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第二話:藩王様の初出撃②


 ◇出撃!◇


GM:それじゃ、レアンに呼ばれてジフカがやってきたよ。

レアン:よし、ジフカ、ルーベンに乗り込んでくるから、部隊の編成を頼む。

GM/ジフカ:「ルーベンですか。ならば、再訓練が終わったばかりの部隊がちょうどありますな。ルーベンの守備兵を相手にするには十分でしょう」

リュミエ:都合いいね(笑)それって人数はどのくらいなの?

GM:当主の交代があったから、一度麾下の軍を順番に再訓練してたんだよ。人数は100くらいかな。バロンが一度の率いることのできる上限くらいだね。

レアン:我はドレイクの爵位に当てはめるならバロンだったな。守備兵はそれよりも少ないということか。

GM:人数的には同じくらいだね。同数なら大将が強い方が勝つよね、という蛮族理論により十分ってわけだね。

セレスト:なるほど(笑)ダルクレム神官的には、それで納得しそうな気もしますわ。

サージュ:ちょっと待ってください。普通に考えて、防衛側の方が有利なのではないでしょうか?

GM:それを含めても、PCも含めた総戦力的には圧倒的に上回ってるよ。ルーベンで君たちと同レベル程度の戦力はジルバ本人だけだからね。

ナザル:そう考えると確かに十分すぎるな。バルバロス的には、これで躊躇はすまい。

リュミエ:悪い予想が当たっていて、ドラゴニトとその配下が加わっていても、まあ何とかなる範囲かなー。ドラゴニトの配下は基本妖魔しかいないし。

セレスト:メタ的には他にもいそうですけれど(笑)キャラクターの視点ではそう判断するでしょうね。

サージュ:わかりました。お嬢様がそう仰られるのなら、間違いはないですね。

レアン:……我としては、ナザル殿はいいとして、仮にも軍事行動に妹たちまで行くことになっているのはどうかと思うのだが。

セレスト:私、お兄様の雄姿を間近で見たいですわ。

レアン:ふっ、いいだろう、妹よ。この兄の雄姿をその目に好きなだけ刻むといいぞ!

リュミエ:このやり取りは、次回以降省略でいいよね(苦笑)

GM:ぜひそうして欲しいね。それで、決めて欲しいことがあるんだけど。部隊を伴って行動する場合、副官ポジションとして同行NPCを一人選ぶことができて、NPCごとに異なる恩恵を受けることができるんだ。

ナザル:まんま魔動天使のシステムだな(笑)

GM:否定はしない(笑)現状では同行NPCに選べるのはジフカだけなんだけど、同行させる?ただ、一人しかいないから、同行させた場合藩都が指揮官不在状態になるけどね。

レアン:後半が滅茶苦茶不穏なんだが(笑)ジフカを同行させた場合の恩恵はなんなのだ?

GM:ジフカの能力は「鬨の声:シナリオ中3回まで、戦闘中の任意のタイミングで味方全員に【ウォークライ】がかかる」というものだよ。ちなみに、射程や効果範囲なんかはまるっと無視して全員にかかるからね。

セレスト:物理ダメージを出すのは全員蛮族ですし、悪くない効果ですわね。【フレンジィ】がかかっていると役に立たないのが難点ですけれど。

サージュ:では、指揮官不在状態になることのデメリットは何なのでしょうか?

GM:指揮官不在時のアクシデント表を振ってもらうことになる。内容的には「兵士が狼藉を働いた」とかで、金銭支出を要求されるのが多いかな。

セレスト:(即座に)ジフカにはここに残ってもらいましょう。

リュミエ:ノータイムだね、お嬢様(苦笑)まあ、強敵相手ほど【フレンジィ】使うことが多いだろうし、なくてもそこまで影響なさそうか。

ナザル:確かにその通りか。現状、金が大事なのも間違いないしな(笑)

レアン:よし。ジフカ、お前には我が留守にしている間の藩都の守備と治安維持を頼む。

GM/ジフカ:「戦場に行けぬのは少々残念ですが、仕方ありませんな」と少々どころじゃなく残念そうに言う。

セレスト:ダークトロールですものね(苦笑)

ナザル:このようなシステムがあるということは、そのうちNPCも増えるのだろう。それまで我慢してくれ(笑)

GM:部隊の準備は夕方には完了するけど、そのまますぐ出発するでいいのかな?

