある日魔物の討伐に参加することになっりその名誉が讃えられ侯爵となった。前までは伯爵だったのもあり、普通なら与えられない身分を承ることが出来たのだ。

 私はと言うと前世みたいに魔法も使えるわけでもなくただシュン様の隣で、彼を支えるしか無かった。やはり公爵となれば忙しく以前私を迎えに来たりだったりなんだかしてたがこんなに忙しいのによく両立できたものだ。

 だが、そんな私たちにも2年前、娘が授かったのだ。名前はエミリア・ノエル・シエル・リカイル。ミルクティーベージュの髪に緑の目。目はシュン様に似ており、つり目のシュッとした感じだ。鼻筋と口は私に似ている。どちらかと言うと美人の部類に入る顔立ちだった。

 今日はシュン様も私も仕事が休みで、親子3人でピクニックへ来ていた。私たちの思い出の場所へ。


「おとしゃまー! おかしゃまー! おはな、いつぱい!」


 エミリアが走り出しながら私たちへ報告する。満面の笑みで。


「ほんとねー! 綺麗ね!」


 そう言って私は立ち上がりエミリアの元へと行く。エミリアを抱き抱え、私たちはシートの上へ座る。


「ねぇ、シュン様。色々あったけど、私すごい幸せだわ」


「俺もだよ。また俺の元へ来てくれてありがとう」


 互いの目と目を合わせる。2人で顔を見合わせて笑う。今まで大変だった。結婚する前も異世界、すなわち日本で色々あって奮闘した。新しく「伊崎亜莉亜」として生を受け、もうシュン様達と会えないと思っていた。このまま日本の人として育って、生きていくのかと思った。でも、シュン様と再会できて、リグラーが支えてくれて。なんだかんだあり、やっとシュン様と結婚することができた。最愛の娘もできて、大切な人が増えた。色々辛いこともあったけど頑張って来た。

 生きてて良かったなって思う。家族に支えられて必死に生きて。今度は私が新しく出来た家族を大切にする番だ。お母さんみたいに。暖かい家庭を作ろう。帰ったら久しぶりに私がご飯を作ろうかな。シュン様とエミリアが大好きなシチューを作ろうかな。コーンスープと一緒に。そうだ、サラダもつけて。

 そんなことを考えていると横で寝息が聞こえてきた。ふと隣を見るとエミリアを抱っこしながら寝てるシュン様がいた。エミリアもグーグーいびきをかいている。こうやって見ると改めて似ていて、思わず笑みがこぼれた。


「シュン様、エミリア、大好きよ」




 これが私の人生だ。

僕が初めて書いたと言っても過言では無い作品、「異世界少女、日本で奮闘します!」をここまで着いてきてくださり、読んで下ってありがとうございました。

異世界少女は、ここで完結致します。

僕が初めて考えた作品でもあり、文章が拙い部分しかないとは思いますが、どうしてもこの作品を完結させたくて、何年も書いてない時期もありましたが頑張りました。本当に文章を書くのって難して、どうやって書こうか、どうしたら綺麗に見えるのか色々考えたけどやっぱり上手くいかなくて。本当に拙い恥ずかしい文章になっていると思います()ですが、これは僕の誇りでもあり、代表作でもあり、大切なわが子でもあります。

そんな作品をここまで読んで頂けることは本当に光栄で嬉しく思います。

まだまだ1人前どころか半人前ですが、こんな僕をよろしくお願い致します。


読んで下ってありがとうございました。

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