番外編 俺が思うには
番外編です。今回はシュン様視点です。是非読んでくれると幸いです。
アスカが亜莉亜に転生してから十年の歳月が経っていた。相変わらず亜莉亜は可愛かった。
「ねぇ、シュン様! これを見て?」
小さい体ながら亜莉亜は一生懸命走ってこちらに向かってきた。
「亜莉亜、どうしたんだ?」
「シュン様。私、リレーのアンカーに選ばれたのよ!」
亜莉亜はそう言って何やら紙を見せてきた。
よくよくみると運動会について、と書いてあった。
……運動会? リレー? アンカー? って何だ……?
そう思いながらも俺は亜莉亜を誉める。
「そうか。さすが亜莉亜だな。」
亜莉亜は笑ってありがとうと言った。
……やっぱ亜莉亜は可愛い。
かわいすぎて抱き締めたくなる。
でもそう言ったら俺は完全に幼女大好き扱いされるんだろうな。
なぜ、こんなにも年が離れてしまったのだろう。好きという気持ちは変わらないのに複雑な気持ちになる。だけど好きになってしまったのだからしょうがないだろう? 愛してるんだ。誰にも止められないぐらい。
例え、世界中を敵に回しても俺は一生亜莉亜を愛してるんだ。
ふと、横にいるリグラーのほうをみる。リグラーは亜莉亜を見てニコニコと笑っている。
何を考えているのか分からない。昔からそうだ。あんなにもアスカに引っ付いていたのにアスカと俺が正式に婚約すると急に感情を見せなくなった。
昔は「アスカ様、好きです」ってずっと言ってたくせに。だけどそれは恋愛感情なのか分からない。
普段はニコニコと笑っていて裏では何を考えているのか分からない。本当はアスカのことが好きなのじゃないか、と何回 も考えたことがある。
……ハァ、アルカティアに帰りたいな。………そうだ! 亜莉亜たちも連れて行こう! そうすればずっと一緒にいれるし、アルカティアにも帰れる。一石二鳥じゃないか!
あぁ、でもリグラーに相談しなきゃ……。
しょうがない。俺はリグラーの元に行く。そして、俺の考えを教えた。
憂鬱な気持ちを呑み込み、笑顔を貼り付けて話す。
そして、詳しい日程を決めて亜莉亜に話すことにした。
だが、まさかアルカティアに行って奮闘することになるとはこのとき、誰も思いもしなかった。
少し短めです。
即興で考えて書いたので文がおかしいかもです。
よければブクマ、感想、評価よろしくお願いします。(^-^ゞ