レアン:バルバロス的にはちょうどいい時間なのだろうが……どうする?

セレスト:(データ確認)フォモール族は暗視を持っていませんわね。なら、到着が夜の方が良さそうですわ。

リュミエ:今回は目的地がはっきりしているし、それでいいんじゃないかな。

サージュ:私は自前の明かりも〈妖精のランタン〉もありますけど、ナザル様は大丈夫ですか?

ナザル:行軍中に即戦闘に突入する可能性もなくはないか。今更だがランタンを買っていくとしよう。

リュミエ:そういえば、ランタン誰も持ってないな。高レベル作成だとよくあることだけど(笑)

セレスト:ところでGM、ルーベン周辺の地形などはわかりませんの?

GM:おっと、説明し損ねるところだった。ルーベンの周囲は開けた平原で、遮るものはほとんどない。町は全周を城壁が囲んでいて、西にある川から水を引き込んで生活用水として使っているよ。

ナザル:ということは水門があるのだな。場合によっては侵入経路に使えるかもしれん。

GM:(想定してた侵入ルートその1ではあったけど……)川や用水路の具体的な深さなんかは、情報がないね。

サージュ:私やナザル様はこのままでも平気ですけど、他の方がそこから侵入するなら、リュミエが契約を組み替えないとですよね。

リュミエ:うーん、前回みたいなPCだけでの行動ならともかく、今回は軍隊連れて行くわけだし、こっそり侵入もなにもないんじゃないかなー。というか城壁って石壁だよね?【トンネル】で穴開けちゃえばいいんじゃないの。地面を掘り進んでいけば、近づくのも難しくないだろうし。

セレスト:攻城戦では最強の魔法ですものね。流石リュミエ、見事な先読みですわ(笑)

GM:(だよなー。まさかピンポイントで取ってくるとは)他に事前にきいておきたいことはあるかな?この場ではわからないこと以外は答えるけど。

レアン:ふむ、そうだな……町の住人からのジルバの評判などはわからないか?町全体がジルバについているとかだと、かなり面倒なことになりそうだが。

GM:んー、蛮族は強いやつには従うのが大半だし、人族はそれこそ選択肢とかないんで、評判もなにもないんじゃないかな。

ナザル:つまり、勝ったやつに従うと。シンプルでわかりやすいな。リザードマン的にはどうかと思うが(苦笑)

セレスト:リザードマンのメンタリティはバルバロスの中では特殊な方ですからね(笑)

レアン:ところで部隊の兵糧などは、我らが用意しなければならない、なんてことはないよな?

GM:そのあたりは藩領の予算から出てるから大丈夫だよ。PCたちの分もそっちから出るから、行軍中は保存食の消費なしでいいよ。

リュミエ:それは地味にありがたいな。ついでに、魔晶石とか魔符とかも支給されないの?(笑)

GM:されません。自前で用意してね(笑)

サージュ:ちなみに藩都の総兵力はどのくらいなのですか?私たちが100人連れて行っても、防衛などには支障はない程度にはいるということでしょうか?

セレスト:確かにそれは心配ですわね。いつ周囲が攻め込んできても、おかしくない場所ですもの。

GM:それはいい質問だ。あくまで独自の解釈というか、設定になるんだけど、蛮族軍の大半を占める妖魔は非常に多産かつ早熟な種族な上に、非戦闘員がいないに等しいわけで、単純な兵士の数はとんでもなく多いはずなんだよね。

ナザル:それはそうだろうな。それこそ、畑から採れるレベルで湧いてきそうだ(笑)

GM:でも人族の軍隊と違って規律によって統率するのが非常に困難だから、軍隊として機能できる人数の上限は統率者の実力や名声でダイレクトに決まってしまうわけ。今回の100人というのは、リーダーであるレアンが統率することのできる限界人数ってわけだね。

レアン:つまり、我のレベルや名誉点が上がれば、その人数は増えていくということだな?

GM:そういうこと。まあでも、基本はレベルだね。名誉点はレベルに対して著しく低かったり、高かったりしない限りは、ほとんど影響はないと思って。

セレスト:私は著しく低い方になりそうですわね(苦笑)では、防衛に関しては、そこまで大きな問題はないということでしょうか。

GM:兵力に関してはね。君たちがいなくなることによる戦力低下と比べれば、誤差ですらないレベルだよ。

リュミエ:それは仕方ないからなー(笑)

GM:そのうち、指揮官になれるのNPCが増えれば、もっと多くの兵力を動かせるようにするつもりだけどね(笑)

レアン:我が軍の増強のために人材も集めねばならんということだな。

GM:そんな感じだね。それじゃ、まだ何かあるかな?

セレスト:今から買い物をするのはよろしいのですね?

GM:オーケーだよ。もちろん時間がかかる加工なんかは不可能だけどね。仮にも藩都なので大抵のものは買えるってことで。

ナザル:〈頑丈なランタン〉が欲しいんだが、大丈夫か?

GM:専用装備と違って、調整とか必要なわけじゃないから大丈夫だね。


 藩都の城下町で買い物タイム。セレストとリュミエはルーベンについてのさらなる情報を集めたが、大雑把な町の地図を入手するだけにとどまった。


ナザル:しまったな、名誉点が1点足らん。普通のランタンだと、戦闘中に地面に捨てたら壊れるしな……

サージュ:普通のランタンは消耗品ですからね。仕方ないです。

リュミエ:ならオレが買おうか?名誉点一番余ってるし。

ナザル:む、すまんな、金は俺が払う。GM、構わないか?

GM:使いまわせる装備を、誰が買うのかまでは規制しないよ。ただ所有者は名誉点払ったリュミエにしておいてね。

リュミエ:了解。ナザルに貸出中とでもメモっておくか(かきかき)

ナザル:リュミエからレンタル中と(かきかき)

サージュ:仲がいいですね(笑)

GM:もう準備はいいかな?良ければ、夕方まで時間を飛ばすけど。

レアン:うむ、構わんぞ。

セレスト:やれることは、もうなさそうですしね。

GM:では夕方、ロートグレーム郊外に100を超える妖魔の軍勢が並ぶ前に君たちはいる。副官のトロールがレアンの前に跪いて、「準備完了致しました。ご命令を」というよ。

レアン:よし。では、反乱を……別にまだ反乱を起こしたと決まったわけではなかったな。出陣の名目としては何になるんだ?

リュミエ:藩王が代替わりしたのに使者すらよこさないって、それだけで反意ありと判断してもいいんじゃないかな。単純に不届きものを成敗するでもいいと思うけど。

ナザル:人族ならまずは詰問や召喚からかもしれんがな。バルバロスならいきなり成敗がむしろ普通だろう。

レアン:そうか。では――「聞け!これより、我に忠誠を誓わぬ不届きものを成敗しに行く。お前たちには我が兵として、我が名に恥じぬ戦いぶりを期待する。戦神の加護は我らにあり。出陣!」

GM:妖魔たちは、レアンの掛け声に対し鬨の声を上げて答えるよ。いよいよ出陣だ!


 ◇突入◇


GM:と、そんな感じで藩都をたった君たちですが――最初にきいておきたいんだけど、行軍中に毎日使う魔法とかあったら申告してね。

レアン:我はいつも通り、ストーンサーバントを作ってから竜化して回復だな。

サージュ:同じく【インスピレーション】は毎日使います。

リュミエ:流石にドゥナエー召喚は、毎日はできないかなー。ルーベンに着く直前になったら使いたいけど。その前に何かあるの?

GM:えー……他はいないね?行軍中は休息時の見張りを兵士がやってくれるので、君たちはぐっすり眠ることができる。もちろん心配なら、自分で見張りに立ってもいいけどね。

リュミエ:正直心配だから、よかったらオレとナザルで3時間ずつ起きてたいけど。

ナザル:構わんぞ。後の三人は寝ていてくれ。

セレスト:お言葉に甘えさせていただきますわ。ありがとうございます、二人とも。

サージュ:ありがとうございます。ところで、お嬢様や私たちに対する兵士たちの態度は、どのようなものでしょうか?

レアン:上級蛮族なら、心の中はともかく、態度には出さんだろうが……妖魔はどうだろうな。妹に直接何かをするようなら、即座にぶち殺すが。

セレスト:その場合は、お兄様の手を煩わせることなく自分でそう致しますけど……実際のところ、どうなんですの?

GM:んー、セレストや人族の二人に対して、どこか侮った態度があるのは事実だけどね。少なくとも、表立ってちょっかい出すようなやつはいないよ。最低限の規律は保たれてる。

ナザル:まあ妖魔など、そんなものだろうな。気にすることはない。実戦で力を見せつければ、すぐに手の平を返すだろうよ。

セレスト:ええ、わかっていますわ。お兄様も、このくらいで目くじら立てるのはよくないですわよ。

レアン:むう、妹よ、兄はそこまで短絡的ではないぞ?妖魔の態度にいちいち怒っていては、バルバロスの支配者は務まらんだろうしな。

リュミエ:マジか。まあ、あまり舐められるのもよくないだろうし。ナザルの言う通り、実力を見せつけるのが一番良さそうだね。

GM:是非、頑張ってくれ(笑)そんな感じで、ルーベンへ向け進軍していくわけですが――

レアン:なんだ、向こうからやってきてくれたりするのか?

GM:特に何事もなく、ルーベンを望める位置まで来れたよ。

リュミエ:何もないのか。というか、途中でルーベンからくる奴に出会ったりもしないの?

GM:蛮族領域だし、もともと行き来はそこまで多くないんじゃないかな。まあでも、ゼロは流石に普通じゃないかもね。

サージュ:異常事態なのは間違いないと。ルーベンの様子はどうなのですか?

セレスト:せっかくなので〈望遠鏡〉で見てみますわ(※出発前に買った)

GM:城壁の上に武器を持った妖魔たちが並んでいるのが見えるね。明らかに平時の様子ではないよ。そして、妖魔たちに交じってタイトな甲冑を纏った重装の蛮族の姿がある。

セレスト:その描写でなんとなく察せますけど……サージュに〈望遠鏡〉を渡しますわ。サージュ、あれが何なのかわかりますか?

サージュ:はい、お嬢様。GM、判定は出来ますか?

GM:えーと、甲冑姿のは二種類いるんだけど、ぶっちゃけちゃうとこいつらは君たちの敵になるレベルじゃないんで、弱点は気にしないでいいよ。知名度は12と13だけど、〈望遠鏡〉あるとはいえ遠いから目標値+2かな。

サージュ:なら【ペネトレイト】はなしで(ころころ)両方成功しています。

GM:タロスソルジャーとタロスウォリアーだね。様子からして、妖魔たちを監督しているようだ。

レアン:やはりタロスか。GMよ、我が領ではタロスを運用していたのか?

GM:いや、少なくとも君が知る限りタロスを使っていた事実はない。

ナザル:ふむ。そうすると、単純な反乱ではないかもしれんな。クーデターを知ってからタロスを調達するのは、時間的に厳しいと思う。そんなに日は経過してないよな?

GM:そうだね。具体的な日付は決めてないけど、たぶん半月もたってないんじゃないの。


 タロスは魔法文明期に大量に作られた人造生命の蛮族だが、現在ではその生産方法は失われており、休眠状態のものを発掘するしか入手手段はない。


リュミエ:ドラゴニトかどうかはわからないけど、外部からタロスを持ち込んだ奴がいそうだね。

レアン:城壁の上の妖魔たちは、ルーベンの守備兵かどうかわかるか?

GM:そうだなー……蛮族の兵士が、明確に所属のわかる格好をしてるとは思えないんだよね。

セレスト:装備の質などで、ある程度は推測できませんか?例えばドラゴニトの配下の妖魔なら、うちの兵士よりも装備が劣悪だと思うのですけど。

GM:なるほど。見たところ城壁に並んでる妖魔たちは、君たちが引き連れている兵士と比べて、はっきり装備が劣悪だったりはしないね。

レアン:特に情報にはならんか……ここでぐだぐだ悩んでいてもしょうがない。確かなのは、あそこにいるのは間違いなく敵だということだ。いろいろ考えるのは、町を取り戻してからにするか。

リュミエ:それもそうだね。あ、GM、前もってドゥナエーの召喚をしておきたいんだけど、今日着くのはわかってたんだし。

セレスト:消費したMPは〈魔香草〉で回復させておきたいですわね。

GM:ああ、そうだね。それは認めるよ。〈魔香草〉の使用時間くらいなら誤差だしね。3時間寝るなら、完全に日が暮れてるけど。

リュミエ:(ころころ)2回とも成功。[月の舞]1回分余るから、副官のトロールにもかけておこう。

サージュ:蛮族だらけのところに召喚されて、ドゥナエーも大変ですね(笑)

ナザル:間違いなく最も召喚されている妖精だろうし、こんな状況も慣れているさ(笑)バルバロスの妖精使いも召喚するだろうしな。

リュミエ:嫌だろうけど頼むよ、兄弟(苦笑)ちゃんと魔晶石あげるからさ。

セレスト:では〈魔香草〉を使いますわ(いっころ)12点回復致しました。

リュミエ:ぴったり満タンだね。サンキュー、お嬢様。

レアン:よし、では行くか。GM、見てわかる範囲で、守りの手薄な場所はあるか?

GM:まず当たり前だけど、城門の周囲は兵士の数が多いよ。それ以外は……せっかくだし、「ウォーリーダー+知力ボーナス」で判定してもらえるかな?目標値は15。

サージュ:わかりました(ころころ)1足りないので腕輪割りますね。予備を装備しなおしておきます。

GM:守備兵の数は城壁全周にびっしりと配置できるほど多くないんで、当然密度のムラがある。その中でも特に薄い箇所がいくつかあるね。ルーベンの地図と照らし合わせると、城壁の分厚い箇所には兵士をほとんど配置していないようだ。

サージュ:そうですか……数が足りないなら、城壁の薄いところに優先して配置するのは当然でしょうけど、魔法が存在することを考えると、ちょっと不用心すぎる気もしますね。

リュミエ:まさか【トンネル】でぶち抜けないほど、そこの城壁が分厚いってことはないよね?

GM:流石に10メートル以上の厚さはないよ(笑)

セレスト:敵には妖精魔法の使い手がいないのかもしれませんわね。プレイヤーはキャラクターが使えない魔法についても普通に知っていますけど、本来なら自分の使えない系統の魔法についての知識はかなり限定されるでしょうし。

サージュ:なるほど、そうかもしれませんね。……でも、キルヒア様の信徒は他の魔法の知識もバッチリですよ(嬉しそう)

セレスト:それは……流石ですわね(苦笑)

ナザル:【コンプレーション】があるしな(笑)それで、その手薄な場所の中で一番近づきやすそうな場所はわかるか?

GM:北よりの一角だね。この町の城壁はもともと西へ備えて築かれているから、東側は不備も多いんだ。君たちの正面、東の門からは射線が通りにくく、兵士がすぐに移動するのも難しそうな場所があるよ。

レアン:ならば、直ちに全員そこを目指そう。兵は拙速を貴ぶと言うしな。城壁を突破する手段がある以上、どこを攻撃するか選べるこちらの方がすでに有利だ。敵に対応される前に決着をつけるぞ。

GM:なら、もう一度「ウォーリーダー+知力ボーナス」で判定してもらおうかな。今度は目標値は17。失敗した場合は、城壁からの攻撃でダメージを受けてもらうよ。

サージュ:ウォーリーダー2レベルには厳しい目標値ですね(ころころ)15なので腕輪を割って成功です!

セレスト:流石ですわ、サージュ。

GM:君たちは守備隊の死角をうまく利用し、素早く城壁へと接近できた。どうやら彼らはこの町に慣れていないみたいで、移動にも手間取っているように見えるね。

レアン:ほう。この町の守備兵ではないということか。正体が気になるところだが、まずは城壁を突破するか。頼むぞ、リュミエ。

リュミエ:了解だぜ、レアン様。クリスタル使って【トンネル】!(ころころ)無駄に6ゾロで発動(笑)崩れにくいように形は円柱にしておくね。

GM:なら6ゾロだし、絶対に崩れない絶妙な穴の開け方ができたってことにしてあげよう(笑)

リュミエ:わーい(笑)それじゃ、穴の周囲を確保するために、まずはオレたちが突入しようか。

ナザル:先頭は俺が行こう。

GM:オーケー。君たちの部隊は問題なく町の中に侵入できる。駆けつけてくる敵兵も大半は雑魚ばかりで、兵士たちが相手をしてくれるよ。

レアン:大半は、か。雑魚じゃないのもやってくるのだな。

GM:妖魔や下級のタロスを引き連れて、重装備に身を包んだ色白のドワーフが一人と3メートル近い大柄のタロスが三体、君たちの方へ走ってくるよ。というわけで、戦闘だ!


 ◇ルーベン制圧戦◇


GM:戦闘開始位置は、タロスたちが君たちの先頭から20メートル、ドワーフがその後ろ7メートルの位置。タロスどうしは横に1メートルずつ離れてるよ。PCたちの配置はある程度自由に決めていいよ。

セレスト:普通に前衛後衛で距離3メートル程度でいいですわよね?

レアン:うむ。おそらく範囲魔法は飛んでこないだろうしな(笑)

リュミエ:あ、待って。オレは前衛から2メートルがいい。連戦の予感がひしひしとするから、MPけちって【ストーンブラスト】じゃなくて【ぺブルショット】にしたい。

GM:オーケー、それじゃ魔物知識判定してね。ドワーフが14、タロスが17/20だよ。

サージュ:タロスのみ【ペネトレイト】使います(ころころ)弱点抜きましたけど、意味なかったですか。

GM:ダークドワーフの古強者とタロスジャガーノートだね。全員かけらは入ってない。タロスの弱点は水・氷属性ダメージだから、現状だと誰もつけないか。

リュミエ:しかも炎無効だから範囲魔法撃てないんだよなー。

セレスト:それでも妖精魔法が弱点ですし、リュミエの火力に期待してますわ。かけらなしなら速攻で倒してしまいましょう。

ナザル:また、かけらは入ってないがトレジャーでHPマシマシとか言わんだろうな?(笑)

GM:大丈夫、トレジャーも入ってないよ。それじゃ、次は弱点隠蔽ね、こいつらは固定値使うから目標値は19。


 これには三人とも成功。続く先制判定は――


サージュ:先制値は18ですか。【イニシアティブブースト】Aでいれます。

ナザル:(ころころ)成功だ。

リュミエ:(ころころ)オレも成功。

GM:オーケー。では、そちらのターン――の前に、この戦闘での支援ダメージの説明をするね。

レアン:予想はしてたが、やはりあるのか……

GM:今の状況だと、周囲の戦況は君たちの方が優勢だから、そこまで酷いダメージは飛んでこないよ(笑)敵側は「威力20+11」1回、PC側は「威力20+9」1回だね。クリティカル値は10。

セレスト:威力が低くても、問答無用でクリティカルするのはやはり怖いですわ。

GM:戦場での流れ弾には、どんな強者でもやられるときはやられるからね。それじゃ、行動をどうぞ。

セレスト:まずは、魔法ダメージも強化できますし【フレンジィ】を使いたいですが、周囲に敵がいる限り戦いをやめられなくなるのがこの状況だと少し怖いですわね。

サージュ:タロスを速攻で倒すことを考えたら、お嬢様も攻撃に加わった方が良くないですか?

リュミエ:オレが両方通せれば、1ラウンドでタロスを一掃できそうだしね。

セレスト:そうですわね。では、あなたの魔法に期待しておきますわ。

リュミエ:任せて、お嬢様(笑)それじゃ、オレから行動するね……そういえば、こいつら何か喋ったりしないの?

GM:え?あー……ダークドワーフがタロスに何か言うけど、君たちにはわからない言語だね。

レアン:ふむ。ダークドワーフとタロスならドワーフ語だろうか。ま、ここは戦場だしな、悠長に敵に話しかけたりはしないか。

リュミエ:それもそうか。じゃ、3メートル前進して[妖精の加護]で土を選択。3倍拡大でタロス全員に【ぺブルショット】!5点魔晶石使うね(ころころ)低いなー、17じゃ指輪割っても抵抗抜けないか。

GM:固定値で19だからね。全員抵抗だ。あ、君たちから見て左からA、B、Cってことで。

リュミエ:了解。ダメージはA16、B13、C14。そして《ファストアクション》でもう一度、今度は頼むぜ兄弟(ころころ)19なんで指輪割って抵抗抜くよ。

GM:抵抗してもこのダメージだもんなー。これは持たないか。ダメージどうぞ。

リュミエ:A22、B20、C24。うーん、半分削れなかったか。でも、大丈夫そうだから【バークメイル】はけちる(笑)

サージュ:では【怒濤の攻陣Ⅱ:烈火】、【ヴォーパルウェポン】Aをナザル様に、そして【セイクリッド・ウェポン】を前衛の三人にかけますね。クリスタルを使って(ころころ)発動しました。

ナザル:感謝するぞ。さて、タロス全員を乱戦に巻き込むのは無理か。

セレスト:真ん中のBを目指しても、前に出てこられたら巻き込めませんわね。

ナザル:仕方ない、AとBの間を通るように移動する。

GM:それはBが前に出て移動妨害するよ。

ナザル:Bに【パラライズミスト】Bを使って乱戦エリアを作るぞ。これでAも乱戦エリア内だな?

GM:そうだね。ぎりぎり入っちゃうね。

ナザル:【ガゼルフット】と【マッスルベアー】を使って《撃爆投獣》を宣言。タロスBをAに投げつける。ピンゾロ以外で命中(ころころ)当たってAに34点のBに30点。さらにAに《踏みつけ》(ころころ)当たって26点ダメージだ。


 《ファストアクション》でもう一度同じコンボを食らって、タロスA、Bともに撃沈。


ナザル:綺麗にダメージが足りたな。なかなか気持ちがいいぞ(笑)

レアン:見事だな、ナザル殿。では、残りを仕留めるか。タロスCまで移動し、【マッスルベアー】だけ入れて《魔力撃》だ。(ころころ)当たって、ダメージは38点だな。

GM:残り16点。てか、〈ライロックソード〉で攻撃するの初めてじゃないか。

レアン:前回は最初から竜形態で戦闘開始したからな(苦笑)

セレスト:26000ガメルのアクセサリーでしたものね(笑)さて、残り16なら普通に殴りましょうか。練技は一応、【キャッツアイ】は使っておきますわ。(ころころ)危なかったですわ、【キャッツアイ】なしだったら外れていました。ダメージは低いですわね、22点です。

GM:12点止めて残り6!

レアン:支援ダメージでとどめを刺そう。(ころころ)回って24点だな。

セレスト:私のダメージいらなかったですわね……

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